どうも!稲垣です。
今日は、スケートボードとアート・デザインの関係について、ちょっとだけ書こうと思います。
僕は、スケートボードがここまで多くの人に愛されて、そして、大企業やマスメディアに頼らずに成熟してこられた理由は、スケートボードの中に、アートとデザインがあるからだと思うんですね。
デッキやその他パーツが、単なる性能追求だったら、おそらくここまでスケーターを熱狂させてないと思います。もっと科学的なアプローチが多くなっていって、数字や競争が激しいスポーツになっていたのではないでしょうか?
スケートボードは、性能追求ではなくて、アートやデザインを楽しむ文化。これは、スニーカーやTシャツが多くの人に愛されているのにすごく似ているし、スケートボードは、この2つまでも取り込んでいるという奥が深すぎる文化です。トリックの追求に疲れたら、ちょっとだけ、スケートボードのデザインやアートに目をむけてみるのもオススメです。
そんでですね、スケートボードカンパニーのGIRLには、専属のアート・デザインチームがいます。
THE ART DUMPというチームで、彼らがGIRL、CHOCOLATE、ROYAL、LAKAI、FOURSTARといったブランドのデザインやアートワークを手がけています。
GIRLの共同経営者でハリウッドの映画監督でもあるスパイク・ジョーンズの盟友アンディ・ジェンキンスがチームのリーダーです。↓これは2人がGIRLカンパニーのミーティングでふざけている様子。
今季のGIRLやCHOCOLATEからは、THE ART DUMPチームのアーティストが手がけるCRAILTAP classics(クレイルタップ クラシックス)と名付けられたシリーズが発売予定です。
これは、GIRLやCHOCOLATEの往年の名作デッキを復活させるプロジェクト。
GIRLやCHOCOLATEのデッキは、当時からコレクターズアイテムにもなっていて、アメリカのe-Bayでは、高値で取引されたりもしています。
CRAILTAP classicsは、「このシリーズ、今からでは買えないのかぁ」と思っていたファンにとっては、すごく嬉しいシリーズになりそうです。
若い時は、アートワークが描かれたデッキをガリガリ削り、大人になって金銭的にも時間的にも心にも余裕が出てきたら、お気に入りのデッキをリビングや玄関に飾る。これって最高のスケートライフですね。
CRAILTAP classicsでは、CHOCOLATEのThe Sun Seriesを手がけたエバン・ヒーコックスのアトリエの様子とインタビューが公開されています。
このThe Sun Seriesは、豪華なシルクスクリーン印刷のポスターになって発売されます。ただいま予約受け付け中です。ちなみにこのブログを書いている段階では、ラスト1枚のみとなっています。気になるあなたは、予約ページをチェックしてみて下さいね。