スケボーは、足し算ではなく、掛け算で楽しめるからやめられないのだ。

スケボーは、足し算ではなく、掛け算で楽しめるからやめられないのだ。

スケボーは、足し算ではなく、掛け算で楽しめるからやめられないのだ。

どうも!稲垣です。

2020年の東京オリンピックでスケボーが正式種目に決まってからというもの、日本のスケボー界がザワ・・・ザワ・・・ってしているって話を耳にしたり、目にしたりするんですけど、実際はどうなんでしょう?

今までシーンを支えてきたストリートスケーター達を置いてけぼりにして、企業や広告代理店の利益優先でコトが進んでいるなんて情報もあったぞ。大丈夫か?

2020年の東京オリンピックをキッカケに、スケーター達にとって良い変化があることを願ってます。

そんで、今日は、スケボーの面白さの真髄っていうか、スケボーを楽しむ時に知っておくと良い方程式みたいなのを見つけたので、ブログでシェアしようと思います。

僕は、世の中のことって、何事も足し算ではなく、掛け算で考えると良いことがあると思っていて、足し算とか引き算で決められることって、大体が退屈なんですよ。

学校のテストなんて、まさに引き算で決められる代表ですよね。

100点満点の試験を作って、間違えたら減点。減点が少なかった人が勝ちっていうシステム。これって、大体つまらなくなっていきます。参加している人が攻めにくいというか、守りに入ったほうが勝ちやすいから、だんだん保守的なゲームになっていってしまって、新しいことが生まれたり、熱狂することが少ないです。

あと、足し算だけで価値が決まるというのもあんまり面白くなくて、力がある人、お金がある人、元から才能がある人っていうのが、どうしても勝ちやすいルールになりがち。100m走とかはそういった類の競技だと思う。あとは、生まれた時から身分が決まっていた時代とかも足し算ルール。

で、掛け算になると何が良いかって言うと、ある部分では負けていたとしても、他の部分で圧倒的に努力したり、想像力を働かせることで、弱い者が強い者に勝つことができるってことなんです。

っていうのをスケボーに当てはめると、スケボーってめちゃくちゃ掛け算の遊びなんだってことに気がついたんですね。

例えば、スケボーが足し算の遊びだったとしたら、すごく退屈です。

トリックの数が多いやつ、トリックの高さが高いやつ、スピードが早いやつっていうのが楽しくて勝ってしまうゲームになってしまう。

だけど、スケボーって、そういう、力とか数を競う遊びでもスポーツでもないわけです。

例えば、できるトリックがオーリーだけだとしても、ストリートにでかけていったら、いくらでも掛け算で遊べてしまう。

ストリートって、同じ状況で同じ素材で同じ角度で同じ路面のスポットって何ひとつない。

オーリー ✕ スポット

っていう方程式の、スポットの部分はある意味無限。

さらに、これに、さっきの高さとかスピードを加えると、

オーリー ✕ スポット ✕ 高さ ✕ スピード

みたいになって、出てくる答えは、マジで無限です。

4つの要素の掛け算になってくると、

「俺のオーリーは高さはない。だけど、人が選ばないスポットを選ぶことで違いを表現できるし、自分も楽しい」

って感じで、一目置かれるスケーターになるチャンスがある。

方程式を一番簡単な形に戻そう。

トリック ✕ スポット

この一番シンプルな方程式を覚えておくだけで、スケートライフの楽しさは、無限大に広がっていく。

僕自身も、できるトリックの数ってすごく少ないんです。両手で数えられるほどのトリックしかない。

スケボーが、足し算ルールの遊びだったら、とっくの昔に退屈になってやめていたと思うんです。

だけど、少ないトリックしかできなくても楽しめるのがスケボーの奥深さなんです。

プッシュさえ覚えたら、それまでなんでもなかった街が一気に楽しい場所になる。

オーリーを覚えたらある意味おしまいで、どこにいても、「あそこでオーリーしたら楽しいんじゃないか・・・」という中毒症状に苦しむことになる。

たった1つのトリックを持って街にでかけたら、何通りもの楽しみ方ができて、自分を表現することもできてしまうのがスケボーなのです。

いつも同じ場所で同じトリックをしていると、やっぱり少しずつ飽きてくるんですよね。

パークで滑るのが中心の今の時代だと、よけいに飽きやすいし、トリックが少ない人にとっては、退屈になりがち。

そんな時は、街に出かけてスポットを見つけてみると良いと思いますが、そこで起きることは全て自己責任ですよー。

ストリートが苦手な場合は、セクションを自作して空き地に持っていって楽しむのもアリです!

今日のブログは、プロスケーターの伊藤慎一さんのインタビューを読んで気づいたことを書きました。

↓この言葉にズキューン!と来ました。

自分、実はパークで滑るのがあんまり好きじゃないんですよ。パークに行っても1時間くらいで飽きちゃう。自分ができることが決まってるし。でも、新しいところに行ったらゼロからのスタートじゃないですか。パークだと何回も行ってたりするから同じことの繰り返しになってしまう。だけど、新しいスポットに行けば簡単な技でもゼロからのスタートなんです。それが楽しいんですよ。

すごく良いインタビューだし、滑りもメチャクチャカッコイイです。ぜひチェックしてみてくださいね!こちら→ http://www.vhsmag.com/features/itoshin-jp/

今日のブログが、あなたのスケートライフを楽しくするのに役立つと嬉しいです(^^)

ケガに気をつけてスケボー楽しんでいきましょう!

Hi5 稲垣より

SNSでフォローする