スケボーはなめられているのか?

スケボーはなめられているのか?

スケボーはなめられているのか?

どうも!稲垣です。

今日は、まだまだスケートボードがナメられてるなぁっていう話をしようと思います。

あなたは登山ってしたことありますか?

僕自身は、子供の頃に何度かしたっきりで、30年くらいはしていないんですけど、最近、周りから誘われることが多いんですよ。

「登山は良いよー。君も絶対に好きになるタイプだよ。今度一緒に登ろうじゃないか。」

って感じで、特に先輩方から誘われることが多いんですね。

そんで、僕はいっつも、

「山は良いですよね〜。でも今はいいですわ〜。」

って感じで返すことが多いんです。

そしたら、

「もったいないなぁ。山を登ることで色んなことを学んだりできるし、なんといっても頂上に登った時は本当に!マジで!気持ち良いんだよ!」

というゴリ押しが始まります。

登山をした時の頂上での清々しさ、達成感、景色の良さ、僕も知ってます。子供の頃に何度か登ったし。なので、僕はこんな風に返します。

「そうですね~。でも、今はスケボー楽しいんで。スケボーでいっぱいいっぱいなので、いいです。」

と返すと、

「そう?もったいないなぁ。」

みたいな腑に落ちない感じでこの会話は終わります。

特定の誰かっていうわけではなく、登山をしている先輩方のほとんどとこんなやりとりをしています。

ここで僕はいつも思うんですよ。

「お前は、俺がスケボーに誘ったらやるんかい!」

と。

インド解放の父と呼ばれている、無血革命を率いたカリスマ指導者ガンジーは、こんな風に言っていましたよ。

「影響を与えたいのならば、まずは自らが影響を受けよ。」

と。

つまり、

「どうしても俺を登山に誘いたいなら、まずはそっちが俺の大好きなスケボーをやってみんかい」

と僕は言いたいのです。(もちろん、相手は僕がスケートショップを経営していたり、実際にスケボーを楽しんでいることも知っています。)

これは僕の勝手な憶測で、被害妄想的な感じもすることもしれないんですけど、この人達、スケボーをナメてる感じがするんですよ。

まだまだ単なる遊びだと思っているっていうか?

スケボーをなめないで頂きたいですよね。

登山は素晴らしいですよ。

頂上に向かって黙々と歩いている間に、自分のことを省みることがあったり、歩くこと自体に人生を感じたり、頂上から見る景色でそれまでの辛さを忘れたり、頂上がゴールじゃなくて、下山をすることでさらに人生を見つめ直したり。

一人で登るのも良いけど、仲間と登るのも良い。自然と手を差し伸べて助け合ったり、夢を語りながら登ることで友情を育むこともできる。

山を甘くみることで命を失うことにもなるから、道具選びには真剣になるし、登山道具を選ぶこと自体が、人生や仕事の知恵や技術になったりもするでしょう。

あのな、

スケートボードも一緒なんだよ!

スケーターだって、自分と見つめ合って孤独にトリックの練習をして、成功した時には、一人でガッツポーズをとってるんです。頂上の景色を見たいと思ってやってるんですよ。

仲間と一緒に滑る時には、仲間のトリックの成功がまるで自分の成功のように感じるし、理想のスタイルを語り合うことで、お互いを認め合うこともできる。

デッキやパーツだって、少しでもトリックの成功率を上げるためや自分のスタイルを表現するために本気で選んでいる。

不良が集まってガチャガチャやってると思われてるかもしれないけど、僕ら大真面目にやってますからね。(まぁガチャガチャやってるっっちゃやってるんだけど)

僕は、野球もサッカーもバスケットボールも柔道も登山も、色んなことやった上で、

「スケボー最高じゃん」

ってなってます。正直言って、登山行くなら、バックサイド50-50のメイク率上げてたいんです。

そんで、一度だけ登山大好き先輩を「スケボーやりません?」って誘ったことあるんですよ。そしたら、

「いや〜やらないかな〜」

って半笑いで返してきたので、一生誘わないことにしました。

こないだ嫁さんが刺繍やってみたいっていうんで、やり方が書いてある本を探しに、本屋に一緒に行ったんですね。

そしたら、結構な量の刺繍の本があるんですよ。30冊くらいは軽くありました。

「刺繍ってこんなに人気あるの?」って少し驚きました。

ちなみにスケボーの本ってどれくらいあるのかな?と思って探したら、書籍はゼロ。雑誌が一冊でした。

僕の周りに刺繍をやっている人って一人もいないんです。

だけど、スケートボードをやっている人って、それよりもずーっと少ないってことなんですよね。

まだまだスケートボードの魅力って世の中には伝わっていないと思うんです。

お店を経営している立場としては、もう少しスケートボードの魅力をちゃんと伝えていかなければと思う今日なのです。

そして、まだまだ市場が小さくお金になりにくい日本でスケートボードを仕事にしているスケーター、ブランド、代理店、ショップ、メディアは、本当にスゴイなぁと思います。これからきっと何かよいことあるぜ。

最後までありがとうございます!

ケガに気をつけて、スケボー楽しんでいきましょう!

【追伸】

ガンジーの言葉を信じて、近々登山に行こうと思ってます。まずは自分が変わるってことが大事。

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