スケーターにかけられた呪い

スケーターにかけられた呪い

どうも!稲垣です。

こう見えて、僕は意外と本を読みます。月に多い時は4、5冊。1冊も読まないってことはほとんどないです。

若い時は小説が好きでよく読んでましたが、最近よく読むのは、未来予測系の本です。

未来予測系の本っていうのは、科学や技術が発展すると未来の社会はこんなのになるぞーってことが書かれている本です。

普通に暮らしているとどんどん常識とか普通っていう固定観念が積もっていって、気がつくと当たり前の退屈なことしか話さないおっさんになってしまいそうなので、

意識的に、最新の科学や技術を元に書かれている、良い意味でぶっ飛んだ意見や考えを取り入れるようにしています。

そんで、昨日読み終わったのが、↓この本です。

お金2.0っていう本。

お金の増やし方が書いてあるわけじゃなくて、お金への考え方や価値がどんどん変わっていくぞーっていうようなことが書いてありました。

お金ってこうだな!っていう固定観念があるけど、それは違うぞ、もっと便利で扱いやすいものってことにみんなが気づいて、お金がなくても困らない世の中になるぞってことを、技術と理屈で説明してあって、めちゃくちゃ面白いしワクワクする本でした。

で、お金がどうとかを説明したいわけじゃなくて、固定観念や思い込みって、僕達スケーターの楽しさを奪っていくということを言いたいのです。

こないだインターネットで、娘が楽しそうに勉強しているとやめさせたくなる母親について議論している人達がいました。

「勉強は苦しいものじゃないといけない」っていう思い込みが、母親にはあると。

だから、楽しそうにしていることはやめさせて、ツライけど我慢することを続けていかないと人間は成長しないのだという固定観念です。

これ、ヤバくないですか?

ツライこと、苦しいことで満たされた方が良い人生って、文字面が凶悪過ぎて、ブログを書くのを途中でやめたくなりました。

だけど、僕達スケーターにもこういう固定観念が、多少なりともあったりすると思うんですね。

本当はやらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことがあるのに、スケボーしている自分に罪悪感を感じたことないですか?

総理大臣とか大統領とか、そういう人は別だと思うんですけど、絶対にやらなきゃガチでやばいことって、普通に生きている僕達にはないんですよ。

むしろ、楽しむはずのスケボーに罪悪感を感じていることの方がヤバイです。

これは、僕達がこれまでに受けてきた教育とか育ってきた環境が原因で、呪いにかかっているようなものだと思うんです。

遊びに罪悪感を感じてしまうのは、今日でキレイサッパリ忘れちゃいましょう。

忘れる具体的な方法は、僕も分からないんですけど、どうでも良いっすよ、罪悪感なんて。遊ぶ時は、本気で遊ぶことが大事。

確かに、アメリカのプロスケーターみたいに全てを放り出して、スケボーで生きるっていうのは、なかなかできることではないです。

仕事、家庭、人間関係。普段はあなたにも色々とあると思うんですよ。

だけど、スケボーに乗ってる時は、忘れちゃいましょう。

スケボーに乗ってても何かを生み出しているわけでもないし、誰かの役に立っているわけでもないけど、それが良いんですよ。ムダなことを沢山しましょう。

さっき紹介したお金2.0でも、これからは、合理的で役立つことよりも、ムダなこと、意味がないことが価値になっていくと書いてありました。

スケボーなんて、マジメな人や警察からしたら、街の汚いネズミ扱いです。嫌われて排除される。

だけど、そんなムダな生き物がいて、生態系が成り立っているんです。

蚊を絶滅させると、世界中の水が汚れていくそうです。

理由は、蚊の幼虫であるボウフラが、水を浄化する役目を果たしているから。

汚いところに生きている奴らにもちゃんと理由がある。

THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトさんが、昔、こんな風に言ってました。

「ドブネズミが美しいって分からないヤツは、大したことねぇ」って。

スケボーを楽しむのに罪悪感を感じる必要なし!地面に転がって楽しめー。

今日は以上です!

↓この本オススメっす。

↓甲本ヒロトさんのは、↓こっち。


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