どうも!稲垣です。
スケボー初心者応援ショップHi5(ハイファイブ)へアクセスしてくれてありがとう!
このホームページでは、怖い根性論や難しいテクニックの話は出てこないからさ、リラックスしてゆっくり色んな記事やアイテムをチェックしていってください!
でさ、スケボーの調子はどう?
オーリーは上達した?トリックは決まってる?
あなたがバシバシトリックを決めてるなら良いんだけど、もしも、↓こんな風に感じているなら、
最近、スケボーの乗り心地が良くない・・・
自分が思った方向に曲がったり、進んだりできない・・・
オーリーの時のテールの弾きがイマイチ・・・
スケボーが重たく感じる・・・
このページの内容は要チェックだ。このページでは、スケボーで最も大事と言われているパーツ、トラックの選び方について説明しているからね。
「トラック?デッキの方が大事でしょ?」
と思った?実はそれは間違いなんだ。
スケボーで最も大事なパーツは、トラック。
トラックが自分に合っていないと、楽しく滑ることも、トリックを上達することも難しくなってしまうからね。
それじゃあ、まずは、どうしてトラックがそんなに大事なパーツなのかを、あるエピソードと一緒に紹介します!
以前、プロスケーターが来日した時、俺もデモを観に行ったんだ。アメリカのトッププロスケーターの滑りはマジでヤバかった。
でね、デモの最後にプロスケーターが、その時使っていたデッキにサインをしてプレゼントしてくれるということになったんだ。Youtubeの映像なんかでよく見る、ファンに向かってデッキを投げるヤツ、あれをしてくれたんだ。会場は大盛り上がり。憧れのプロが実際に使っていたデッキがもらえるんだから、そりゃあ嬉しいよね。
デッキ投げが終わった後もファン達の興奮は冷めなくて、調子こいた俺達は、「トラックもくれ!サイン入りでくれ!」と要求してみたんだ。そしたら、そのプロスケーターはどうしたと思う?
トラックを両腕で大事そうに抱え込んで、「これはやらん!絶対に!」って感じで、完全拒否!
そのプロスケーターは、GIRLカンパニーというスケートボード会社の副社長。金はある。トラックくらいくれても良さそうでしょ?でも、くれなかった。俺はその時に思った。
「やっぱり、プロは自分が気に入ったトラックを大事にするんだ。」と。
プロや上級者ほど、デッキじゃなくてトラックを大事にする。スケボーで飯を食っているスケーターが大事にしているトラックは、滑りやトリックにとって、メチャクチャ重要なんだ。
どうしてトラックは、スケボーを楽しむ時にそんなに重要なパーツなのか?それは・・・
やっぱさ、スケボーって、スケートボードっていうくらいだから、ボード(板)つまり、デッキが大事だと思っちゃうよね?
で、実際、デッキ選びも重要なんだよ。軽く見て良いってわけじゃない。でも、デッキを頻繁に変えても調子が上がらないことってあるでしょ?
俺も昔、デッキを次々に変えても、「どうもしっくり来ないんだよなぁ」という時があった。
その時に、友達のスケーターからもらったトラックを使ってみたら、一気に滑りが良くなったことがあったんだ。
「デッキよりもトラックのほうが乗り心地が変わる」
という経験をしてからは、自分の滑りを根本的に変えたい時は、デッキよりもトラックを変えるようにしています。
で、トラックを変えると何が変わるのか?気になるよね?
トラックを変えることで、変わるのは↓この2つ。
デッキを変えただけだと、オーリーの感覚しか変わらない。
でも、トラックを変えると、曲がり具合も絡んでくるし、デッキとの相性も関係してきて、一気にあなたの滑りやトリックが変わる可能性があるんだ。
それじゃあ、曲がり具合とオーリーの感覚は、どんな風に変わるのか?
スケボーのトラックは、車で言うと、ハンドルとシャーシの機能を持っています。
ハンドルは分かるよね?右に回せば車は右に曲がる。左に回せが左に回る。
でさ、ちょっと想像してみて欲しいんだけど、自分が思ったように曲がらない車。怖くない?
自分は90度曲がるつもりでハンドルを回しているのに、100度曲がっちゃうとか、逆に50度しか曲がらないとか。メチャクチャ怖いよね?
もしも、あなたがスケボーに乗っていて、障害物や縁石に向かって行く時、自分が思ったように進んでいかないスケボーだったらどう?
怖いし、トリックを成功できないよね。楽しくないよね?
