正しいスケボーの選び方

コンプリートデッキについて+カスタム方法

どうも!稲垣です。

あなたは最近、「買い物で失敗したなぁ」ってことありますか?

さっき買ったものが、他のお店ではもっと安く売っていたり。

買った直後に新商品が出てしまったり。

そういうことってよくあることだと思います。

あとは、買ったものの品質や性能がよくなかったり、ヒドイ時にはニセモノをつかまされたり。

お金は大事なので、できれば買い物では失敗したくないものです。

僕の元には、これからスケボーを始めようとしている方からの相談が沢山届きます。

品質、価格、サイズ、ブランド、性能など、できれば失敗したくないという思いで相談されるので、僕も真剣にお応えします。ウソは良くないと思っているので、経験を元にお応えするのでどうしても正確な情報が分からない時には、素直に「すみません!分かりません!」とお応えしています。

沢山の相談を受けているうちに、あることを考えるようになりました。それは、

正しいスケボー選びってなに?

ということです。

あなたにとっての正しいスケボー選びってなんですか?

簡単なようで、実はけっこう難しい問いだと思うんですよね。

昔だったら、スケートショップに聞いたり、知人や友だちに聞いたり、雑誌で調べたりっていうくらいしか情報源がないから、「正しさ」にそんなに幅がなかった。

だけど、最近は、インターネットで調べたらものすごい量の情報と、ものすごい数のスケボーが表示されます。

情報を選り分けて、本当に自分が欲しいと思えるスケボーに出会えることができたら、それはとても良いことです。

だけど、インターネットで見つかる情報って、大体が数字のデータであることが多いんですよね。

価格はいくらで、サイズは何cmで、重さは何gで、何日で届いてっていうような。

数字で比べられることで、さっきの買い物の失敗みたいな「他にもっと安い店があった」みたいなことは起きにくくなってすごく助かる。

だけど、僕はこないだ、ふと思ったんですよ。

自分にピッタリのサイズで、価格は最安で、最短で届けてくれるスケボー。

これって本当に正しいスケボー選びなのか?と。

前に誰かがこんな風に言ってました。

「一番売れてるラーメンが一番美味いなら、カップラーメンが一番美味いラーメンになっちゃうよ」

って。

人間には、原始時代の「誰かの後に従ったほうが安全だ」という本能があります。

狩りを終えて洞穴に帰ってきた時、もしかしたら中に猛獣がいるかもしれない。だから、先に入った人間の結果を見てから、自分の行動を決めたいっていう、生存本能ですね。

この本能が、スケボーを選ぶ時にも働いていて、誰かが買っているもの、誰かが先に試して良かったものが、自分にとっても正しいものだと無条件で思い込んでしまうんです。

これって、失敗がなくなって便利だし、情報としてとても重要ではあるけど、そればっかりだと、正しいけど、面白くない人生になっちゃいそうじゃないですか?必ず誰かの後についていかなきゃいけないわけで。

ちょっと脱線したのでスケボーの話に戻すと、僕の知ってるカッコイイスケーター達って、デッキやトラックなどのパーツを評価する時に、よくこんな風に言うんです。

「確かに性能は良いけど、使っててもアガらんわ〜」

「このトラック重たいけど、アガるんよね〜」

アガるっていうのは、テンションが上がるとか、モチベーションが上がるとか、そういう意味合いですね。

良いものだとしても、アガらないなら使わない。

カッコイイスケーターってそんな感じなんです。バカみたいだけど、カッコイイスケーターってバカなんですよね。

一番よく弾くデッキに、一番軽いトラック、最もすり減りにくいウィール、一番回るベアリングをつけたコンプリートデッキを、一番安い店で買う。

これが正しいスケボーの選び方だったら、僕のお店では売ってないので、僕のお店は正しいスケボーショップではないのかもしれないです。こういうスケボーを否定するわけではなくて、あんまり興味がないのが正直なところです。

それよりも、誰がどんな思いでスタートしたブランドなのか、どんな街で育ったスケートスタイルなのか、何を肯定して何を否定しているのか、グラフィックにはどんな意味があるのか。

そういうバックボーンから選んだほうがアガるし、スケートライフには大切なのかなと思います。

正しいスケボー選びに疲れてしまったあなたは、数字から目を話して、好きなスケーターやスタイルを探してみると良いかもしれないです。今日は以上です!

バックボーンで選ぶなら、↓このコンプリートデッキのバックボーンは極太です。

DGK プライスポイントコンプリートデッキ

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