どうも!稲垣です。
スケボーを買おうとしていたり、もしくは買った直後で、↓こんな風に悩んでいたりしませんか?
- ちゃんと上達できるかな・・・
- 全然上達しないんだけど、このままスケボー楽しめるかな・・・
この悩み、僕にもよく分かるんです。
なんでかっていうと、僕自身も全然上級者ってわけじゃないし、上達しない自分に嫌気がさして、スケボーを楽しめない時期が何度もあったから。
スケボーのトリックって、本当に難しいですよね。ある人達にとっては、簡単にできることでも、僕達にとっては、なかなか難しいし、恐怖も感じる。
だから、スケボーを楽しんでいけるか不安を感じるのは、ごく当たり前。
それに、スケボーのトリックは、こうやったら必ずできるっていうような確立された練習方法が未だにないんです。ネットやDVDで見た通りに練習しているのに上達できなくても、それは、あなたの責任じゃないから、ヘコまなくてOK。
僕の知っている人でも、上手くならない、スケボーに乗るのが怖い、そういった理由でスケボーを続けられなくて、やめていく人がいます。
僕は、それがとても残念なんです。
スケボーは、上手さを競い合ったり、恐怖心を克服するのが目的じゃないんです。
どんな楽しみ方をしても自由だし、続けていくことで、他のスポーツや趣味では得られなかった楽しさや満足感を味わえる最高の遊びです。
そこで今日は、そんなに上達しなかったのにスケボーを19年以上続けて楽しんできた僕が、
スケートライフを楽しむためにやった6つのこと
をお伝えしようと思います。
あなたのスケートライフが長く深く楽しいものになるヒントになれば嬉しいです。
(1)自分の恐怖心を認めて、目標を小さくする!
スケボーの楽しさのとなりには、必ず恐怖心があります。
スケボー初心者は、いつか恐怖心がなくなると信じていますが、実は、そんな日は絶対に訪れません。スケボーをしている限り、恐怖心は必ず感じます。
大事なのは、自分の恐怖心がどれくらいのものなのかを知ること。
ケガや事故は、恐怖心にとらわれた時に起きます。
自分を過信したあまり、コントロールできない大きさの恐怖心が現れた瞬間、体は固くなり動かなくなり、その結果、転んでケガをします。
まずは、自分が怖いとは感じるけど、体は自由に動かせるレベルで楽しんでいきましょう。
例えば、オーリーで物を飛び越える練習をしている時。恐怖を感じて体が固まってしまったり、トライを途中でやめることが続いたら、目標を小さくしましょう。
最初は、毛糸から始めて良いんです。毛糸が飛び越せたら鉛筆。鉛筆が飛べたら、空き缶というように、少しずつ目標を高くしていく。
その時、もしも恐怖心にとらわれて体が動かなくなったら、目標を小さいものに戻してみる。恐怖心を感じながらも、それをコントロールして飛べるようになるまで、トライを楽しみましょう。何十回でも何百回でも、気の済むまで楽しんでOK。
僕は、最近、高さ10~20cm程度の低い縁石でグラインドをするのが楽しくて仕方ありません。しかも、何度も何度も同じトリックでトライします。
そうすると、恐怖心に対して冷静になっている自分を感じることができます。そうなると、次の新しいトライへの勇気が生まれます。
まずは、自分の恐怖心を認めてあげてください。怖いと感じることは普通のこと。上級者もプロスケーターも恐怖心と一緒にスケボーを楽しんでいます。
(2)好きなスケーターを見つけて真似しよう!
スケボーを買ったら、スケボーの映像を沢山見てください。そして、好きなスケーターを見つけましょう。
好きなスケーターが見つかったら、どんどん真似をしてください。
「真似?スケボーでは個性が大切なんでしょ?」
というあなたの意見、それは正しいです。僕も、スケボーでは、個性が大切だと思います。
ただ、スケボーを楽しむ時、上達をする時、真似をすることは、とても大切なんです。
子供の頃、何かの真似をして夢中になったことはありませんか?
好きなスポーツ選手、アニメのヒーロー、歌手、アイドルなど。きっとなってみたいと思った憧れがいて、夢中になって真似をしたはず。
人間は、夢中になっているときが最強です。
夢中になっている時は、誰の声も届きません。自分の声すらも届きません。ただただ、行動に夢中になっている。体が勝手に動いている。
スケボーは、そんな時に上達します。考えるのをやめて、夢中になった時、できなかったトリックができるようになる。
スケボーに乗ったら、大好きなスケーターになりきって動いてみましょう。きっと普段のむつかしい考え事が消えて、子供のように夢中になれますよ。
(3)音楽を聞こう!