これは、デッキを変えても解決しない問題なんだ。もしもあなたが、スケボーに乗っていて、オーリーをする前に、
という場合は、トラックが合っていない可能性がある。自分に合ったトラックを見つけることで、安定して目標に向かっていくことができるようになって、トリックの成功率もグンッと上がるよ。
次に、シャーシ。これはちょっと聞き慣れない言葉かもしれない。
シャーシっていうのは、車の骨組み・枠組みのこと。
車の車高、車長、車幅は、シャーシで決まる。
つまり、スケボーの車高、車長、車幅も、トラックで決まるということなんだ。
デッキもシャーシの機能を持っているけど、メインはトラックが担っている。
トラックを変えるだけで、スケボーの車高、車長、車幅が変わる。これらは、全て曲がり具合とオーリーの時のテールの弾き具合に影響することなんだ。
それじゃあ、高さ、長さ、幅が変わると、あなたの滑りやトリックはどんな風に変わるのか?
トラックを変えると、スケボーの高さ、長さ、幅が変わる。これには、メリットもデメリットもある。
このメリットとデメリットを理解して、トラックを選んで練習していくことで、あなたのスタイルになっていくんだ。
それじゃあ、まずは高さ。
トラックには、ハイとローという2種類の高さがあります。ハイが高くて、ローが低い。それぞれのメリットとデメリットは、↓こんな感じ。
それぞれのメリットが逆にデメリットになっているのも分かるかな?必ず良い面と悪い面がある。完璧なトラックというのは存在しないんだ。
あなたに「どんなスケーターになりたいか?」という基準があれば、メリットがデメリットにもなるし、デメリットがメリットにもなるということ。
例えば、「とにかくオーリーの高さを追求したい!」というのであれば、ハイを選ぶと良いし、
「連続でトリックを決めるスタイルを目指したいから、安定性が高いトラックが良い」という感じなら、ローを選ぶと良いよね。
または、「今はハイを使っているけど、安定感がなくてしっくり来ない」という感じなら、ローを選ぶと良い。
次は、長さ。
長さと言われてもピント来ないかもしれないけど、これは、ウィールベースといって、前後のウィールの距離のこと。
ウィールベースも高さと同じでメリットとデメリットがある。
これも、高さの時と同じで、あなたが目指すスタイルや抱えている悩みから選ぶと良い。
もしも、「連続してトリックを決めるスタイルを目指したい」と思っているなら、ウィールベースが長いトラックを選ぶと良いよね。その方がグラつきが少なくて、安定して次のトリックにトライできる。
「オーリーの前にグラグラして安定した態勢がとれない」と悩んでいるとしたら、ウィールベースが長いトラックがオススメ。
「コンクリートパークやボウルでカービングを楽しみたい」というスタイルなら、ウィールベースが短いトラックが良いね。
最後は、幅。
トラックの幅は、曲がり具合とトリックの感覚に関わってくる大事な要素です。
幅が広い場合と狭い場合のメリットとデメリットは、
という感じ。やっぱりメリットとデメリットがある。
幅は、デッキのサイズとの兼ね合いもあるから、トラック単体では決めにくい要素です。
安定性能が高いスケボーにしたいなら、幅が広いトラックを選ぶのがオススメです。スピードを出すスタイルやランプ、ボウルで滑るスケーターにもオススメ。
回転系トリックを多用したテクニック中心のスタイルなら、幅が狭いトラックがオススメだね。
カービングを楽しむクルーザーデッキの場合も、幅が狭めがオススメ。
以上が、トラックを交換すると変わる、高さ、長さ、幅の特徴です。
最近は、軽量化されたトラックが人気。
スケボーのトリックって基本的に飛び上がることがほとんどだから、軽いトラックの方が飛びやすいし、高さも出るし、疲れにくいっていうメリットがある。
だったら、重たいトラックいらなくない?
って思っちゃいそうだけど、実は重たいトラックにも良さはあるんだ。
まずは、耐久性。軽いトラックって、色んな所を空洞化したり、薄くしたりして、耐久性が落ちているんだ。すぐに壊れるってことはないけど、やっぱり軽量化されたトラックは、壊れやすいリスクがある。軽量化されていないトラックは、重たいけど、その分、長く使えるから、出費を少なくすることができる。
そして、重たいトラックは、オーリーの時の前足の食いつきが良いというメリットもある。
オーリーってテコの原理を使って飛び上がるトリック。その時、一番大きく動く部分が、ノーズの部分。
テールを弾いたら、一気にノーズが持ち上がってくるよね?
