スケーターは、ヘンタイである。

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スケボー 通販 スケートボード スケーターは進化し続けている

こんにちは!Hi5 Skateboardingへようこそ。店長の稲垣です。

先日、仲間たちとスケボーしていたら、気づいたことがあったんです。それは、

「ストリートスケートを禁止にしても、スケーターっていなくならないだろうなー」って。

それは、つまり、

「スケートボードがなくなることは、ない。」

ってことなんですよね。

それは、どうしてかというと、

スケーターが、”ヘンタイ”だからなんです。

強いものではなく、変わり続けるものが生き残る

スケーターは、生き残る。それは、変化し続ける事が出来るから。

進化論で有名なダーウィンが言いました。

「強いものではなく、変わり続けるものが生き残る。」

かつて、地上の征服者だった恐竜は、気温の変化に適応出来ずに滅びたと言われています。

また、海から地上にあがる事が出来た生物は、自らの身体を小さく変化させられたものだけです。

力や能力で、他の種族をせん滅出来る生物が生き残るのではなく、環境に適応出来る、自らを変化させられる生物が生き残ってきています。

スケーターは、どうでしょうか?

こんなに変わることが出来る生物も珍しいほどに、環境に合わせて自らを変化させます。下の写真を見て下さい。

photo credit: Incase. via photopin cc

スケーターは、縁石にストッパーを付けられても、お構いなし。

トッププロスケーターのPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のトリックの写真です。縁石の高くなっている所で、グラインドをしていますね。素晴らしいです。この写真をよーく見て下さい。縁石は2段になっていますが、その1段目に、L字型のなにかがありますね。これは、「スケートストッパー」と言って、縁石でグラインドやスライドをさせないために取り付けてあります。

スケートストッパーは、スケーターが縁石でグラインドやスライドが出来ないように取り付けられる。

おそらく、その地区の役所がスケーターを締め出す為に取り付けたのだと思うのですが、ハッキリ言って逆効果です。

「じゃあ、こっちの高い方に攻めるし。」

となってしまうのがスケーターだからです。現に、ポール・ロドリゲスは、見事にスケートストッパーが付いていない2段目にグラインドをしています。また、それがトリックの凄さを高めてしまっていますよね。

スケートストッパーに限らず、多くの場所で、スケボー禁止の為に色んな手段を施しているようですが、ほとんどは効果がないと思います。なぜなら、スケーターは、変化して生き残ってきた生き物だからです。

以前、「どうしてストリートスケートが楽しいの?」というコラムでも書いたのですが、スケボーは、サーファーが陸でもサーフィンの感覚を楽しみたいという理由で生まれた文化です。自分の手で、ウィール(タイヤ)を開発してまでも。

こんなに変化する生き物が他にいるでしょうか。

だから、スケートスポットに、スケートストッパーが付いていても、

「それならそれで、こうすれば、遊べるよね。」

という風に、環境が変わっても、自分達を変える、つまり「変体」することで、スケートボードは進化しているのです。

でも、これって、環境が変わっても、すぐに適応出来るくらいの、スケボー上級者の「変体」ですよね。

初心者スケーターやオーリーを覚えたてのスケーターが「ヘンタイ」になることは出来るのでしょうか?

ハッキリと言います。この、変態!

縁石にスケートストッパーが付いていても、それを軽くあしらって、さらにカッコイイトリックを決められるほどスケボーのスキルがないあなたもきっとヘンタイ。もしくは、すぐにヘンタイになれます。

スケボーさえ持っていれば、すでにヘンタイに片足を突っ込んでいます。あとは、もう一歩踏み出して、肩まで浸かっちゃいましょう。

良いですか?ヘンタイになる覚悟は出来ましたか?

それでは、次の動画の、2分20秒から2分48秒のシーンを見て下さい。

このシーンは、Chocolateのプロスケーター、Kenny Anderson(ケニー・アンダーソン)が、自宅前の小さな車止めで、延々とトリックをしているという映像ですが、どう思いましたか?

コンクリートの車止めだけで、こんなに遊べるって、どうかしてると思いませんか?

え?そんなことない?スケーターだったら普通にやるよ?

そんな風に思っているあなたに一言。

「この変態!」

自分の中でのスケーター感覚が普通になってくると、スケボーを持っていなかったら何とも思わなかったモノ、場所が、遊び道具に、遊び場所になってしまいます。

幅50cm、高さ10cmのコンクリートブロックを見て、

「うわー、めちゃくちゃ良い感じのコンクリートブロックやぁ〜・・・。デッキでガリガリしたいなぁ。ハァハァ・・・。」

なんて興奮しているのは、完全に「変態」です。

ケニー・アンダーソンは、10代の時から、あの車止めに、コツコツ、ガツガツ、ガリガリとスケボーをぶつけたり、乗っけたりしていたのでしょう。おかげで、今では世界中が認めるトッププロスケーターです。言い方を変えれば、トッププロ変態です。いや、カッコイイトッププロ変態です。

ケニー・アンダーソンが、あの小さな車止めで、世界でもトップクラスのデッキのコントロールを手に入れたように、あなたも周囲の目を気にせず、純粋にスケボーを楽しみましょう。

変態だって、良いじゃないかっ!

まとめ:月でスケボーする事になるとは。

photo credit: makelessnoise via photo pin cc

未来のスケーターは、月のクレーターでグラインドしていると思う。

スケーターは、「ヘンタイ」である。だから、これからも生き続ける。

これが、先日スケボーをしている時に気づいたことです。

スケーターの祖先は、サーファーです。サーファーはウィールを開発して、自分達を環境に対応させました。どうしても、地上でもサーフィンがしたかったからです。言い換えれば、こうなります。

「アスファルトの道を、海にした。」

スゴいですよね。カチカチに固まった、大人の脳ミソでは、このイメージは理解出来ないでしょう。

変わることが出来るしなやかさと、イタズラ心。この2つがあると、スケボーを長く、楽しく続けられると思います。

ダーウィンの言葉が正しいなら、スケーターは、100年後、1000年後も生き続けているでしょう。

未来のスケーターは、きっと月のクレーターでグラインドしているはずです。

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