6月19日 メルマガ会員限定ブログ

tencho-portraitどうも!稲垣です。

いつもブログを読んでくれてありがとうございます!

あのさ、スケボーって難しくない?

俺はいつも「どうしてこんな難しいものにハマってしまったんだ。」と思っているくらい、スケボーって難しいと思ってる。

でも、こんなに楽しいものもなかなかないんだけどさ。

でさ、上手いスケーターとかを見てると、軽々とトリックをやっているし、いつも絶好調に見える。

そこで、たまにパークで会う上手いスケーターに聞いてみたんだ。

「調子悪いって時あるの?」と。

そしたらさ、こんな答えが返ってきた。

「ありますよー。全然あります。いつもイメージ通りにいかなくて・・・」と。

ウソだろ!?と思ったけど、本当のようだった。俺からみるとほぼ完璧にみえる彼のトリックも、彼自身からするとまだまだイメージ通りにはできていなかったんだ。

「つーか、上手くてもイメージ通りじゃないってことは、スケボーって満足することできないんじゃない?」って思っちゃいそうだけど、それは違う。

スケボーって筋力や体力を鍛えて、点数や速さや重さや距離を競うものじゃない。

それよりも、自分との戦いっていう感じなんだ。

スケボーを始めたら最後。ずーっと、あなたが想像するイメージと実際の自分の動きのギャップを一致させたくて一致させたくてたまらないという状態になってしまう。

だから、仕事中でも、勉強中でも、運転中でも、頭の中はスケボーのことでいっぱいになっちゃうんだ。

で、たまーに、そのイメージにピッタリくる時がある。その時がたまらなく気持ち良くて楽しいんだ。これを味わうとスケボーがやめられなくなるって感じなんだよね。

これは初心者も上級者もプロも関係ない、スケボーをやめられなくなる理由のひとつだと思う。

俺から見ると「どこを改善する必要あるの?」って感じに見えている上手いスケーターも、自分のイメージと実際の動きを一致させたくて、毎日練習をしている。

「でも自分のトリックなんて初歩のトリックだし・・・」

と考える必要はないぜ。例え、一番基本のトリックのプッシュであっても、自分がイメージする理想の形でできているかどうかはすごく大事なんだ。

スケボーを手に入れてガムシャラに練習して楽しむのもOKだけど、一度自分の理想のイメージを頭で描いてみることがスケボーを長く楽しんでいく時には、とても大切。

イメージを描く時には、YoutubeやDVDでスケボーの映像をチェックしたり、スケボー雑誌の写真を見たりすると良いよ。

あまり難しく考えずに、「こんな風になりたい!」と感じた映像や写真を何度も何度も見て、練習の時には、そのイメージを思い出しながら練習する。

これだけで、あなたのスケーターライフは一気に楽しくなるから、絶対にやってみてね。

それじゃあ、今週のメルマガ会員限定ブログスタートです!

今日の内容は、
↓こんな感じです。

  • オーリーの時、腕の動きは重要なのか?
  • デッキやトラックを頻繁に変えても良いの?それとも1つに絞るべき?
  • オーリーの時のテールの弾き方

それでは、早速いってみましょう!


オーリーの時、腕の動きは重要なのか?

東京都東大和市 俺46歳さんからのメッセージです。

オーリーでのノーズ側の腕の動きが特に気になります。

上半身を屈めて伸び上がり空中姿勢に入るまで、多くのスケーターが縄跳びでもするかのように腕を回転させているような動きをしているように見えます。

大きな運動エネルギーを瞬間的に発生させて高さのあるオーリーに還元するためには、腕の使い方は重要なのでしょうか?

ちなみに20cm位の物越えとフロントサイドの180(低いけど….)までは出来るようになりました。どうしても縦コーンまで跳んでみたいです!

御教授の程、宜しくお願いします。

というメッセージ。俺46歳さん、ありがとうございます!

俺46歳は、46歳なのかな?だとしたら、この歳で縦コーンを飛んだらヤバイぜ。俺は46歳のスケーターが縦コーンを飛んだところを実際に見たことがないからね。そんな46歳が日本に現れたらスゴイよね!あきらめずに頑張っていきましょう!

