スケートボードは、やる気と勢いだけでも上手くなるし、楽しい遊びです。
でも、トリックのひとつひとつは、とても繊細。微妙なズレが失敗につながることもあります。なので、たまにはスケボーのパーツの調整をしてやるのも大事です。
今日は、「ベアリングの交換」です。
最近、僕の元に寄せられる質問で多いのが、
「ベアリングの交換ってどうやるんですか?」
という質問です。
あなたはどう?ベアリングの交換したことってある?
ベアリングは、壊れない限り使えるけど、ウィールを新しいのに変えたり、規格(速さ)を変えてみたりしたい時は、交換作業が必要ですね。
スケボーのベアリング交換には、専用の工具があるのですが、1万円くらいします。でも、そんなの使わなくてもベアリングの取り外し、取り付けは簡単に出来るので、挑戦してみましょう。
ベアリングの交換の工程は、こんな感じです。
(1)トラックからウィールを外す。
(2)ウィールからベアリングを外す。
(3)ウィールにベアリングを取り付ける。
ベアリングは1台のスケボーに8個付いているので、それなりの作業ではありますが、コツを掴めば誰でも簡単に出来ます。
それでは、ベアリング交換いってみましょうー。
まずは、4個のウィール全てを、トラックから取り外します。
トラックのナットを緩めてウィールを取り外します。スケート専用ツールを使うと楽ちんですよ。
スケートツールのご購入はこちら→ スケートツール一覧ページへ/
ウィールを全て取り外しました。
次は、ウィールからベアリングを取り外します。
ウィールからベアリングを取り外します。
トラックのシャフトにベアリングを引っ掛けて、ウィールを「栓抜きのように動かして」ベアリングを取り外します。
言葉では表しにくいので、映像でチェックして下さい。
どうですか?分かりましたか?
最初は、ベアリングを壊してしまいそうで怖いですが、コツを掴めば簡単なので、トライしてみて下さいね。
ウィールにベアリングを取り付けます。
まずは、新しいベアリングを用意します。
今回、僕が使うのは、Diamond supply co.のABEC 5。最近は、ABEC 7よりも、スピードの調節がしやすいので、ABEC 5を選んでます。
それでは、ウィールにベアリングを取り付けていきましょう。
まずは、ベアリングをトラックのシャフトへ。
ベアリングの上にウィールを乗せます。
ベアリングの上にウィールが乗っかっている状態になります。
そこから両手でウィールを掴んで、体重を乗せてウィールにベアリングを取り付けます。押しこむ感じです。
この時、ベアリングが斜めに入ったりすると、ウィールが真っ直ぐ綺麗に回らなくなるので、何度かウィールを回して、グリグリと押し込んで下さい。これも映像を見てもらうと分かりやすいと思います。
けっこう力が必要ですが、体重を真下に向けて乗せてやれば、「ギュ、ギュ」という音をさせながら、ウィールにベアリングが入っていきます。
どうでしたか?
ベアリング交換、自分で出来そうですか?
最初は、お店や上級者の友達に組み立てて貰っても良いけど、少しずつ自分でパーツの交換や組立が出来るようになると良いと思うよ。
なぜかというと、これは僕の個人的な法則で、
「スケボーの調子が良くて、盛り上がっている時に限って、スケボーは壊れる。」
からです。
なぜか、みんなで盛り上がっている時に、自分のスケボーだけ壊れる。
オーリーのコツが掴みかけている時に限って、パーツが壊れる。
こういうことがあるから、メンテナンスやパーツの交換は自分で出来る方が良いですね。
ツールやスペアパーツを準備しておけば、もしもの時も安心です。
それに、自分のスケボーを色々いじるのって、昔プラモデルやラジコン屋ミニ四駆を改造したり、いじっていたりしていた感覚と同じで、すごく楽しい。
手を油で黒くしながら、スケボーをいじる休日ってなかなか良いよね。
・もう少しスケボーを速くしたい・遅くしたい。
・ベアリングの調子が悪い。
・ウィールを交換したい。
って思ってたあなたは、ぜひ一度ベアリング交換にトライしてみて下さいね。