6月5日 メルマガ会員限定ブログ

tencho-portraitどうも!稲垣です。

いつもブログを読んでくれてありがとう!

スケボーの調子はどう?

オーリーが上手くいかなくてヘコんでない?

このブログでもいつも伝えてるけど、オーリーってマジで難しいんだ。

パッと見は「飛んでいる」ってだけの単純な動きに見えるけど、実は沢山の動きが絡んでいる。

しかも、どの動きも超重要で、ひとつでも抜ければ、オーリーは成功しないか、チグハグでかっこ悪いオーリーになってしまう。

ハッキリ言ってそんな簡単にマスターできるトリックじゃないんだ。

でも、上級者やプロスケーターは、いとも簡単にやっている(ように見える)。

「どうして自分はできないんだ!?」

「俺が知らないコツや練習方法があるはずだ!」

と考えて、インターネットで「スケボー オーリー コツ」とか「オーリー 簡単にできる」とか「オーリー 練習方法」って感じのキーワードを入力して検索する。

でも、手に入る情報はいつも同じ。

  • テールを弾く
  • 前足を突き出す
  • 飛び越えるものを徐々に高くしていく

といったあなたがすでに知っている情報ばかりだ。

「そんなんじゃない。それはもうやった。もっと簡単に、一発で解決する方法をくれ!」

って感じで、延々とネットサーフィンをしてしまう。

あなたはこんな経験したことない?

俺はあるぜ。ていうか、今の話は俺の体験談だ。

もしもあなたも俺と同じように、オーリーができるようになる新しいコツや練習方法を探しているなら、やめた方がいいぜ。

なぜなら、オーリーを簡単にするコツや練習方法なんてないからだ。

いや、もしかしたらあるかもしれない。あるかもしれないけど、それを探すのはやめよう。

あなたはすでにオーリーのやり方も練習方法も知っている。それを真剣にやろう。

楽しみながら真剣にやれば、必ずオーリーはできるようになる。

今あなたが「良いなぁ」と憧れている上級者もプロスケーターも、あなたが知っているコツや練習方法でオーリーができるようになったんだ。

彼らだけが知っているコツや秘密なんてないんだ。

むしろ、そういうコツやら情報さえ知らないし探さないスケーターの方が、どんどん上手くなっていく。

実際に上手いスケーターにコツを聞いても、

「勢いですかねえ」

「ここでスパーンって感じで」

「フワっていう意識で」

という長嶋茂雄もビックリのフンワリしたアドバイスしか返ってこない。しまいには、「ノリで!」っていう究極のアドバイスが返ってくる。

そんな彼らがどうしてどんどん上手くなって、しかも楽しそうなのか。

それは、目の前のことを真剣に楽しんでいるからだ。

昔読んだ、成功についての本にはこんなことが書かれいていた。

なかなか稼げない人は、稼いでいる成功者を見て、こんな風に思っている。

「何か悪いことをしているんだろう。」「俺が知らない情報を持っているから稼げるんだ。」と。

そして、一発で稼ぐことができる成功方法や情報を探し続けている。結果、探し続けているだけで、何も行動していない。

一方、本当に稼いでいる人は、誰でもできる当たり前のことをコツコツと続けているだけだった。

オーリーもこれと同じなんだ。

もしもあなたが「もっとオーリーを簡単にしたい」「すぐに高さを出せるようにしたい」と考えて、色んな情報を探し続けているなら、

探すのはやめて、今知っている方法を疑わずに真剣にやろう。

それがオーリー成功への一番の近道だからね。

それじゃあ、今週のメルマガ会員限定ブログスタートです!

今日の内容は、
↓こんな感じです。

  • オーリーの時、テールを上げるためにはどうしたら良いのか?
  • キックフリップをエアキャッチする方法
  • オーリーの時の「前足をすり上げる」はウソだった?

それでは、早速いってみましょう!


オーリーの時、テールを上げるためにはどうしたら良いのか?

神奈川県南足柄市のOさんからのメッセージです。

オーリーについてアドバイスを頂きたいのですが、テールが上手く付いてこなくて飛ぶと / ←こんな感じでデッキが斜めになってしまいます。

見てもらってのアドバイスが一番だと思うのですが、稲垣さんの経験等からテールを上げるための意識や練習方法などを教えて頂ければと思います。

今でも充分楽しんでいるのですがキレイに跳べたら、もっと楽しくなると思いまして。お忙しいとは思いますが宜しくお願いします。

というメッセージ。Oさん、ありがとうございます!

