スケーターってカモメのジョナサンみたいだ。

スケーターってカモメのジョナサンみたいだ。

どうも!稲垣です。

あなたは、「カモメのジョナサン」っていう小説を知っていますか?

リチャード・バックっていう人が書いたアメリカの小説です。

70年代にヒットした小説で、僕の親くらいの世代では読んだ人が多いかもしれません。内容は・・・


ジョナサンは、エサを獲って食べるために飛ぶのではなく、飛ぶことそのものを追求するために飛ぶことを選んだカモメ。本名は、ジョナサン・リビングストン。

ケガをしても、逆風がふいても、ジョナサンは飛ぶことをやめません。食べることを忘れて、もっと速く、もっと上手く、もっと遠くへ飛ぶ練習を続けます。

その結果、カモメとしての高みに到達します。

高みに到達したカモメのジョナサンは、若いカモメに飛び方を教えるために生きていく。


という内容です。かなりざっくりとお伝えしたんですけど、本編もかなり読みやすいです。2時間くらいで読み終わる小説ですし、難しい言葉も使われていないので、本が苦手な人でも読めると思います。

僕は、10代の頃に読んで影響を受けました。なんとなくドラゴンボールに似ているなぁと思ったのが最初の感想でした。孫悟空って最初は、西遊記がモデルだったと思うけど、その後は、カモメのジョナサンがモデルだったんじゃないかなぁ思えるくらいです。

ジョナサンの、ただ食べて生きるのではなく、自分がやりたいことをとことん追求して生きていくっていうのに憧れました。今でもその気持ちは変わらなくて、毎日スケボーのことばっかり考えて生きています。ジョナサンみたいに高みに到達できるほどスキルを極めることはできてないけど・・・。

僕は、今、海岸沿いの古い家に住んでいます。毎朝犬を連れて海岸を散歩します。冬になるとカモメが沢山飛んでいます。

これまでこんなに毎日沢山のカモメを見ることってなかったんですけど、カモメって風をつかまえて遊ぶように飛ぶんです。ただ単に獲物をつかまえにいくだけじゃなくて、あきらかに飛ぶこと自体を楽しんでいる(としか思えない)時があるんですね。

しかも面白いのが、テトラポットにずら~っとならんだカモメが、順番に飛び立って、またテトラポットに帰ってきて、また順番に飛び立ったりしているんです。

これが、僕にはスポットやパークやランプで滑っているスケーターにすごく似ていると感じたんです。

スケーターも1つのセクションの前に並んで、順番にトライしていきますよね。そんで、トライが終わったら、またセクションの前に帰ってくる。メイクした人にはハイタッチしたり、失敗した人にはアドバイスしたり、ちょっとからかってみたり。

ケガを恐れず、食べるのも忘れて、やりたいことを追求するカモメのジョナサンとスケーターって似ているなぁと思っていた矢先に、本物のカモメの行動もスケーターに似ているって分かって、勝手にテンションが上がったのを覚えています。

僕の中では、スケーターってカモメのジョナサンなんです。

デッキに乗ってトリックにトライすること以外はどうでもいいし、足がどうかなってしまってもいい。とにかく今日、トリックをメイクしたい。

そんな風に滑り続けるスケーターは、ジョナサンと同じように、きっとどこか高いところに行けてしまうんじゃないかと、そう思います。もしかしたら、社会的には脱落してしまったり、認められないかもしれないけど、そんなことも目の前のトリックに比べると、どうでもよかったりするんですよね。

今、予約を受け付けているHi5のオリジナルパーカーのサイズ表記と品質表示のところには、カモメのジョナサンのシルエットとメッセージを入れました。

Like a Jonathan Livingston Seagullは、「カモメのジョナサンのように」という意味です。

僕たちは、本当の意味では、カモメのジョナサンみたいに生きられないかもしれません。

仕事、生活、家庭、人間関係。色んな「本当はどうでもいいこと」だけど、「何かを守るために」やらなきゃいけないことがあるのが現実です。

だけど、スケートボードに乗っている時は、一瞬でもいいから、どうでもいいことを忘れて楽しいたいんですよね、カモメのジョナサンみたいに。

でかでかとプリントしちゃうと少し照れくさいけど、見えないところに入れるならアリかなと思って、デザインしてみました。

オリジナルパーカーは、完全予約生産となります。予約受付以外の在庫は作らないので、ぜひこの機会にご予約を!

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カモメのジョナサンの小説もオススメなので年末年始の暇な時に読んでみてくださいね。古本なら1円から買えますよー。

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