DGK Skateboards(ディー・ジー・ケー スケートボード)のチームモデルデッキ「Black Bookシリーズ」を紹介します。
このシリーズは、DGKでは定番のシリーズ。カラーを変えながら毎シーズンリリースされています。DGKらしく、ノートをタギングで埋め尽したグラフィックは、不良の香りがプンプン漂ってきます。
タギングといのは、グラフィティライターが、街中に一瞬で自分のネームや出身地を描くスタイルです。見つかるとヤバイので、一瞬で描く必要がありますね。
ストリートスケートも、勝負を一瞬で決めなければいけない時があります。
パークやランプとは違い、ストリートスケートは、キックアウト(スポットから追い出される)が日常茶飯事。追い出される前に、自分が狙っていたスポットでトリックを決めなくてはいけません。なので、スケーターはトリックの成功率をとても気にします。低い成功率のトリックでは、街で自分のスタイルを表現することが出来ないのです。
街を歩いていて、明らかにスケートボードで削った跡がある、縁石やハンドレールを見かけると、
「あ、ここで誰かトリックメイクしたのかな。」
と分かります。そのスポットが、すぐにキックアウトされそうなスポットだと、その評価はさらに高くなります。成功率が高いスケーターなんだな、と分かるからです。
街に小さなダメージを与えて、またどこかに移動するスケーター
街に自分の表現を一瞬で残して去っていく、グラフィティライター
両者の共通点がデザインされた、DGKのBlack Bookシリーズデッキ。DGKらしい、スキルとスタイルを表現していますね。
たった一つの街灯が照らす、キックアウトが絶対のスポット。
いつも窓から顔を出して、スケーターを一喝するオッサンに、
うるさい、と思わせる時間も与えず、
トリックをメイクして、街に消えて行くスケーター。
っていう映像が浮かびます。カッコ良すぎかな。