どうも!稲垣です。
スケボーが人生やライフスタイルに及ぼす影響っていうのは、僕たちが考えているよりもめちゃくちゃ大きくて強いです。
「スケボーカッコいいっすねぇ〜」くらいの軽いノリで始めたのに、いつのまにか生活の中心になっていたっていうスケーターが多いと思います。僕もそんなスケーターのひとりです。
そんで最近気づいたのが、スケボーのスタイルが変わると、スケーターの見た目や性格も変わるんじゃないか?ってことなんですね。
最初は、スポーツブランドのTシャツを着て、細めのジーパンを履いて、パークでお行儀よく滑っていた爽やかスケーターが、ストリートで縁石を削ったり、スケーター仲間とワイワイやっているうちに、襟が伸びた安物のTシャツに軍パンを腰穿きして、アスファルトの道路をフルプッシュするようなダーティなスケーターになっていくというのを、今までに何人も見ています。
そんで、スケーターって、変化を恐れないというか、変化こそ人生みたいな感じで生きていたりするので、プロスケーターになってからもスタイルを変えていきます。
「あれ?このスケーター、今はこんなスタイルなんやー」っていうことが多いです。
そんな中でも、僕が最近、「こいつ変わりすぎじゃね?」と思うプロスケーターが、GIRLのCory Kennedy(コリー・ケネディ)です。
僕が今、一番好きなスケーターと言っても過言ではないくらい、毎日彼の映像を見ていたりするんですけど、コリー・ケネディのプロになってからの変わりっぷりがすごいんですよ。
まずは、プロになったばかりの頃のコリー・ケネディを見てみてください。
GIRLのPRETTY SWEETでは、↓こんな感じ。
悪ガキ感はあるけど、爽やかで元気な印象です。滑りもテクニカルなストリートスケートって感じ。
それが、今では、↓こういうスタイルに変化。
太いパンツを穿いて、シャツの袖をぶった切って、でっかくて変な形のデッキに乗って、ストリートだけじゃなくて、ボウルもガツガツ攻めるスタイルになってますね。
たまに爽やか時代のテクニカルなトリックもやるけど、技よりもスタイルで魅せるスケーターになってます。
しまいには、↓こんな感じで
交通誘導員のベストを着てスケートするという変なヤツになりました。ここまで来ると、絶対に性格も変わってると思う。
僕的には、このベストを着るようになってからのコリー・ケネディがすごく好きです。
昔の爽やかテクニカルスタイルだと、上手いスケーターの一人で終わったかもしれないけど、コンクリートボウルのようなトランジションを攻めるようになって、テクニックとスタイルがいい感じにミックスされて、他にはいないスケーターになったと思います。
こんな感じで、見た目も性格も変わるくらいスケートスタイルというのは、僕たちに影響を及ぼします。
スケボーを始めたきっかけは人それぞれで、思いの大きさも強さも人それぞれだと思うけど、この際だから、どっぷりスケートライフに浸かって、どんどん変化していくのも面白いと思います。
今日は以上です!