どうも!稲垣です。
人間って、完全な自由を与えられると、逆に何もできなかったりします。
ほとんどの遊びやスポーツが楽しいのは、重力というルールがあるからです。
「物は、かならず地面に落ちる」というルール(制限)があるから、サッカーも野球もスケボーも楽しいわけですね。
重力という大前提ルールの他にも、
野球は、9人対9人でやるもの。ボールを打つ時は、バットを使う。ボールを打ったら1塁から順番に踏まなくてはいけない。といったゲーム上のルールもあります。
これも制限ですよね。何人でプレイしても良いってことになると、100人でも1,000人でも仲間を連れてきます。
ホームベースを2個にしたりもできます。
ボールを3個使ってやっても良いです。
でも、自由になると全然楽しくありません。
ルールがあるから、野球を初めてやる人でも楽しめたりします。
だけど、スケートボードにはゲーム上のルールはありません。
というか、勝ち負けが存在しないです。
僕たちは、スケボーだけを与えられて街に放り出されるわけです。
好きなように楽しめば良いんですけど、実は、自由に楽しむことほど難しいことはありません。
スケボーってトリック自体がクソみたいに難しいのに、楽しむことまで難しいという遊びなんですね。
なので、スケボーをゲットしたけど、「何をしたら良いの?」と戸惑う人もいます。
そんな時は、自分でルールを作りましょう。
自分でルールを作って、そのルール(制限)の中で楽しむ。
これが、一番集中力が高まるときです。
子供って、砂場とかでずーっと遊んでたりしますよね。あれって、自分でルールを作って、自分で楽しんでるんです。
今までに、「何をそんなにムキになってるの?」ってくらい集中しているスケーターを、何人も見てきました。
このスケーターたちも、きっと砂場で遊ぶ子供のように、自分のルールで遊んでいるからこそ、高い集中力を発揮できて、その結果、どんどん上達していったのだと思います。
スケボーの楽しみ方は自由です。
「自由か!いいなぁ!」
と思ってスケボーを始めたのに、楽しみ方が分からないという場合は、自分でルールを作りましょう。
難しく考えず、
マニュアルを10メートルやるというルール
とかでいいと思います。
どうやったらスケボーに面白いルールを作れるか。
自分の頭で考えて、トライして、クリアする。
スケボーには、ゲームやスポーツを自分で作るような奥深さがある。やばいぞスケボー。
今日は以上です!