どうも!稲垣です。
今日のブログは、ホワイトデーが近いっていうことで、
ホワイトデー → 女子にお返し → 女子 → GIRL
ということで、GIRL Skateboards(ガール スケートボード)のことを書こうと思います。
GIRLのトリビア的な事も書いてるけど、「初心者がスケーターライフを楽しむため」に役立つ事も書いてるから、良かったら最後まで読んでみてね。
ところで、
GIRLって言えば、名実ともに世界イチのスケートボードチームで、最高のスケートカンパニー。
私事だけど、俺がスケボーを始めたのも、今こうやってスケボーショップをやっているのも、全部GIRLキッカケ。
GIRLに出会わなかったら何してたんだろうね。
GIRLに出会ったおかげで、こうやってあなたとスケボーの楽しさを共有出来てるんだぜ。こんなに嬉しいことはないね。
だから、今日はホワイトデー = 女の子にお返しする、ということで、GIRLを褒め称えるブログを書くぜ!
GIRLの設立メンバーの中に、Spike Jonze(スパイク・ジョーンズ)という人がいます。
↓この人が、スパイク・ジョーンズ。
スパイク・ジョーンズは、BMXに乗ったり、スケボーに乗ったり、写真を撮ったり、ビデオを撮ったりしていた人なんだけど、後に、ハリウッド映画監督になっちゃいます。
しかも、元嫁が大監督フランシス・フォード・コッポラ(映画ゴッドファーザーの監督)の娘、ソフィア・コッポラ。ちょっと前まで日本人女優の菊地凛子と付き合ってたらしいよ。
スパイク・ジョーンズは、ハリウッドでデビューをしてからも、GIRLとは深く付き合っていて、全ての作品にちゃんと関わっています。
むしろ、ハリウッドで得た人脈や機材をGIRLの方にジャンジャン投入してる感じがする。
スパイク・ジョーンズがハリウッドデビューしてからのGIRLのビデオ作品は、マジで半端ない面白さ。
もしも、GIRLの作品をまだチェックしていない人は、以下の作品は絶対に見たほうが良いぜ。(GIRLのMOUSEは、ハリウッドデビュー前だけど、凄すぎる作品だから絶対に見るべし)
GIRL – MOUSE
GIRL – Yeah Right!
GIRL – Pretty Sweet
Chocolate – Hot Chocolate Tour
Chocolate – Pretty Sweet
LAKAI – Fully Flared
きっと、スケボービデオに対して持ってた先入観をぶち壊されると思うよ。
しかし、ハリウッドとスケボーが繋がっちゃう所に、アメリカの凄さを感じない?しかも、その監督自身がスケーターなんだぜ。
GIRLのビデオが、お金ばっかりかけた退屈な作品にならないのは、スパイク・ジョーンズがスケーターらしいイタズラ心を持ってるからだと思う。
今では、スケボー = オシャレっていうイメージがあるけど、俺がスケボーに興味を持った1990年代って、
スケボーといえば、ドクロやゾンビやグラフィティがたむろする恐ろしい雰囲気だった。
不良全開。全力パンク。気弱なヤツはぶちのめす。みたいなね。
それはそれでカッコイイのかもしれないけど、当時の俺からすると、「自分とは無関係な文化」だと思っていた。
もしかしたら、あなたもそういうイメージをスケボーに持っていない?
