こんにちは、Hi5店長の稲垣です。僕は、スケートボードは下手の横好きで続けても、とても楽しいと思っています。それは、滑ること以外でも楽しめる奥の深さがあるからなのですが、「こだわって買う。」というのもスケートボードの楽しさのひとつではないでしょうか。
「店長が買った」のコーナーでは、実際に僕が購入して使ってみたアイテムを紹介していこうと思います。
みなさんはスケートシューズを選ぶ時の基準や、自分流の履き方、こだわりなどはありますか?
僕は、こだわりというほど強いものではないのですが、「機能もデザインも楽しみたい」という考えから、少し変わった履き方をしています。
足の形やトリックの癖など、「これが一番」、という紹介が出来ないのが正直な所ですが、今日は僕が現在履いている2足のLAKAIシューズのことを僕自身の感想を交えながら書いていこうと思います。
(貼りつけている写真のシューズは、僕が実際に履いているものですが、キレイにせずにあえていつも履いている状態で撮影しました。)
僕は大体、新品のシューズをすぐにスケボーに使用したりしません。どうしてかというのは、この後に紹介するLAKAI TELFORD XLKでお伝えしますね。
結論から言うと、同時進行で2足のシューズを履いていることになります。
1足は、スケボーに使用。
もう1足は、普段履き。
現在スケボーに使用しているのは、LAKAI GUY XLK Royal/Gum Suedeです。このシューズを選んだ決め手は、カラーです。キレイなロイヤルブルーにやられました。キレイな発色のカラースエードのスケートシューズは、最近どこのブランドも出していますが、人気の理由が分かります。僕は黒のスニーカーを履くことが多いのですが、この青空ブルーのLAKAI GUY XLKを履いていると気分が明るくなります。色で選ぶのもたまには良いですね。
シューズをスケボーに使用すると、シューズは消耗していきます。僕のLAKAI GUY XLKは、5回程度スケートに使用しましたが、やっぱり消耗してきました。
特に消耗するのは、オーリーの擦り上げの時にデッキテープと擦れる部分。デッキテープは紙ヤスリみたいなザラザラした素材なので、擦りつけていれば、シューズは削られることになります。ヘビーに練習するスケーターだったら、1ヶ月も持たずに穴が開いたりします。僕が履いたLAKAI GUY XLKの消耗具合は、下の写真のような感じです。
履き口周り、紐、右足の横側にダメージが集中していますね。これは、僕がグーフィースタンス(右足が前のスタンス)でオーリーをするためです。LAKAIのシューズを履いている時は、ほとんど誤差がなく、マークの先っぽ辺りに穴が開いてきます。おかげで、マークが刺繍してある厚い部分を擦ることになるので、LAKAIを履くと、他のブランドのシューズよりも長持ちします。穴が開く場所は、かなり個人差があると思います。
紐に関しては、全然切れないスケーターもいますが、僕はひどい時には1日で切れたりします。これも穴が開く場所と同じでスケーターそれぞれの癖があるという証拠ですね。この癖は、スケートシューズを選ぶ時の大事な基準にもなることなので、シューズを購入する時は、自分のシューズを見て、どこの部分が擦れたり、穴が開いているか見ておきましょう。そうする事で、
「ここが擦れているから、この部分に補強がされているモデルを選ぶ」
という選び方も出来ます。
最近はスケートシューズは、そのシンプルでオシャレなデザインから、スケーター以外からも支持されているので、スケーターじゃない人もよく履いています。スケボーカルチャーが多くの人に認められているということなので、僕としてはとても嬉しいです。でも、スケートシューズを見ればスケーターかそうではないかは一目瞭然です。リアルスケーターは、オーリーやトリックの練習でほとんどの人がボロボロのスケートシューズを履いています。僕は、ボロボロのスケートシューズを履いている人を見かけると、仲間を見つけた気持ちになります。
「お、あの人もスケーターだ。」
って感じで。デッキを持っていなくても、リアルスケーターかどうかが分かる部分、それがシューズのダメージです。
もう1足愛用しているのが、LAKAI TELFORD XLK。カラーは大好きなブラックスエードにホワイトソール。このカラーが一番スケートシューズらしくて好きです。デニムでもチノパンでもイケるキングオブスケートシューズカラーだと思っています。
TELFORDはまだスケボーには使用していません。約3ヶ月普段履きした結果、下の写真のような感じに。
スエードにシワが入ったり、毛羽立ちが出たりして、独特の味になってきて、とても気に入っています。スエードはオーリーの擦り上げの時の食いつきも良いですが、この特有の味が出てくるのが好きです。
そして、最初に書いた、
1足は、スケボーに使用。
もう1足は、普段履き。
このような履き方をする理由ですが、これは、TELFORDの商品ページでもお伝えしているのですが、新品のTELFORDは、
↑このような症状が出たりします。なので、スケート前に数ヶ月普段履きして、自分の足に慣らしておきます。この行動を僕は、「熟成」と呼んでいます。悪いところがなくなって、良いところだけが残るので、ワインやチーズの熟成みたいだと思ったから、そう呼んでいます。TELFORDに限らず、シューズを「熟成」させると、スケボーに使用した時にとても動きやすく、ケガも少なくなるので、同時に2足を履くということをしています。
約3ヶ月普段履きしたTELFORDは、下の写真のような感じになりました。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、自分の足の形や歩き方に合わせてシワが入っています。かなり自分の足にフィットするようになりました。
2足同時進行で履くという少し変わった履き方と、今、僕が愛用しているLAKAIシューズを紹介しましたが、いかがでしたか?2足同時進行で履くというのは、僕自身がスケートシューズのデザインを楽しみたいという思いもあるからなのです。
スケートボードのトリックというのは、とても繊細で、ほんの少しのズレや感覚の違いで失敗します。だから、スケートシューズは、シンプルにデザイン、設計されていることが多いのですが、それが、見た目のカッコ良さにもなっています。機能を追求した結果、カッコ良くなったというのが、男のアイテムらしくて良いですよね。
でも、スケートシューズは、毎日スケボーしてたら、あっという間に穴が開いて履けなくなってしまう。せっかくデザインがカッコ良いんだから普段履きとして、ファッションとして楽しみたい。だったら、足に馴染ませる期間を作れば、スケボーの調子も良くなるし、ファッションとしてのスケートシューズも楽しめる。そう思って、「スケボー用」と「普段履き用」の2足を用意して履いています。
スケートシューズは、機能や素材に気をつけるのも大切ですが、デザインで選んでみるのも、とても楽しいと思います。世界で最もシューズをボロボロにしているかもしれないのはスケーターです。どんどん自分流のこだわりを持って楽しみましょう。
この記事が、みなさんのスケボーライフの手助けになれば嬉しいです。ありがとうございます!