これはオーリーが浮いてきた頃に誰も悩むことだよね。

オーリーの時、ノーズは比較的カンタンに上がるようになるけど、テールはなかなか上がってこない。

上級者のオーリーを見ているとテールが「クイッ」ってキレイに上がってるよね。

Oさんの言うとおり、テールがキレイに上がるようになれば、スケボーはもっと楽しくなる。物を飛び越えるのも楽になるし、色んなトリックの成功率も上がるから、なんとしてもマスターしたい動きだよね。

テールをキレイに持ち上げるための練習方法は、障害物を飛び越える練習をすること。しかも、今のOさんでは少しキツイかもってくらいの高さを飛び越える必要がある。

恐怖心も感じるし、実際に転ぶことになると思うけど、トライするしかないんだ。

スケボーって、自分のマックスの力の7割くらいでできることをやってるのが気持ちよくて楽しい。

でも、自分ができないことをマスターする時は、怖くて痛いことを覚悟してトライするしかないんだ。

そして、それを繰り返すことで、どんどんスキルアップするし、マックスの力も大きくなっていく。

上級者やプロが、俺達では考えられない高さやスピードのトリックを軽々やっているのは、マックスの力が半端ないから。

でも、そこに辿り着くまでに、恐怖や痛みを覚悟してトライしているんだ。

障害物を飛び越えるオーリーをすると、必ず前足を突き出す動きが必要になってくるんだけど、これがテールを持ち上げるために必要な動き。

スケボーは足とデッキがくっついていない。だから、物理的に後ろ足でテールを持ちあげることはできない。

つまりテールを持ち上げているのは、前足ってことなんだ。

オーリーマスターのリース・フォーブスっていうプロスケーターが、こんな風に言っていた。

「オーリーはとにかく前足だ。」

と。前足の動きに集中して練習することで、テールを持ち上げることができるようになるよ。

あとは、ある程度オーリーができるようになったら、テールマニュアルを練習するのがオススメ。

テールマニュアルっていうのは、↓こういうトリック。

オーリして段差に乗って、ノーズ側を持ち上げたまま進んでいくトリック。

このトリックは、必ずテールがキレイに持ち上がっていないとメイクできないトリックなんだ。

テールマニュアルを練習することで、自然にテールを持ち上げる前足の動きや飛び上がるタイミングをマスターすることができるから、ぜひトライしてみてね。まずは、低い段差から始めて、徐々に高くしていくと良いと思います。

Oさん、ナイスな質問ありがとうございます!


キックフリップをエアキャッチする方法

東京都江戸川区 Aさんからのメッセージです。

稲垣さんこんばんは!

僕は最近低いキックフリップができるようになって、ずっと高さを出そうと練習しています。

その中で、デッキは高く上げられるようになってきたのですがエアーキャッチがうまくいかず、デッキの上に乗れません。

エアーキャッチのコツを教えてください!
お願いします!

Aさん、ありがとうございます!

キックフリップのエアキャッチ。良いよね。できたら最高だよね。友達や家族に見せつけてドヤ顔したいよね。

俺もキックフリップは大好きなトリックで、初心者の時は、「キックフリップができるようになったら満足。スケボーやめても良いわ」なんて言ってた。まぁできるようになっても満足してないし、スケボーもやめてないんだけどさ。

