スケボー初心者がオーリーがまったくできない時にやること

スケボー初心者がオーリーがまったくできない時にやること

どうも!稲垣です。

今日は、オーリーのコツがまったくつかめない!って悩んでいる人に役立つ内容になってますよー。

メールやLINEで、

「オーリーができません。アドバイスください!」

って感じの相談が増えてきました。

ただ単にできないっていうのだと、僕もアドバイスのしようがないので、

「具体的に、どこが分かりませんか?」

と聞くと、

「どこが悪いのか分かりません。まったくできないんです。」

という感じの人が、けっこう多いんですよね。

こいつは参ったなってことで、オーリーをしている動画を送ってもらったりするんですけど、

「どこが悪いのか分かりません。まったくできないんです。」

という人の場合、まだオーリーをやるレベルになっていない人がほとんどです。

オーリーのスタンスにすらなっていないという感じ。

デッキの好きなところに好きなように足を置いて、ガタガタやっているという状態です。

もしも、このブログを読んでいるあなたが、そういう状態だとしたら、おそらく一生オーリーはできないです。

オーリーは、かなり型にハメられるトリックで、絶対に抑えないといけないポイントがいくつかあるんですが、それを無視して、好きなようにオーリーをやっていてもできるようにはなりません。

なので、今日は、オーリーがまったくできない人、どこが悪いのかも分からないという人に、今、やるべきことをお伝えしますね。

遠回りに感じるかもしれないけど、すごく大切なことなので、絶対に試してみてください。必ず、あなたのオーリーに変化が表れます。

上手い人のオーリーを見まくって徹底的に真似する

多分、すでにやっていると思うんですけど、徹底的に真似するってことが大切です。真似というか、コピーするくらいの勢いです。

真似するポイントは、オーリー全体の動きやスタイルや高さではなくて、足の置き場所、角度、動かし方です。

映像を一時停止して、どこに足を置いているのか、どこに力を入れているのか、どんな角度で置いているのか、どんなタイミングで動かしているのか。

こういうことを、徹底的に真似してみてください。

多分、真似してみても、最初は窮屈に感じて、

「こんなんで動けない・・・」

と感じるかもしれないけど、それでもあきらめずにやってみる。

スケボーのトリックには、スケーター自身の体のクセや体格がスタイルに現れるものだと思うんですけど、僕たちのようなレベルの場合、まだその段階ではないです。

まずは、セオリーをしっかり守って、繰り返し練習することが最優先ですね。

センスや筋力ではなく、どれだけ上手い人の動きをコピーできるかということのほうが、スケボー初心者のときには大切です。

力を抜く

オーリーがまったくできない場合、力が入りすぎて、タイミングがバラバラになっています。

オーリーは、筋力で飛ぶジャンプではなく、オーリーというトリックです。オーリー イズノット ジャンプなんです。

手品を筋力でやる人はいません。オーリーも一緒。

力や筋力で解決しようとしているうちは、オーリーはできません。

いかに力を抜くかというベクトルで考えて練習すると、オーリーのコツの端っこが見えてきます。

プッシュ、チクタク、マニュアル、ショービットを練習する

スケボーを始めたんだから、まずはオーリーという感じになる気持ち、僕にもよく分かります。

分かりますし、別にガンガンオーリーの練習してもかまいません。

だけど、まったくコツがつかめない状態が長引いているなら、いったんオーリーはお休みして、↓こういうトリックをとことんやってみてください。

  • プッシュ
  • チクタク
  • マニュアル
  • ショービット

これらのトリックは、地味だけど、これからスケボーを楽しんでいく時に避けて通れない必須のトリックです。

オーリー、キックフリップ、グラインドというような大きなトリックの間に必ずやることになる重要なトリックです。

プッシュ、チクタク、マニュアル、ショービットは、どれも飛ぶトリックじゃなくて、重心を移動するトリックです。(ショービットはちょっと飛ぶけど)

「スケボーのトリックは、重心移動の連続と言っても過言ではない」って昔、地元の超上手いスケーターが言ってました。

本当にそのとおりで、筋力や根性を忘れて、重心移動を楽しむという風に考えを変えると、スケボーやオーリーへの視点やイメージも変わります。

これらのトリックは、集中して取り組む価値があるトリックなのに、初心者ほど軽くみているような気がします。逆に上手い人ほど、これらのトリックで調子を整えます。

お店で、「マニュアルとプッシュ重要だよー」と言っても、実際に集中して取り組む人はほとんどいなくて、そういう人は、やっぱり上達も遅い。

逆に、「プッシュで街まで行ってきました!」とか「6時間マニュアルやってました!」っていうバカ(いい意味で)なスケーターのほうが、どんどん上手くなっています。

基礎のトリックを軽く見たり、楽しめないようだと、オーリーをマスターするのは、どんどん遠ざかると思います。

最後に

という感じで、オーリーがまったくできない場合、自分はまだオーリーをやるレベルにないという悔しい現実を受け入れて、勇気ある撤退をする必要があります。

そんで、ある程度オーリーができているけど、

  • 高さの出し方が分からない
  • 物を飛び越えられない
  • 段差に乗れない

という場合もあると思うんですね。

実は、これもオーリーはできていないです。

僕はこの状態が20年くらい続いていて、ある程度の高さより上になると自分のイメージの外に出ちゃいます。年に数回、自分の思い通りのオーリーができるけど、まだ自分のものにしていない感じです。

本当にオーリーができる人は、高いオーリーも低いオーリーも自由自在です。

自由自在のオーリーになってからやっと、筋力やバネの勝負になってくるんですね。

どんだけ難しいんじゃ!とキレそうになることもあるんですけど、難しいと感じたら、無理して突っ込まずに、一歩下がる。

目標を小さくしたり、レベルを下げて、自分がコントロールできる世界を見つける。

こういう感じでスケボーって上手くなっていくものなんだと思われます。

今日は以上です!

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