スケートボードを仕事にする方法

スケートボードを仕事にする方法

どうも!稲垣です。

スケートボードが2020年の東京オリンピックの正式種目に決定したり、こないだの冬季オリンピックの表彰台に登った平野歩夢さんが、「次はスケートボードでメダルを獲りたい」って言ったりしたことで、スケートボードが盛り上がってきている感じがします。

特にキッズスケーター向けのスクールがどこでも盛況らしいっす。親御さんがお子さんに勧めてみたり、親子で一緒にスケボーを始めたりってことが当たり前になっていくでしょうねー。

そんで、そんな感じでスケートボードを知ったり、興味を持ったり、始めてみたりしたいっていう人が増えてきたからなのか、こういう質問が多くなってきました。

  • 「どうやったらプロスケーターになれますか?」
  • 「スポンサーをつけるためには、どうしたら良いでしょうか?」
  • 「スケートボード業界で働きたいんですが、どうしたら良いですか?」

僕の個人的な勘では、「この業界で働きたい」とか「これを仕事にしたい」っていう人が増えてくると、その業界の市場は大きくなるし、スポーツだったら競技人口も増えてきている証拠だと思います。そして、この流れは、このまま続くと思っています。

 

人類史は、遊びを作る歴史だったぞ。

人間は、これまでの歴史で、やっても楽しくない仕事を動物や機械、時には同じ人間のはずの奴隷にやらせることで時間を余らせ、余った時間を遊んだり創作に使ってきました。

そんで、遊びや創作の周りに新しい仕事が生まれる。人類の歴史は、これの繰り返しです。

サッカーや野球も元々は遊びですよね。サッカーが生まれた時には、「そんなことしてる暇あるなら働け」と言われたはず。

だけど今や、サッカーという遊びの周りには、山ほど仕事があります。

プロサッカー選手を筆頭に、監督、コーチ、トレーナー、チーム運営、チームのオーナー、チームのマネージャー、チケットを売る人、芝を整える人、スタジアムを管理する人、スタジアムを建てる人、ボールを作る人、ボールを売る人、ボールをデザインする人、ユニフォームを作る人、ユニフォームを売る人・・・・・

全部書いていたら、もしかしたら自分の仕事も出てくるかもしれません。それくらい、サッカーの周りには、沢山の仕事が生まれました。

スケートボードにも、今後こんな感じで、仕事が沢山生まれてくると思います。

すごい話じゃないですか?街のはみ出しモノだったスケーターの周りに、彼らをサポートするために仕事をする人が沢山現れる。

僕は、今年41歳になりましたが、僕の周りには、

「スケボーで飯を食えたらなぁ」

って言っていた人がいました。だけど、ほとんどの人は、

「スケボーは金にならないしなぁ」

と言って諦め、今は、食うための仕事をしています。

諦めなかったというか、普通に働くことができなかった僕のような人たちは、今では、スケートボードを仕事にできるようになってきています。好きなことを突き詰めてやっていたら時代が味方してくれた感じですね。

 

スケートボードを仕事にすると、スケートボードを嫌になるかも?

プロスケーターになる以外にも、スケートボードを仕事にする方法があります。

僕のようにお店をやるっていうのも一つだし、ブランドを海外から仕入れて卸す代理店をやるとか、子供たちにスケボーを教えるインストラクターも良いかもしれない、プロスケーターを束ねてスケートボードブランドを立ち上げたっていいし、もうすでに現れているスケートボードYouTuberでも良いですよね。

これまで「スケボーでは食えねぇ」って言っていた人達は、もしかしたら時代を恨んでいるかもしれないです。それくらい、これからスケートボードを仕事にしたいという人にとっては良い時代です。(もちろん色んな人や会社が参入してくるので、競争も激しくなっていくと思うんですけど・・・。)

ただ、人間って不思議な生き物で、ただ純粋に楽しいからやっていたことに報酬が払われると、目的が報酬になってしまい、報酬が支払われなくなるとやめてしまうという性質を持っています。

この性質がなかなか曲者で、好きなことを仕事にしてしまったせいで、好きなことが楽しくなることもあるんですよね。

なので、スケートボードを仕事にしたいという思いの源泉が何なのか?っていうのをよく考えることが大切なのかなぁと思います。

僕もお店をやっていると、売上があれば嬉しいし、なかったらヘコむっていうことがあります。だけど、これは、スケートボードの問題ではなく、経営とかそういう問題だと思うようにしていて、スケートボードの楽しさとお店の楽しさは、切り離して考えるようにすることで、スケートボードを嫌いにならないようにしています。

まぁでも、色々あるとしても、やっぱり好きなことが仕事になるって良いことですよね。僕は、自分のお店を通じて、スケボーを始める人が一人でも増えてくれたり、プロスケーターやスケートカンパニーを支えていたりすることが楽しいし、嬉しいです。

今後、よほどのことがない限り、スケートボードに関わる仕事は、これからも増えていくと思います。今では、スケートボードの学校まであります。あなたなら、どんな方法でスケートボードを仕事にしますか?

今日のブログが、あなたが今度スケートボードを仕事にしようとする時にヒントになれば嬉しいです。今日は以上です!

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