で、質問のオーリーの時の腕の使い方。

確かに腕を大きく動かすスケーターは多いよね。

これは、無意識にやっていることがほとんどじゃないかな。

結論から言うと、腕の動きとオーリーの高さは、そんなに関係がない。

どちらかというと、バランスを取るために動いている・動かしているって感じ。

試しに、腕組みをして、腕が動かない状態でオーリーをしてみると、どれだけ自分が腕の動きに頼っていたかがわかるから、試してみてね。「全然できん!」って感じになるよ。

で、どうして、腕の動きとオーリーの高さには、関係がないかというと、これは俺の個人的な経験なんだけど、

オーリーの調子が良い時は、腕の動きが小さくなるんだ。

逆に調子が悪い時は、腕がグワングワン動いていることが多い。変な力が入ってるんだね。それで余計にオーリーのバランスが崩れてしまう。

オーリーの時、腕が動くのは全然OK。でも、理想は最小限の動きにすること。

オーリーってすごく繊細なトリックだから、ほんの少しバランスを崩すだけで完成しない。

だから、腕がムダに動いているとオーリーもキレイにメイクできないって感じ。

かといって、腕の動きに気を取られていると、足の動きに集中できない。

本当にオーリーって難しいトリックなんだ。

1点だけオーリーの時の腕の動きで意識すると良いのは、

最高到達点では、腕を下げる

ということ。これを意識すると、「空中で1回止まった感じのオーリー」ができるようになるんだ。

俺も全然完璧にできない動きなんだけど、プロや上級者は、必ずやっている動きで、これができないと高さはあっても、バランスが悪いオーリーになってしまう。

オーリーの時の腕の動きをまとめると、

  • 高さには関係ない。バランスを取るために動いている。
  • 腕は動いてOKだけど、最小限の動きに留めるように意識する。
  • 最高到達点で腕を下げると、安定して高いオーリーができるようになる。

って感じ。

腕の動きを意識できるようになるっていうのは、スケーターとしては一流の証。すごく難しいことなんだ。

だから、あまり意識するよりも、練習の回数をこなしていくうちに自然と身につくようにしたほうが良いと思います。

あきらめずに縦コーンにトライしていってください!俺46歳さん、ナイスな質問ありがとうございます!


デッキやトラックを頻繁に変えても良いの?それとも1つに絞るべき?

神奈川県南足柄市 Oさんからのメッセージです。

現在、デッキを2つ使用しており、1つは先日もお伝えしたように7.9インチにベンチャーで、もう1つは8インチにACEのHIで、月に1~2回程度パークのプールやランプで使用しています。

ベンチャーとACEで私でも乗り味の違いは何となくですが分かるので、特性の違うトラックで良いのか統一した方が良いのか悩み中です。

どちらも乗りにくさは感じていませんが、今後の事を考えると、やりにくさが出てくるのかなとも思いまして・・・
またしても微妙な質問ですが宜しくお願いします。

Oさん、ありがとうございます!

Oさんは、デッキを2台持っていて、滑る場所やシーンによって使い分けている。

でも、今後のことを考えると1つに絞った方が良いんじゃないか?と悩んでいるって感じだよね。

まずは俺の個人的な意見だと、1つに絞った方が良いと思う。とは言っても別にこれが正解じゃないから、それを前提で読んでもらいたいんだけど。

これは俺の体験談なんだけど、俺はショップを運営しているから、どうしても商品を実際に試さないといけないことが多い。自分が使ったことがない商品を売るっていうのを極力無くしたいと思っているからね。

そうすると、どうしても短期間に色んなデッキやトラックを使うことになるんだけど、これをすると、調子が悪くなるんだ。

特にトラックとウィールのサイズを頻繁に変えると調子が悪くなる。デッキを変えてもそんなに影響はない。

トラックとウィールを合わせて「足回り」と表現するけど、足回りっていうのは、車で言えばハンドルの部分。曲がり具合に直結する部分だよね。

イメージしてみて欲しいんだけど、自分が思ったように曲がらない車に乗るのって怖くない?

90度曲がるつもりでハンドルを切ってるのに、60度しか曲がらなかったら、カベに衝突してしまうよね。

スケボーの足回りもこれと同じで、自分が思ったように曲がれない足回りは、乗っていると怖いし、調子を崩す原因になるんだ。

つまり、自分が使い慣れている足回りの方が調子は良くなるし、プロは、デッキは何でも良いけど、足回りは譲らないっていう人が多いという話も聞いたことがあるくらいだ。

Oさんが使っているベンチャーとACEというトラックは、特徴的には真逆のトラック。

  • ベンチャーは、直進性が高く、カーブやステアに安定して向かっていきたいストリートスケーターが好むトラック。
  • ACEは、カービング性能が高くて、ボウルやプールスケーターが好んで使っているトラック。

