どうも!稲垣です。
僕のもとには、全国の初心者スケーターから沢山メッセージや質問が届くんですが、最近多いなぁと感じている質問が、↓これです。
スケボーを買って練習しているのですが、難しくて、やる気が持続しません。どうやったら、スケボーを続けていくことができますか?
という質問。
僕は、
「やる気がないとか、滑りたくないとか、他にやりたいことがあるなら、スケボーしなくていい」
と思ってます。
僕自身も、他の趣味が見つかったり、やる気がないっていう理由で、年単位でスケボーしていなかったときがあります。
アメリカのプロスケーターでも、他の遊びに夢中になったり、ドラッグに夢中になったり、イケない仲間と付き合うようになったっていうような理由で、スケボーをやめてしまったり、滑らない時期があったっていう人がいます。
やる気がないのに滑っても楽しくないし、滑りたくなるまで待つっていうのもけっこう良いやり方だと思うんですよね。
ただ、大体の質問者さんの本当の悩みは、スケボーが思ったより楽しくない
ってことだと思います。
こんなはずじゃない!もっと楽しいものだと思ってた!ヒドイ!
っていうのが本音だったりするのかなぁと。
スケボーってあらゆる遊びやスポーツの中でも、かなり難しい部類のものだと思うんですよね。
運動神経とか筋力でなんとかなったりしないし、できないとイライラがつのるし、下手したらケガしちゃうし、転んでいる姿がカッコ悪いし。トリックができない時って、楽しさゼロ辛さ100って感じだったりします。
スケボーの楽しさと時間の関係って、↓こういう感じです。
楽しさがなかなか向上していかないんですけど、ある時から、グィーッと上昇していってますよね。
この上昇ポイントに入ると、スケボーってマジで楽しくて病みつきというか、死ぬまでなんだかんだでスケボーのカルチャーに触れていたいと思えるようになります。
そんで、この上昇ポイントって、良き先輩がいると、一気に引き寄せられる可能性があります。↓こんな感じで。
先輩は、これまでに「スケボーにハマる経験」をしているので、経験を元に、「こうしたらスケボーめっちゃ楽しくなるよ」っていうことを知っています。
そういう先輩と一緒に滑ったり、会話しているうちに自然と楽しさ上昇ポイントを引き寄せて、気づいたらスケボーがないと生きていけない体にされているという感じ。
この先輩から後輩への引き継ぎがローカル性だったりのするのかなと思います。
まぁのんびりと自分のペースで上昇ポイントに近づいていっても良いんですけど、
「早く!早く!もっとスケボーに病みつきになりたい!」
と渇望している人もいるかもしれないので、僕がおすすめする3つのトリックを紹介したいと思います。
スケボーのトリックってたくさんあるので、「どれから練習していったら良いのかなぁ」と迷っている人もいると思うんですけど、とりあえずこの3つができるように(確率的には5割の成功率くらい)なったら、絶対スケボーに病みつきになると思います。僕はなりました。
どうして3つかというと、病みつきになる食べ物の話からからヒントを得たからです。
人間が定期的に無性に食べなくなる食べ物の3つの条件っていうのがあるらしいんですよ。
- 糖質
- 脂質
- 旨味
この3つが揃うと、大体美味くて、病みつきになる食べ物になるそうです。
ラーメンとかカレーとかピザとかハンバーガーとか餃子とか、そういうのは、みんなこの3つの条件を的確に揃えているので、無性に食べたくなってしまう。なので、あんまり美味しくないカレーには、
- 砂糖(糖質)
- バター(脂質)
- 醤油(旨味)
を入れると、すぐに美味しいカレーになるそうです。
僕がこれから紹介する3つのトリックも、1つではなく、3つ揃うと病み付きになるという感じです。
いわゆるストリートスケートのための3つのトリックになります!
1.オーリー
まぁ、大体の人は、オーリーでつまづいているとは思うんですけど、やっぱりオーリーがある程度できないと、ストリートスケートは楽しめないっすね。
高さは、20〜40cmくらいを目指すと良いと思います。高ければ高いほど良いんですけど、マグレの70cmよりも、確実にふんわり飛べる20cmのオーリーのほうが価値が高いです。
高さよりも、確実性、ふんわり感を最優先に!
2.50-50グラインド
オーリーができたら、絶対に50-50グラインドをマスターしてください。
ボードスライドも良いんですけど、街中にちょうどいいレールってあんまりないし、グラインドのほうが「街を削ってる感」が強いし、音と感触があなたの脳を揺さぶってくれます。マジ最高のトリックっす。
オーリーと50-50グラインドができると、ほぼあなたの脳ミソは、スケボー中毒になっています。
仕事中も授業中もデート中もずーっと、スケボーのことを考えるようになります。
ただ、ここまでなら、なんとか普通の暮らしに戻ることもできます。
完全にスケボー中毒になりたくないなら、この辺で踏みとどまるべきですね。多分ムリだと思いますけど。
3.キックフリップ
スケボー中毒になるための最後の崖は、キックフリップです。この崖を飛び降りたら、もう戻ることはできません。
キックフリップは、デッキと足がくっついていないスケボーならではのトリックです。(最近では、サーフィンでもフリップするらしいですけど・・・)
自分の足から離れたデッキが、足の裏に吸い付いてくる感じを一度でも体験したら、猿のようにキックフリップしまくってしまいます。周りから見るとちょっと引くくらいキックフリップしかしなくなります。
自分の体から離れたものが、自分に戻ってくるのってすごく気持ち良いんですよ。
キックフリップは、ブーメランとかけん玉とか、そういうのと同じ楽しさ、気持ちよさだと思います。
まとめ
以上が、スケボーの楽しさの上昇ポイントを引き寄せる3つのトリックです。
- オーリー
- 50-50グラインド
- キックフリップ
たったの3つだし、シンプルなトリックだけど、この3つだけで、パークでもストリートでも、十分楽しめるし、自分のスタイルを表現することも可能です。
しかも、この3つをマスターしている時には、かなりスケボーに乗れる状態になっているので、嫌でもトリックの幅が広がっていきます。
「3つもマスターしないといけないのかぁ」
と思う人もいるかもしれないですけど、一番でっかい壁は、オーリーです。
50-50グラインドもキックフリップも、オーリーの難しさに比べると半分以下の難易度です。
オーリーがなくてもスケボーは楽しめるし、できなくても僕は全然良いと思うんですけど、
「とにかくスケボーにドハマリしたい!」
っていう場合は、やっぱりオーリーが必要だよなぁと思います。難しいですけど、トライを続けていきましょー。
今日は以上です。最後までありがとうございます!