どうも!稲垣です。
始めてスケボーを選ぶ時や、購入後のパーツ交換で、地味だけど悩むパーツがベアリングだったりしませんか?
デッキやトラックは、スケーターのこだわりを表現しやすい目立つパーツなんですが、ベアリングは、選ぶ基準がハッキリしないし、ブランドやメーカーでどんな風に違うのか分かりにくかったりします。
お店やオンラインストアでも、ベアリングはどうやって選んだら良いですか?という相談されることが多いです。
「スケボーのスピードを左右するパーツなんだから、速ければ速いほど良いだろう」
と考えている人も多いかもしれないんですけど、そんなこともないんじゃないかなぁと、僕は思っています。
なので今日は、遅くて安いベアリングを使うメリットもあるという話をしまーす!
まずは、ベアリングを選ぶ時の最大の基準、ABEC(エイベック)について説明しますね。
ABEC(エイベック)というのは、ベアリングがどれだけ精度が高く作られているかを表す数字で、大きいほど精度が高く、速くスムーズに回転します。
ABEC 3よりも、ABEC 7のほうが、精度が高く、スムーズに回転するベアリングということになります。
もちろん、ABEC(エイベック)の数字が大きいほど価格も高くなります。
スケボーのベアリングでも、高いものだと1万円を超えたりします。
そんで、ここからが、ベアリングの選び方なんですけど、滑る場所やスタイルによっては、別に遅いベアリングで良いし、メンテナンスもいらないんじゃない?と思ってます。
まずは、速いベアリングを選んだ方がいい場合。
ミニランプやボウルやバーチカルの場合は、プッシュをしません。なので、スピードは、基本的には、ベアリング頼りになります。なので、ミニランプ、ボウル、バーチカルをメインに滑る場合は、できるだけ速いベアリングを選ぶのが良いですね。遅いベアリングだと、すぐに減速してしまって、楽しめない場合があります。
次に、遅いベアリングでもいい場合。
ストリートスケートの場合、プッシュでスピードを調整できます。速くするなら強くプッシュすれば、遅いベアリングでも一時的には、スピードが出ます。
なので、遅いベアリングを使っていてもあんまり問題ないし、自分でスピードの調整がしやすいので、速すぎるくらいなら、少し遅いベアリングの方が調子良かったりもします。
1万円以上もする高いベアリングを購入した場合、やはり、元を取りたいです。元を取りたいし、せっかく高いベアリングを買ったんだから、常に高いパフォーマンスの状態で使いたいと思うのが人情というものです。
なので、高いベアリングを買うと、メンテナンスの必要が出てきます。ベアリングのメンテナンスは、やってみるとそれなりに面倒くさいです。僕は、メンテナンスなんてやってられない派です。そんな暇あったら、滑るかスケートビデオを見ていたい。
なので、もしもあなたがストリートスケートメインで滑っているなら、安いベアリングをメンテナンスなしで、調子悪くなるまで使う、壊れるまで使うっていうのもアリですね。
遅いベアリングと速いベアリングっていうけど、どこからが速いベアリングなの?って感じだと思うんですけど、僕は、ABEC 7以上は、速いベアリングと思ってます。
ミニランプやバーチカルやクルージングという目的じゃなければ、ABEC 3の遅くて安いベアリングを使っても問題ないです。
ただ、初心者の時は、ABEC 7以上の速めのベアリングがおすすめです。
なぜかというと、初心者の時は、プッシュが安定していないので、遅いベアリングだとすぐに減速して止まってしまうからです。
せっかくスケボーを始めたんだから、まずは、スケボーのスピード感を楽しめたほうがいいし、スピードに慣れることは、オーリーなどのトリックにトライする時にも大切です。
以上、遅くて安いベアリングを選ぶメリットをお伝えしました。
さっきは、ABEC 7以上が速いベアリングとお伝えしたんですが、この辺の感覚は、人それぞれだと思います。
最近では、ABEC 9やABEC 11という高精度のベアリングも出てきているし、ストリートもパークもランプも全部やるっていうスケーターも増えてきています。
あなたのスタイルに合わせて、色んなベアリングを試してみてくださいね(^^)
今日は以上です!
トッププロスケーターが立ち上げた最新ベアリングブランドもあるので、チェックしてみてください!(速いベアリングばっかりだけど)