どうも!稲垣です。
3月に入って、「スケボー始めたいんです!」っていう人からのご注文や問い合わせが増えています。ありがとうございます!
そんで、問い合わせの中で多いのが、デッキの選び方に関して。
特にサイズ選びに悩む人が多いみたいです。
そんでそんで、サイズ選びの中でも多いのが、
「8インチとか、それ以上のサイズは初心者には向いていませんか?」
という質問が多いです。
なので、今日は、
スケボー初心者にとって8インチのデッキは、太すぎるのか?
ってことについて、このブログでお答えしようと思いますよー。
結論から言うと、8インチ、選んで良いっす。
だけど、8インチを選ぶと乗りにくくなる人もいるので、そっちを先にお伝えします!
個人的には、デッキは、自分がカッコイイと思ったデザインやスケーターのデッキを選んでおけば、それでOK!ってタイプなんですけど、初心者の時には、そんなワケにもいかないですよね。
8インチっていうのは、デッキのサイズとしてはどうなのかっていうと、太めといえば、太めです。
なので、身長が150cm以下の人は、8インチより小さいサイズを選んだほうが、トリックがやりやすいのかなぁと思います。
女性やキッズなど、力が弱いスケーターの場合は、7.8インチ以下が良いですね。
身長150〜160cmの人は、7.8インチ以下でもいいし、8インチでも大丈夫です。安定感を求めるなら8インチ。軽さを求めるなら7.8インチ以下で。
身長160cm以上の人は、気に入ったデザインがあったら、8インチ以上のデッキは、積極的に選んで良いと思います。その理由は・・・
もしも、あなたが身長170cm以上だったら、8インチのデッキを積極的に選んでいくと良い理由があって、それは、
デッキの選択肢が広がるから
です。
最近は、どのブランドも8インチ以上が主流です。逆に、7インチ台のデッキを探そうとすると、かなり絞り込まれてきます。
日本向けに細めのサイズを展開してくれるブランドもあるけど、そうじゃない場合のほうが多いです。
なので、これから、スケボーを続けていく時に、8インチ以上のデッキを使えたら、ブランドやデザインの選択肢が広がりますよー。
8インチは、僕たちアラフォー世代からすると、太いサイズになるんですね。僕が20代の時は、7.5インチとかで滑ってましたから。
最近では、みんなどんどん太いサイズに慣れてきていて、8インチだと普通。8.1インチくらいで丁度いいっていう雰囲気があります。
ランプやボウルを滑るスケーターだと、8.5インチ以上でも普通って感じです。
なので、今の雰囲気だと8インチは、そんなに太いサイズではないですね。
「え!初心者で8インチ!?ありえない!」っていうことはないので、もしも気に入ったデザインが8インチだったとしても、選んでも全然OKです(^^)
こないだお店に来てくれたスケーターはこんな風に話していました。
「サイズで悩むよりも、スタイルを磨いたほうが良いよね。」
と。
ホントにそう思います。
スケボーを続けていくと、デッキのサイズ、形、素材にこだわる時期ってあるんです。
いかに軽くするか?とか、いかにトリックをやりやすくするか?にこだわりたくなる。
これ自体は悪いことでもなんでもなくて、スケボーの知識が深まる時期でもあるし、トリックの研究もするから、良いことです。
だけど、いくら道具にこだわっても、滑ること以外にトリックが上手くなる方法ってないんですよね。
初心者のときならなおさら、道具にこだわるよりも、1時間でも1分でも、長く滑ることのほうが大切です。
スケボーって、やってみると分かるんですけど、難しい。
「こんなにできないなんてウソでしょ・・・」
と自己嫌悪になるくらい難しいトリックもあります。
そんな難しいことを続けていく時には、自分で楽しさを見つけたり、作っていくことが超重要です。
っていうことよりも、
っていう感覚でデッキを選んで、その初期衝動ををいかに保っていくかのほうが大切です。
昔、甲本ヒロトっていうロックの人が、
「ロックンローラーが一番ロックしているのは、ギターで初めてコードを弾いた時だったり、学校の掃除の時間に、ホウキをギターに見立ててジャカジャカやっていた時なんだ。誰でもそこから、少しずつロックンローラーじゃなくなっていく。大切なのは、どれだけ最初の衝動を保っていけるかってことなんだ」
っていうようなことを言ってました。(うろ覚えですけど、意味的には合ってると思います)
僕は、スケートボードも同じなんじゃないかなぁと思ってます。
「スケボーやりてぇ!」
っていう最初の衝動をいかになくさずにいられるか?
そのための一番簡単な方法が、カッコイイと思うデッキを選ぶ
だと、僕は思っているので、迷っている人には、
「サイズより、カッコイイと思ったほうを選んだほうが良いぞー」
とアドバイスしています。
インターネットでスケボーを買おうとすると、どうしても、品質、価格、送料、お届け日で比較しちゃうと思うし、そういうのも大事だと思うんですけど、
買い物として正解なことが、スケートボードとして正解とは限らないんですよね。
ショップのカタログページをジロジロ見るよりも、YouTubeで沢山のスケボーの映像を見てみたり、近くのパークに行ってスケーターが滑っているのを見てみたほうが、きっとあなたのスケートライフにとって大切なことが見つかると思います。
今日は以上です。最後までありがとうございます!