どうも!稲垣です。
スケボーのトリックで一番人気はオーリーだと思うんですが、実は目標にしているトリックの1位は、キックフリップじゃないかなと思うんです。
キックフリップっていうのは、↓こういうトリックです。
デッキを空中でクルッと360度回転させるトリックです。
キックフリップを初めて生で見た時、衝撃が走った記憶があります。
ビデオの中では見たことあったんですよ。でも、現実味がないというか、「アメリカのスゴイスケーターだからできるトリックでしょ」って感じだったんですね。
だから、「俺はオーリーができればそれで満足。まずはオーリーだ!」って思ってたんですよ。だけど、地元のスケートスポットで練習している時に、上級者がキックフリップをしているのを見て、
「うおおおお!!」
ってなっちゃったんです。
「できるんやー!アメリカのプロじゃなくてもできるトリックなんやー!」
と、夢のようなトリックだったキックフリップに、急に現実味が帯びたんですね。
「ということは、俺にもできるはず。ゴクリ・・・」と生唾ゴックン状態で、その上級者のキックフリップをガン見しました。
オーリーは、人気トリックの不動の1位。もはや殿堂入り。「好きなトリックは?」って聞かれて「オーリーです」って答えるのは、もはや少し野暮っていうか、「好きな食べ物は?」って聞かれて「炊きたてのご飯」って答えるのと同じで、「それは分かってるから、他ので答えて」ってなりがち。だから、とりあえずオーリー以外で好きなトリックは?ってなると、やっぱりキックフリップだと思うんですよ。
キックフリップって、トリックのハウツーや練習方法が確立されている今では、そんなに難易度が高いトリックじゃない。だけど、プロスケーターも、自分のパートで積極的にキックフリップを取り入れています。もっと難しいトリックをしても良いはずなんだけど、必ずと言っていいほど、キックフリップをしています。
これは、やっぱり需要があるからだと思うんですよ。プロスケーターからすると、「俺のファンは、やっぱり俺のキックフリップ見たいやろ」という意識があると思うんです。そんで、見ている僕達もやっぱりキックフリップが見たい。それも・・・
後ろ足にデッキが吸い付いて見えるようなビッタビタのキックフリップを見たい!
昔のキックフリップって地面をコロコロ転がるような感じだったんです。オーリーもそんなに高くないから、どうしてもムリヤリ転がすようなキックフリップになってしまってたんですね。
今では、エアキャッチと呼ばれる、空中で回転するキックフリップが当たり前。それも、持ち上がってくるデッキが後ろ足に当って「バチン!」なんて音がするくらいのエアキャッチ。
ということで、今日は、僕が好きなキックフリップが出てくる映像を紹介しようと思います!
まずは、FTCの名作Penal Code 100aのマイク・キャロルのキックフリップ。映像の15秒くらいの所でキックフリップしています。これ、高さどれくらいなんだろう。80cmはあると思います。キックフリップと言えばマイク・キャロルって言われるくらいの使い手です。まだみんなが地面を転がるキックフリップをしている時に、キャロルは、エアキャッチのキックフリップをしていましたね。
次は、PJ LaddのWonderful,Horrible,Lifeのパートから。3分49秒の階段の手すり超えのキックフリップ。
上半身が動かず、持ち上げた両足にデッキが吸い付いて、何事もなかったかのような着地。抜け感がたまらないキックフリップです。PJ Laddもキックフリップ系のトリックを多用するキックフリッパーですね。
次は、POLARのCyru Bennet。映像がスタートして3秒くらいでかますキックフリップ。
切れ味鋭すぎでしょ。デッキをキャッチした後もなかなか落ちてこなくて、鋭いのにフンワリ感もある最高のキックフリップです。前足がしっかり伸びたキックフリップって難しいんですよね。僕はどうしても足首のスナップだけで回しちゃうんで、このスタイルに憧れます。
最後は、Torey Pudwill。
正直に言うと、そんなに好きなキックフリップの形ではないんです。だけど、どうしても紹介してしまうほどスゴイキックフリップ。ビッタビタのエアキャッチとは、このことではないかと思います。
最後に、キックフリップでエアキャッチするコツは、
実際には、重力があるから空中で止まることは不可能なんだけど、イメージすることが超重要ですね。
最近はやってないけど、キックフリップで物を飛び越えると、脳からなんか出て超気持ち良いです。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
あなたのキックフリップの成功を応援しています!
スケボー初心者応援ショップ Hi5店長 稲垣より
【追伸】
トラックを変えるとトリックの感覚が変わると言われています。
軽いトラックにすることで、もしかしたら、あなたのキックフリップもビタビタのエアキャッチになっちゃうかも?
重量もテールの弾きも軽くするなら、サンダーのトラックがオススメです。よかったらチェックしてみてください(^^)