どうも!稲垣です。
あけましておめでとうございます!
2018年最初のブログに何を書こうか、小1時間ほどコタツでゴロゴロしながら考えていたら、先日、ある質問が届いたので、それについての僕の考えを書くことにしました。
質問の内容は↓これです。
プロスケーターとアマチュアスケーターの違いは何ですか?
本気でスケボーを楽しんでいくなら、プロになったほうが良いのでしょうか?
東京都 Mさん
これは、もしかしたら、あなたも悩んでいることだったりしませんか?
すごく難しい質問ですよね。スケートボードだけで食っていけるほど市場が大きくない日本では、特に難しい質問だと思います。
僕は、これまでは、プロとアマチュアの違いっていうことに関しては、明確な意見がありました。それは、
という違いです。
ある仕事で食っていこうと思うと、やっぱり自分のためだけにやっていても食えない。
自分以外の誰かの役に立って、「お金を払ってでもお願いしたい」と思ってもらわないといけない。
この考えをスケートボードにも当てはまると、
誰かのために滑る
っていうのは、どういうことかというと、
具体的には、
っていうことになってきます。
プロスケーターは、ファンを熱くさせる滑りを見せたり、スケートボードのカッコ良さや魅力を伝えて、ブランドの売上を伸ばすために滑ることが仕事になってきますね。
ただ、スケートボードってアマチュアでもめちゃくちゃカッコイイスケーターがいたりするんですよね。
「なんでプロにならんの?」って疑問に感じるくらい上手いしスタイルもあるのに、プロにならない。
プロになることで、色々背負っちゃうと自分のスタイルで滑れなくなったり、ブランドやカンパニーのためにやりたくもない仕事をやらなきゃいけない時もあるっていうのが理由だったりするそうです。
それよりは、自分の好きなように滑っていた方が楽しいし、結果的には、ファンに良い滑りを見せることができる。
仕事として我慢しながら滑るべきか、自分が楽しんで滑るべきか。
どうしたら良いんじゃ!?
と多くのスケーターが悩むことだと思います。
昔の僕なら、
仕事としてお客さんのために滑るべきだ
と答えたと思うんですが、今は、
まずは自分が楽しんで滑るべき
だと思っています。
我慢しながらやってることって結局続かなかったりするし、スケボーで食っていく以上、続けていけることが大前提なので、やっぱり「楽しむ」ってことが一番大切です。
それに、プロスケーターの定義も、これからどんどん変わっていくと思うんですよ。
これまでは、ブランドに所属してシグネチャーデッキを出さないとプロスケーターじゃないって感じでしたけど、その形にこだわる必要もないと思います。
昔は、ブランドに所属してパートを撮影して、VHSテープで販売する以外に自分の滑りやスタイルを発信する方法がなかったけど、今は、発信すること自体は、誰でもできるし、お金もほとんどかかりません。
YouTubeやインスタグラムに滑りやハウツーなんかをアップして広告収入を得ても良いし、自分のパートをリリースしてスタイルを発信して、オリジナルのTシャツをインターネットショップで販売して収入を得ることもできます。
楽しみながら滑り続けていくことで、賛同してくれる仲間も増えていくから、もしかしたら、自分のブランドをスタートすることだってできるかもしれない。
今は、スケートボードに限らず、個人が自分のやり方で仕事をして食っていける時代になりました。
昔みたいに、我慢しながらなんとかやっていく必要はない。むしろ、楽しんでやっていける人の方が成功する確率が高い時代だと思います。
僕のショップHi5でも、2018年は、小さいけど楽しみながら、自分達がカッコイイと信じるスタイルを発信しているスモールカンパニーブランドを国内海外問わず取り扱って、少しでもサポートできたらいいなぁと思っています。
今年も一緒にスケボーを楽しんでいきましょう!応援しています!