スケーターにかけられた呪い

スケーターにかけられた呪い

どうも!稲垣です。

今日は、僕たちスケーターにかけられた呪いの話。

特に初心者だったり、スケボーしているけどまだまだ自分の滑りに納得いっていない人にかけられている呪いの話です。

僕のショップHi5は、ずっとオンラインだけで販売をしていたんですが、去年から地元の富山のお店もオープンしました。

おかげさまで沢山のスケーターが遊びにきてくれて本当に楽しいし、嬉しく思っています。

そんで、初めて会うスケーターがほとんどだったりするので、だいたいこんな風に声をかけます。

「スケボーしてるんすか?」

と。

そうすると、ほとんどの人、割合的には8割以上の人が、

「はい。全然上手くないですけど・・・」

とか、

「素人同然ですけど・・・」

と答えます。

なんかこう、

「下手なのにスケボーしててすみません・・・」的な感じがするくらいのテンションです。

これって富山のスケーターの特徴なのかな?と一瞬思ったんですけど、全国のスケーターから届くメールでも「下手なスケーターですけど」っていう言葉がメールの最初に付いていることが多いので、全国的なものだと思います。

確かに、謙虚なのは悪いことじゃないし、「俺、めっちゃくちゃスケボー上手いんっすよ!!」って感じでイキって自己紹介して、そんなでもないスキルだった場合、変な空気になっちゃうので、それもどうかと思うんですけど、あまりにも、

下手なのにスケボーしてすみません感

があって、もはや初心者スケーターにかけられた呪いのようです。

みんなどこかで上手いスケーターに「下手くそは滑るな!」って言われたりしたんだろうかと心配になっちゃいます。

なんて言ってる僕も昔は、上手いスケーターが集まるパークやスポットに行くのが苦手でした。

その原因は、「自分、下手くそだしな・・・」っていうコンプレックスがあったので、気持ちは分かるんです。

だけども、上手いスケーターと話したり、一緒に滑ったりしているうちに分かったことがあって、上手いスケーターって、周りの人を気にしていないんですよね。

自分のトリックやスケボーが楽しいっていうこと以外どうでもいいと思って滑ってるので、初心者がいようが下手くそがいようが気にしてないっす。

僕らが勝手に、「上手い人いる〜。緊張する〜。」って思ってるだけなんですよね。

上手いヤツがエラいってことは、スケボーにはないです。パークは上手い人が優先とかそういうのもないです。

どうしてスケボーでは、この「下手ですけど・・・」っていう呪いがかけられるようになったのか、僕にも分からないんですけど、これ、僕はあんまり良くないんじゃないかと思うんです。言葉って発すると本当になっちゃうって言うし。

カラオケで下手くそだけどノリノリで歌っちゃってもOKだったりするじゃないですか。

スケボーも、下手くそでもノリノリで楽しんでいいです。

「そんなの無理・・・」

っていうあなたも、「下手ですけど・・・」って、聞かれてもいないのに言わなくてもいいんじゃないのかなぁと思います。

他のスポーツには、補欠はベンチとか球拾いとか声出しとか、アホでクソみたいな文化があるらしいですけど、スケボーにはそういうのないっす。

スケボーには補欠はいません。全員レギュラー、全員オールスター、全員表彰台、メダルなんてストリートに山ほど転がってるから拾いにいこうぜ!

今日は以上です。

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