そんな怖くて、硬派で、攻撃的なスケボーのイメージを覆したのが、GIRL。
だってさ、まずチーム名がGIRLだもんね。もうすでにカワイイ。チーム名でいきなり怖さゼロ。
MOUSEっていうビデオ作品では、冒頭からネズミの着ぐるみでスケボーしてるし。しかも中身は社長。街で子供に手降ったりしてさ。ネズミがスケボーだよ。ミッキーも真っ青の可愛さでしょ。
しかも、兄弟ブランドの名前が、Chocolate(チョコレート)。オシャレ過ぎでしょ。
「カワイイ」の次は、「甘い」。どこまで、俺達を怖がらせないつもりなんでしょう。
さらに、GIRLとChocolateには、ARTDUMPという専属のアーティスト集団までついてるんだぜ。
GIRLは、スケボーをアートやカルチャーの域にまで押し上げたパイオニア的存在なんです。
ハリウッドだとか、オシャレだとか、大いに結構。でもさ、そういうのに実力が伴ってないと、逆効果になってしまうのが、スケボー界。
見た目だけってのが、一番ヤバイ。
GIRLが常に先頭を突っ走っているのは、実力もナンバーワンだから。
↑これは、MOUSEの時のエリック・コストンのパート。これが発表されたのが、1996年。これが17年前!?って感じだよね。今の滑りとして通用するくらい高レベルだし、洗練された滑りだよね。
GIRLのスケーター達は、新しいビデオが発表される時は、必ず新しいトリックを披露して、俺達を驚かせてくれる。
それを見た俺達は、スケボーの楽しさに終わりがないことに気付かされるんだよね。
スケボーは、上手いヤツ、根性があるヤツだけが楽しめるような底の浅い遊びじゃない。色んな才能が集まってる文化。
だけど、スキルアップをしようとしないのは、一番良くないことだと思う。
GIRLは、スキルアップを諦めたらスケボーが楽しくなくなるという事も、しっかりと世界中のキッズに伝えてるんだぜ。
スケボー界の先頭をひた走るGIRLカンパニーってどんな会社なのか。
GIRLカンパニーに会社訪問した映像がアップされているので、紹介します。
リポーターがちょっと悪ノリしてるのは置いといて、
会社中にデッキが飾ってあったりして、さすがスケートカンパニーって感じ。
昔、ある雑誌で読んだ情報だと、スタッフの中に誕生日の人がいたら、仕事をやめてバースデーパーティを始めちゃうらしいよ。
スケボー好きなら一度は働いてみたい会社だよね。
GIRLカンパニーがスケーターの天国のような会社なのは、社長のリック・ハワード、副社長のマイク・キャロルが、バリバリのプロスケーターだからだと思う。
GIRLは、スケーターのスケーターによる、スケーターのためのカンパニーだね。
最近、スケボーのサイズの流行は、少し太めの傾向で、7.8インチ〜8インチのサイズが主流。
これは、アメリカでも、日本でも同じような流れみたいだから、当然スケボーブランドは、太めのサイズを中心に発売してます。
となると、細めのサイズが好きなスケーターは、ちょっと困ったりする。
太めが流行しているとはいえ、アメリカ人から比べたら、小柄で足も小さい日本人にとっては、細めのサイズが欲しい人も結構いる。
GIRLカンパニーは、日本向けに細めのサイズのデッキを発売しています。
例えば、同じデザインでも、アメリカでは8インチで発売、日本では7.625インチで発売って感じ。
これは、細めのサイズが好きなスケーターや、女性のスケーターには嬉しいよね。
ちなみに、ちゃんと太めのサイズも発売しているから、太めのサイズが好きなスケーターもOKだぜ。
↑この画像は、GIRLの最新作「PRETTY SWEET」のワンシーン。ハッピー感満載!
スケーターが、いつまでも女の子(GIRL)が好きな理由、どうだった?
「スケーターが」っていうか、「俺が」って感じになっちゃったけど、GIRLが最高のスケートチームのひとつである事は、沢山のスケーターが賛成してくれると思う。
これは、完全に個人的な意見だけど、スケボーは、「憧れ」とか「好き」とか「カッコイイ」っていうのを理由にするのが、一番楽しい。
理屈や論理で上手くなるよりも、
「これが好きだから。」
っていう理由を持ち続けたほうが良いと思うんだよね。
その方が、子供心を失わずに、いつまでもスケボーを楽しんでいけるからね。
俺は、GIRLに憧れてスケボーを始めて、ショップまで始めちゃったけど、スケボーを手に入れて、楽しんで続けていけば、あなたの人生にもきっと変化が訪れると思います。
あなたのスケーターライフを応援しています!
最後まで読んでくれてありがとう!
リック・ハワードとマイク・キャロルが中心になって設立されたスケートボードブランド。
映画監督のスパイク・ジョーンズやアーティスト集団THE ART DUMPも運営に関わっているので、ビデオ作品、デッキのグラフィックの芸術性の高さが際立っています。
所属ライダーは、エリック・コストン、ブランドン・ビーブル、マイクモー・カパルディ、ショーン・マルト、コリー・ケネディ、ジェロン・ウィルソン、リック・マクランクなど、どのチームにいても中心になれるようなスタースケーターばかり。
誰もが憧れる世界最強のスケートチームです。