で、大好きなトリックだから、アホみたいに練習したぜ。そして、キックフリップのエアキャッチは、マジで気持ち良い。あるスケーターは、

「キックフリップができるようになると、本当にスケボーがやめられなくなるヤバイトリック」

と言っていた。それくらい中毒性があるトリックなんだ。分からない人のために、↓これがキックフリップ。

空中で板を1回転させるトリック。

キックフリップをエアキャッチするためのコツは、

  • オーリーもしっかり練習する。
  • スタンスをできるだけオーリーに近づける。

の2つ。

キックフリップは、オーリーの前足の突き出しの部分を、足首のスナップに変えたものだと考えて欲しいんだ。

オーリーが安定していないとキックフリップはできないし、エアキャッチもできないからね。

だから、まずはオーリーをしっかり練習すること。

これは俺がよくやる失敗なんだけど、キックフリップを意識し過ぎて、テールを弾けなくなることがある。

テールをしっかり弾かないと、キックフリップのエアキャッチはできない。

オーリーとキックフリップは、前足の振り抜き以外は、ほぼ同じタイミングと動きだから、オーリーの完成度がとても大事になってくるんだ。

もう1つの、スタンスをできるだけオーリーに近づけるっていうのは、どういうことかというと、

キックフリップって、前足でデッキを1回転させるトリックだよね。だから、回転させやすいように、前足をオーリーの時よりも、後ろ(背中側)に引いて練習することが多いと思うんだ。↓こんな感じ。

kickfrip-stance

最初はこのスタンスの方が、デッキを回転させるコツをつかみやすいんだけど、高さが出しにくい。

だから、少しずつ、ミリ単位でもOKだから、徐々にオーリーと同じスタンスに近づけていく。

すると、キックフリップでもオーリーと同じくらいの高さが出せるようになって、エアキャッチもやりやすくなるよ。

俺は、キックフリップをする時でもオーリーと同じスタンスになってから、エアキャッチが安定してきました。

キックフリップはすごく難しいトリックに感じるけど、実はオーリーをマスターするよりは全然カンタン。

オーリーで30cmくらいの障害物を飛び越えられるようになったら、意外とカンタンにできるようになるトリックだから、どんどんトライしてみてね。

Aさん、良い質問ありがとうございます!


オーリーの時の「前足をすり上げる」はウソだった?

兵庫県神戸市のHさんからのメッセージです。

昨年夏くらいからスケボーを始め、慣れてきた頃にオーリーの練習を開始しましたが、結局その時はコツが掴めず、ここ半年程はオーリーから離れることにし、

先日こちらで購入したクルーザーに乗って休日に近所をフラフラしてました。

お陰で、単純に乗るだけならかなり安定してきて、息子(8歳)の自転車と変わらない位のスピードは出せるようになりました。

その様な中で、もう一度オーリーに挑戦し始めています。

すると、乗る事自体に慣れたせいか、すぐにコツの様なものが分かってきました。

要はこれって、後ろ足で蹴る事を練習するよりも、まずは蹴らずに二重跳びの要領で板から飛び降りる事を覚えた方が良いですね。

板に乗って、真上にピョンと跳んで前方(板の外)に着地する。

その後、徐々に後ろ足で板を弾きながら飛び降りるように変えていって、(飛んだ後、体の後ろで板が弾かれて宙に浮いている状態になる)

それから飛び降りずに板の上で動作が完結するようにすれば、比較的蹴るタイミングが掴みやすいなと思いました。

また、いろいろな所で「前足は擦り上げる」という文言を目にしますけど、これはあまり意識せずとも勝手にそういう形になりますよね。

それより、前足は前方に出して板をコントロールする事を考えた方が、結果的に上手くいくように感じています。

僕はずっと、後ろ足で板を蹴る事を考えていたんですけど、これだと板を踏んでしまうので板が上がってこないです。

板は蹴るんじゃなくて、跳んで弾く。
前足は擦るんじゃなくて、前に押し出す。

一般的によく言われている事は、正しいと言えば正しいのでしょうけど、場合によってはミスリードを引き起こしてるんじゃないかなって思ってます。少なくとも、僕にはそうでしたんで。

ビデオに撮って確認する限りは、ここ一週間で10cm位は浮くようになってます。

まだ空中で板が平行になるには至ってないですが、これは前足をもっと上手く使えれば徐々に出来てくるのかな、と思うので、そろそろ物を飛ぶ練習をして行こうと考えてます。

というメッセージ。Hさん、ありがとうございます!