音楽があるライフスタイルって、最高に楽しい。
懐かしい音楽を聞くことで、聞いていた時の自分にもう一度会えたり、その時の記憶がよみがえって、人生の長さや深さを感じられます。
スケボーの映像を見ていると、BGMがイケていることに気づくはず。
気になるBGMがあったら、どんどん自分のプレイリストに入れて聞きましょう。
あなたのライフスタイルが、スケボーのBGMとウィールの摩擦音で彩られていけば、他の人には真似出来ないスケートライフになっていきます。
(4)オシャレを楽しもう!
好きなスケーターが見つかったら、彼が身につけているアイテムを探して、自分でも身につけてみてください。もっとスケートボードに夢中になれます。
または、好きなチームのロゴがプリントされたTシャツやコーチジャケットやスウェットパーカーを着て滑りにでかけてください。気分は、憧れのチームの一員。好きなチームのロゴは、あなた好みのスタイルを表現するのに一役買ってくれます。
スケーターになったなら、恥ずかしがらずに、どんどんオシャレして、どんどんカッコつけましょう。誰もあなたのことなんて見ていません。楽しいかどうか、カッコイイかどうかは、あなたが決めることです。
(5)仲間を認めよう!
もしも、友達や家族と一緒にスケボーを楽しむなら、彼らがトリックを成功させたり、トライをしていたら、拍手をしたり、声をかけよう。
友達や家族じゃなかったとしても、よく行くパークやスポットで一緒に滑るスケーターがいたら、同じように拍手をしたり、声をかけたりしよう。
スケボーは、世代、性別、国籍を超えて、同じ価値観を認め合える遊びです。トリックにトライする仲間を認めることで、良い出会いが起きるし、あなたにもトリックにトライする勇気が湧いてくるのを感じるはずです。
(6)DIY精神を育てていこう!
スケボーが、他のスポーツを違うのは、楽しむ環境を自分の手で作っていくところです。
ストリートスケートはもちろん、空き地や公園や駐車場でスケボーをする時も、「もっと自分の手で楽しくできるんじゃないか?」とイメージすることがとても大切。
カーブボックスやレールを自分で作っても良いし、縁石にワックスを塗って滑るようにしても良い。
スケーターは、何かを与えられて楽しむのが大嫌いな生き物です。
「ないなら自分で作る」というDIY精神を育てながらスケボーを楽しんでいこう!
まとめ
僕は、この6つのことを意識して、実践しながらスケボーを楽しんできました。
気づけば、もう少しでスケボーを始めて20年。
プロになるとか、世界を目指すっていう大きな夢は、最初からありませんでした。
スケーターでいられたら人生って楽しいんじゃないか?
スケーターの視点で世界を見られたら、面白いんじゃないか?
と信じて、楽しみながらスケボーに乗ってきました。
その結果、こうやってお店をやって全国のスケーターのサポートができているのがすごく嬉しいし、楽しい。
自分自身も好きなことを仕事にできて、充実した毎日を送っています。
仕事でもプライベートでも、今日紹介した6つのことから学んだスケーター的な考え方や視点が活躍してくれることが沢山あります。
何か新しいことを始めようと思ったら、まずは簡単で小さなこと(例えば読書)から始めてみたり。
気に入る物がなかったり、お金がかかりそうだったら、まずはノコギリとトンカチを持って、自分で作ってみたり。
自分ができないことができている人がいたら、それが例え小学生だろうが尊敬の気持ちを現したり。
集中力が足りないなと感じた時は、憧れの人になりきって、夢中になろうとしてみたり。
スケボーは、大人たちから見ると、うるさくて、うっとうしくて、たちの悪い遊びに見えるのかもしれない。
だけど、スケボーでしか得られない大切なことが沢山あると、僕は思っています。
もしも、あなたが、
- ちゃんと上達できるかな・・・
- 全然上達しないんだけど、このままスケボー楽しめるかな・・・
と感じて、不安になっていたり、スケボーをやめそうになったら、今日僕が紹介した
- 自分の恐怖心を認めて、目標を小さくする!
- 好きなスケーターを見つけて真似しよう!
- 音楽を聞こう!
- オシャレを楽しもう!
- 仲間を認めよう!
- DIY精神を育てていこう!
を試してみてください。
今日のブログが、あなたのスケートライフに役立つと嬉しいです。
一緒にスケボーを楽しんでいきましょう!
Hi5 稲垣より