どうも!稲垣です。
こないだ、ツイッターで↓こんなことをつぶやきました。
僕のスケートショップでは、スクールはやりません。理由は、スケボーは、カルチャーであるという考えからです。パークやストリートに出て、スケーターの動きを見て、感じて、覚えて、イメージして、自分でやってみる。上達まで遠回りになるけど、このやり方が好きだし、伝えていきたいと思ってます。
— Hi5 Skateboarding (@Hi5Skate) 2018年6月18日
スケートボード人気が高まる中で、スクールの需要も増えているみたいです。
スケボーを買っても、その後どうやって練習していけばいいのか分からない人が多いみたいなので、時代に合ったビジネスの流れだなぁと思ったりするし、お店としては、なかなかいい売上アップになるよなぁとも思うんですけど、僕のショップでは、スクールはやりません。
理由は、ツイッターでも書いたけど、
スケボーは、カルチャーである
という考えだからです。
スポーツになると、どうしても勝ち負けや競技性が出てきて、ムダを無くして最短で上達したり、勝ちにいったりするようになります。
スポーツとしてのスケボーを否定するわけじゃなくて、そういうのは大手の会社や大きなお店がやってくれたら良くて、僕みたいな小さなお店は、逆にスケボーのムダな部分を大切にしていきたいと考えています。
スケボーをカルチャーとして捉えると、トリックやスタイルは、習うものではなくて、目で盗むものになっていくと思います。
パークやストリートにでかけていって、一緒に滑るスケーターの動きを見て、覚えて、イメージして、自分でやってみる。
もちろん、時にはアドバイスをもらっても良いけど、スケボーのトリックのコツって人それぞれだから、結局は、自分のやり方を見つけるしかない。
目で盗むなんて、寿司職人の修行みたくて今どき流行らないかもしれないし、そんな遠回りなことして何の意味があるの?って思うかもしれないですけど、そもそもスケボーをすることに意味なんてないと思うんですよね。
スケボー自体が、この世にあってもなくても困らないムダな遊びなわけです。それを仕事やビジネスにしたい人が、分かりやすいルールや勝ち負けを作ろうとしているだけで、スケボーなんてもともとムダなもの。だけど楽しい。それで良いんじゃないかな。
もしも、スポーツとしてのスケボーをきゅうくつに感じたスケーターがいたとして、彼・彼女たちの居場所として、僕のお店が存在できたら嬉しいなぁと思ってます。
今日は以上です!