質問ではなくて、近況報告だったんだけど、すごく良い内容だったから紹介させてもらったんだ。

Hさんのメッセージからは大事なことが2つ読み取れる。

1つ目は、

乗る事自体に慣れたせいか、すぐにコツの様なものが分かってきました

っていう所。前は分からなかったコツが、プッシュに慣れてからだと、すぐに分かるようになる。

これはスケボーを長く楽しんでいく時にメチャクチャ大事なことなんだ。

「このトリックをマスターしたい!」という思いでガムシャラにやっている時は、全然できなかったのに、

違うトリックを楽しみながらやっている時に「あれ、なんかできそうな気がする」と思ってやってみたら、いきなりできるってことがある。

特にプッシュは、シンプルで簡単なトリックに見えるけど、デッキに乗っている時のバランス感覚、足の裏の感覚、視点など、スケボーのトリックのために必要なことが、自然に身につく最高のトリック。

オーリーが上手くならないと悩んでいる人は、積極的にプッシュを練習することで、最初のカベをスムーズに越えられることがあるので、ぜひ試してみてね。

で2つ目は、

板は蹴るんじゃなくて、跳んで弾く。
前足は擦るんじゃなくて、前に押し出す。

一般的によく言われている事は、正しいと言えば正しいのでしょうけど、場合によってはミスリードを引き起こしてるんじゃないかなって思ってます。少なくとも、僕にはそうでしたんで。

というところ。

オーリーについて調べると必ず言われているのが、「前足はすり上げる」ということだよね。

きっとあなたもこれを意識してオーリーの練習をしているよね。

でも、Hさんは、このイメージが逆に上手くいかない原因になっているかもしれないと言っているんだ。

これは俺もたまに思うことがある。

前足をすり上げることを意識し過ぎると、余計にオーリーが低くなってしまうことがあったんだ。

で、よくよく考えると、前足はデッキを地面と平行にするために動かすわけだから、すり上げているだけでは、デッキは平行にはならないんじゃない?ということに気づいたんだ。

そこで、すり上げるってことを一旦無視して、「デッキを地面と平行にすること」を意識して前足を動かすと、デッキが平行になるようになったんだ。

でもね、ここがややこしいことなんだけど、この前足の動きを言葉で伝えようとすると、やっぱり「前足はすり上げる」ってことになっちゃうんだ。

実際に、上級者もプロも前足をすり上げてるしね。

Hさんは、言葉のままをやってみて上手くいかなくて、自分なりに解釈し直してトライを続けた結果、上手くいった。

自分で考えて行動したっていうのがメチャクチャ大事なことだと思うんだ。

誰かの言葉をそのままやっているのと、自分で考えてトライして、修正して、またトライしてっていうことでは、パッと見は同じでも、楽しさが全然違うと思わない?

今日のブログで書いた「真剣にやる」ためには、必ず自分で考える必要がある。

スケボーが単なる子供の遊びではなくて、世界中の大人をムキにさせているのは、こういう奥深さがあるからなんだ。

体を動かす楽しさだけじゃなくて、分からなかったことが分かるようになる感覚、ゲームを解いていくような気持ち良さがスケボーにはあるんだ。

オーリーのやり方や感覚も人それぞれ。「前足をすり上げる」という動きも、あなたにピッタリの捉え方が見つかると思うから、楽しみながらトライを続けていこうぜ。あなたのオーリーの成功を応援しています!

Hさん、ナイスなメッセージありがとうございます!


プロスケーターは、トリック以外にもメチャクチャ得意なことがある

プロスケーターって、トリック以外にもあることに精通しているんだ。

だから、スケーターが作る「アレ」ってすごく使いやすいんだよ。

あなたのスケーターライフに役立つアイテムが見つかるので、下のリンクをクリックしてチェックしてみてね。

こちら→ https://hi5sk8.net/fourstar-traveler-backpack/


今日のメルマガ会員限定ブログはここまで。

もしもあなたもスケボーで困っていることや分からないことがあったら、どんどん質問を送ってください。

近況報告などのメッセージも大歓迎だし、相談や悩みごとでも全然OK。

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」なんて考える必要はないぜ。

あなたの質問が、全国の初心者スケーターの問題を解決するキッカケになるかもしれないからね。

ただし、すでに回答したことがある質問もあるかもしれないので、まずは「よくある質問ページ」をチェック。すぐにあなたの悩みが解決するかもしれないからね。

あとは、質問する前に自分で考えて行動してみること。トライすることこそがスケーターライフそのものだからね。

トライして上手くできたっていうメッセージも大歓迎なので、ぜひ俺に教えてくれ。

メッセージ送信フォームは、下のリンクをクリックしてください。

こちら→ https://hi5sk8.net/inquiry/

最後まで読んでくれてありがとうございます!

あなたのスケーターライフを応援しています。

一緒にスケボーを楽しんでいきましょう!

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