この時、軽いトラックよりも、重たいトラックのほうが遠心力が大きく働く。すると前足への食いつきが良くなるんだ。
最後に、価格が安い。
軽量化されたトラックは、どうしても価格が高くなる。重たいトラックは、手間がかかっていない分、価格が安いのが嬉しい。しかも、さっきも書いたように長持ちする。コストパフォーマンス的に考えるあなたは、ベーシックで重たいトラックを選ぶのもアリだぜ。
トラックに関してよくある質問をまとめてみたよ。あなたのトラックに関するモヤモヤが解消するから、チェックしてみてね。
A.壊れた時かスタイルを変えたい時です。
トラックには、かなり大きな負荷がかかっていて、長年使っていると金属疲労で曲がってしまったり、折れてしまったりすることがあるんだ。そうなると滑り心地も良くないし、トリックも決まりにくくなるから、壊れたら新しいトラックに交換。特に、キングピンとシャフトが曲がったり折れやすいから、たまにチェックしてみると良いよ。
あとは、滑り心地やスタイルを変えたい時。グラグラしてトリックが上手くいかない時は、安定性が高いトラックに変えたり、ストリートからランプにスタイルを変えたい時は、カービング性能が高いトラックに変えたりって感じです。
A.曲がる時にデッキに当たらないサイズを選びましょう。
トラックは、ハイとローで高さが違うよね。そしたら、ハイの時に使っていたウィールのサイズだと、ローに変えると、曲がる時にウィールとデッキが触って急ブレーキがかかってしまうことがある。これは結構危険。なので、デッキに体重をかけてトラックを曲げても、デッキにウィールが当たらないサイズを選びましょう。
とはいっても、激しく動いているとどうしてもデッキにウィールが当たってしまうので、あまり神経質にならなくてもOK。
一般的にオススメのサイズは、
ローのトラックなら、51mm〜54mm。
ハイのトラックなら、51mm〜56mm。
ちなみに俺は、ハイのトラックに、50mmという小さめにサイズを使っています。これだと、ハイのカービング性能を活かしながら、車高を低くできて安定感も得られて気に入っています。
A.あまり深く考えすぎず、硬さを基準に選びましょう。
ブッシュゴムは、トラックの曲がり具合に影響するパーツ。柔らかいブッシュなら曲がりやすく、硬いブッシュなら安定感が得られます。
メーカーやブランドによって、素材や形が違うので、「どれを選べば良いの?」と悩んでしまうけど、まずは、硬さを基準に選ぶのがオススメです。
ブッシュの硬さは、ウィールと同じで、「DU」で表されていて、例えば、99DUとか90DUって感じ。数字が大きいほど硬くなります。
あとは、トラックのキングピンナットを締めたり、緩めたりすることで、硬さの調節ができます。締めると硬く、緩めると柔らかくなります。トラックの曲がり具合の調整をブログで紹介ているので、チェックしてみてください。
スケボートラックの曲がり具合の調整:https://hi5sk8.net/?p=10106
A.高さがハイ、幅が狭めがオススメです。
クルーザーデッキは、サーフィンのようなカービングを楽しむデッキ。曲がりやすいトラックの方がスムーズにクルージングが楽しめるよね。
なので、高さはハイで、幅が狭いトラックがオススメです。
トラックに関してお伝えしたけど、どうだった?
トラックを変えるだけで、こんなにスケボーの乗り心地やトリックの感覚って変わるんだぜ。
しかも、デッキやウィールとの兼ね合いもあるから、スケボーのセッティングって無限なんだ。
プロスケーターが、気に入ったセッティングが見つかったら、それを変えたくないっていう気持ちが分かるよね?
だから、もしも今あなたが使っているトラックが調子良いなら、そのまま使って欲しいんだ。トラックを変えるのは慎重になったほうが良い。
逆に、
少しでも滑りを変えたい!
自分に合ったトラックやセッティングに出会うまで、時間もお金もかける覚悟がある!
というあなたは、ぜひトラックを交換して、その違いを体験してみると良いよ。
新しいトラックをゲットすれば、今使っているトラックと合わせて、2種類のトラックを所有することになるでしょ?
トラックって、デッキやウィールみたいにすぐに消耗するパーツじゃないから、しばらくは、2通りのセッティングのスケボーを試すことができる。
あなたにとって、どのセッティングがピッタリなのかを見つけるのにすごく良い投資だと思わない?デッキは、使うたびに消耗してしまうけど、トラックは、今後のあなたの滑りを変える投資だと考えてみて欲しいんだ。
「新しいトラックをゲットして、自分のスケートライフに投資してみたい!」
と思っているあなたのために、俺のショップで取り扱っている4つのトラックブランドを分かりやすく比較してみたよ。
俺自身が全てのトラックを使ってみた感想を添えて紹介します。必ずあなたに合ったトラックを見つけることができるから、チェックしてみてね!
