どうも!稲垣です。
昨日、ダークナイト ライジングっていう映画を見ていたら、すごく印象的なシーンがありました。
そのシーンが、スケートボードにも通ずることを表していました。
どういうシーンかというと、
というシーン。
キーワードは、恐怖心。
スケーターにとって、恐怖心は重要なテーマのひとつですよね。
オーリーで物を飛び越える、階段を飛び降りる、ハンドレールに入る
スケボーのトリックは、どんなトリックでも、大なり小なり恐怖心がつきまといます。
恐怖心がいつかなくなり、恐怖心がなくなれば、どんなトリックでもできるようになると考えていたりするスケーターがいますが、そんなことはありえません。
恐怖心っていうのは、人間の本能、原始的な反応なので、なくなることはないんですね。
心臓が勝手に動くのと同じくらい、僕たちのコントロールから離れたところにあるものです。
なので、恐怖心がなくなったらトライしようと思っていると、何にもトライしないままスケートライフが終わってしまいます。
それに、恐怖っていうのは、スケートボードの醍醐味でもあったりします。
恐怖のないスケートボードの、なんと味気ないことか。
スケートボードに乗っている間、恐怖心は、ずーっと僕たちの横にいます。
恐怖心は、いつも僕たちの小さな勇気を握りつぶします。
だけど、その恐怖心に仕事をさせず、トリックをメイクした時の快感と言ったら、何に例えたら良いのか。
前に「スケートボードは、ただただ体にダメージを蓄積して快感を追い求めるドラッグのようなものだ」とブログに書いたのですが、
恐怖心を制してトリックをメイクする快感を得るためなら、多少のダメージなど気にせずトリックにトライしてしまうのがスケーターというものです。
スケートボードが完全に安全な中で行われるものだったら、こんなに多くの人を熱狂させることはなかったと思います。
失敗すればケガをするというリスクや、人間なら絶対に感じてしまう恐怖心があるからこその楽しみです。
いつかスケボーが怖くなくなる日なんて来ません。スケボーは、ずーっと怖いです。
それじゃあ、どうやったら恐怖心をスパイスとして受け入れ、スケートライフをさらに楽しくて味わい深いものにできるのか?
答えは、滑り続けることです。
今日も明日も明後日も、スケボーに乗って、トリックにトライし続ける。
これ以外にありません。
映画ダークナイトライジングの主人公は、命綱を使わないことで、それまでにクリアできなかった難関をクリアしました。
あなたのスケートライフを最高に楽しくするために、恐怖心を排除しないようにしてください。
スケートボードを楽しめない人は、安全でケガがないようにしています。
スケートボードを楽しんでいる人は、リスクを受け入れ、恐怖心と一緒に楽しんでいます。
どうしてスケボーが楽しくないのか、どうしてカッコいいスケーターになれないのか。
ヒントは、恐怖心との関わり方にあるのかなと思います。
今日は以上です!