スケートボードは、やる気と勢いだけでも上手くなるし、楽しい遊びです。
でも、トリックのひとつひとつは、とても繊細。微妙なズレが失敗につながることもあります。なので、たまにはスケボーのパーツの調整をしてやるのも大事です。
メンテナンスのコーナーでは、パーツのどの部分を調整すると、乗り心地はどう変わるのかをお伝えしていきます。
第7回は、「シューズの補修」です。
オーリーなどのトリックをすると、シューズに穴が開いてきます。
シューグーを使って穴を補修してやれば、シューズの買い替えを伸ばすことが出来ますよ。
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オーリーは、シューズとデッキテープの摩擦を利用するトリック。
スケボーのトリックのほとんどは、デッキテープをシューズで擦ることになるから、スケートシューズは必ずと言っていいくらいに、穴が開いてきます。
かといって、穴が開いてすぐにシューズを買い換えていたら、お金がかかるし、せっかく履きなれたシューズを捨てないといけなくなっちゃう。
そんな無駄を防いでくれるのが、魔法のアイテムが、「シューグー」。
正確には、「スポーツグー」と言って、シューズの補修以外にも色んな用途で使える「特殊ノリ」です。
スケーターにとっては、シューズを補修する専用のアイテムになってるので、「シューグー」と呼んでいます。
オーリーの練習で出来たシューズの穴を、シューグーを使って補修してみましょう。
使うのは、俺が買ってすぐに穴を開けてしまった、LAKAI PICO XLK。
オーリーで擦る部分が、ちょうどデニム生地になっているので、スエードやレザーよりも早く、穴が開いてしまいました。(オーリーで穴が開く場所には、個人差があります。)
まだ貫通はしていないけど、貫通してしまったら、本格的にスケボーに使えないので、今のうちに補修してやろうと思います。
まずは、シューグーを準備。
一番左のチューブがシューグーです。シューグーには、2本のヘラが付属しています。
まずは、ヤスリヘラで、補修面を軽く削ります。
今回のシューズは、デニム生地だったので、そんなに削る必要がなかったんだけど、レザーやソールなど、ツルツルしている部分を補修する時は、ヤスリで軽く補修面を削ってやると、シューグーがしっかりと固定してくれます。
ヤスリヘラで軽く削ったら、シューグーを補修面に、適量乗せます。
シューグーを乗せたら、ヘラで平らに伸ばします。
どうせまたオーリーで削れちゃうから、あまり神経質にならずに塗ってOK!
↓ついでに、もう1ヶ所オーリーで擦れるシューレース周辺もシューグーで保護しておきました。
穴が開いてから塗る以外にも、穴が開いたり、靴紐がちぎれたりする前にシューグーを塗っておくと、保護の役割も果たしてくれます。
約半日乾かせば、シューグーが固まって補修完了です。
シューグーが乾くと見た目がツルツルで、「オーリー出来るの?」って思うけど、ちゃんとデッキテープに喰い付いてくれます。
しかもゴムに近い感じだから、割れてきたりもしないので、安心してスケートシューズの補修に使えますよ。
シューグーでのシューズの補修、どうでしたか?
チューブから出して塗るだけなので、メチャクチャカンタンです。
俺は、穴が開いたら次のシューズに買い換えるってことが多いんだけど、調子の良かったシューズは、出来ればそのまま使いたいって思うことも多いんだよね。
そんな時は、シューグーで補修してもう少し履き続けたりします。
あとは、シューグーをひとつ持っていれば、シューズを1足買い換えるお金が浮いてくるっていうのが大きいよね。
スケボーは、すべてのパーツが消耗品だから、少しでも自分で補修出来るっていうのは大事なこと。
シューグーは、あなたのシューズとお金を守ってくれる、魔法のアイテムです。
ぜひ、一度使ってみてね。