高さ | ウィールベース | 重さ | |
---|---|---|---|
INDEPENDENT STAGE11 ハイ/139 | 5.5cm | 42.9cm | 375g |
VENTURE V-HOLLOW LIGHT ハイ/5.2 | 5.2cm | 44cm | 329g |
THUNDER TITANIUM LIGHT ハイ/147 | 4.9cm | 43.3cm | 287g |
Royal STANDARD ハイ/5.2 | 5.3cm | 42.8cm | 362g |
※ウィールベースは、Chocolateのデッキに取り付けて計測しました。
高さが一番高いのは、INDEPENDENT STAGE11。
ウィールベースが一番長いのは、VENTURE V-HOLLOW LIGHT。
一番軽いのは、THUNDER TITANIUM LIGHT。
↑これは、俺が実際に使った4つのトラック。グラインドをしたからハンガー部分が削れているのが分かるかな?
滑りに影響するトラックを一度に色々試したから、トリックや滑り自体は、少し調子が悪くなってしまったんだ。
でも、そのおかげでトラックを交換すると具体的にどういう違いがあるのかっていうのがよく分かったし、これからこの4つのトラックとデッキやウィールの組み合わせも試せるということにワクワクしています。
それに何よりお店として、自分でちゃんと試しているっていうのは大事なことだと実感したよ。手元にこれだけのトラックを持っていて、すぐに試すことができるから、もしもあなたが購入したトラックで困ったことや分からないことがあっても、俺自身で試すことができるし、メンテナンスのアドバイスもしやすい。
俺のショップで購入したトラックで分からないことや困ったことがあったら、気軽に質問してくれ!すぐに調べるからね。
トラックブランドの最老舗インディペンデント。
ストリートからランプ、ボウルまで、幅広いスケーターが使っていて、俺調べでは、使用率ナンバーワントラックです。本当に使っている人が多い。
俺が使ってみた感想だと、老舗ブランドっていうことで安心感もあるし、クセがない。行きたい方向にスムーズに曲がってくれるし、曲がった後に態勢を戻すのもスムーズ。
重たく感じるけど、その分耐久性が高くて長く使っていけるのが魅力的。
ストリート、パーク、ボウル、ランプ、どんな場所でも安定して滑ることができるトラックですね。
コストパフォーマンスと安心感重視でトラックを選ぶあなたにオススメです。
VENTUREは、世界中のストリートスケーターから愛されている定番トラック。
V-HOLLOW LIGHTは、ラインナップの中で最軽量モデル。
俺が使ってみた感想では、とにかく直進性が高い。計測してみるとウィールベースが4つのブランドの中で一番長かった。
グラつきが少なくて安定してデッキに乗れるから、4ブランドの中では、一番マニュアルがやりやすかった。後、連続したトリックをする時も、態勢を整えやすかったよ。
障害物の前でグラついてしまう人、スケボーに安定性を求める人にオススメですね。
THUNDERは、数多くのスケーターをサポートしている人気トラックブランドです。
TITANIUM LIGHTは、俺のショップで取り扱っているトラックの中でも、最軽量トラック。
軽量化しているんだけど、シャフトにチタニウムを使っているから、耐久性もバッチリ!
俺が使ってみた感想では、とにかく軽い。縁石に乗ったり、グラインドしたりしても、疲れにくかったし、オーリーも軽い力でやりやすい。キックフリップなどの回転系も回しやすい!
とにかく軽さを求めているあなたは迷わずTHUNDER TITANIUM LIGHTがオススメです。
GIRLやChocolateを運営しているGIRLカンパニーのトラックブランドがRoyal。
サポートしているスケーター全員ストリートスケーター。ストリートスタイルのあなたにオススメのトラック。
俺が使ってみた感想では、INDEPENDENTに近い感じ。安定性と程良い重量で、乗っていて安心できるトラックですね。
見た目的には、一番シンプルでオシャレなトラック。GIRLやChocolateのデッキを使っているオシャレスケーターにピッタリ!
Royalは、2015年に発売された最新モデルで、特徴は、航空機に使われている素材をキングピンとシャフトに使っていること。そうすることで、軽くて耐久性も高いトラックになっています。
ストリートスタイルのあなたやGIRL、Chocolateのデッキを使っているあなたにオススメの最新トラックです!