という感じだから、乗っている時の感覚がかなり違うんじゃないかと思う。

Oさんは、どちらのトラックのことも理解して使っているから、乗り方も器用に使い分けていると思う。

ただ、あまり頻繁に足回りを変えると、Oさんの本当のスタイルが築きにくいことにもなるかもしれない。

足回りやデッキを滑る場所によって使い分けること自体は、それで調子が悪くなるってことがないなら全然OK。

でも、もしもOさんらしいスタイルある滑りをしたいっていう時は、1つに絞ったほうが、調子も上がるし、パーツ選びの基準がビシッと決まるのでオススメです。

Oさんは、パーツに関しての知識はバッチリだから、実際に色々と試してみると、ピッタリ合ったのが見つかると思います。この調子で楽しんでいきましょう!良い質問ありがとうございます!


オーリーの時のテールの弾き方

愛知県高浜市 Sさんからの質問です。

オーリーするときのデッキのテールを叩く感じがわからないです。

思い切り擦ってしまってもいいんでしょうか?

という質問。Sさんありがとうございます!

まず、デッキを叩く動作とすり上げる動作は、別の動きと考えた方が良いね。

  • テールを叩くのは、デッキを一度無重力状態にして、空中に浮かすため。
  • 前足をすりあげるのは、無重力状態のデッキをコントロールするため。

だから、思いきり擦っても、テールを叩くことはできないんだ。

それじゃあ、この2つの動きのどちらを先にマスターするのが良いかというと、

「テールを叩く」を先にマスターする方が良いね。

テールを叩くのは、オーリーの動きの中では簡単な方なんだけど、初心者の時は、とにかく恐怖心でデッキの上では何もできない。

まずは、オーリーの前に、プッシュやチクタクをして、デッキに慣れること。これが一番大事。

デッキに乗るのに慣れてきたら、やると良いオススメの練習方法が、座りながらのオーリー。

↓こんな感じ。

この映像では、前足のすり上げも一緒にやってるけど、最初はすり上げなくてOK。

デッキのテールを踏んで、「パチン!」という音が出るように練習してみてください。

キレイな「パチン!」という音が出てきたら、前足のすり上げを加えて、デッキを地面と平行になるようにコントロールしてみる。

その時、すり上げを思いきりやるのはNG。

あくまでもコントロールするだけ。すり上げっていう言葉は誤解を生みやすくて、ズリッ!と擦るような感じがしちゃうけど、違うんだ。

イメージ的には、速く撫でる感じ。前足の小指側をデッキにこすり付けてしまうと、デッキが浮かび上がってくる力を消してしまうから、速く撫でる感じでやってみてね。

テールを叩く動きと前足のすり上げは、同時に練習するとマジでワケが分からんくらい難しいから、

テールを叩く練習とすり上げる練習を別々にやってみるのがオススメです。

そして、テールを叩く練習と前足をすり上げる練習をする前に、安定したプッシュができるようになることがもっと重要です。

ケガに気をつけて、楽しみながら練習していってください!Sさん、ナイスな質問ありがとうございます!


プロスケーターは、トリック以外にもメチャクチャ得意なことがある

プロスケーターって、トリック以外にもあることに精通しているんだ。

だから、スケーターが作る「アレ」ってすごく使いやすいんだよ。

あなたのスケーターライフに役立つアイテムが見つかるので、下のリンクをクリックしてチェックしてみてね。

こちら→ https://hi5sk8.net/fourstar-traveler-backpack/


今日のメルマガ会員限定ブログはここまで。

もしもあなたもスケボーで困っていることや分からないことがあったら、どんどん質問を送ってください。

近況報告などのメッセージも大歓迎だし、相談や悩みごとでも全然OK。

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」なんて考える必要はないぜ。

あなたの質問が、全国の初心者スケーターの問題を解決するキッカケになるかもしれないからね。

ただし、すでに回答したことがある質問もあるかもしれないので、まずは「よくある質問ページ」をチェック。すぐにあなたの悩みが解決するかもしれないからね。

あとは、質問する前に自分で考えて行動してみること。トライすることこそがスケーターライフそのものだからね。

トライして上手くできたっていうメッセージも大歓迎なので、ぜひ俺に教えてくれ。

メッセージ送信フォームは、下のリンクをクリックしてください。

こちら→ https://hi5sk8.net/inquiry/

最後まで読んでくれてありがとうございます!

あなたのスケーターライフを応援しています。

一緒にスケボーを楽しんでいきましょう!

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