LAKAIチームのデモを見に行ってきて感じたプロスケーターの凄さとチャレンジ精神

LAKAI トニー・ホークモデル PROTO

どうも!稲垣です。

9月23日に東京へ行ってきました!

目的は、スケートシューズブランドLAKAIのデモを見るため。

今回のLAKAIチーム来日は、スケボーの神様と呼ばれているトニー・ホークのシグネチャーシューズのプロモーション。

トニー・ホークは、ストリートではなくて、バーチカルスケーター。↓こういう滑りをするスケーターです。

なので、今回のLAKAIのデモも、ストリートよりもバーチカル中心。

日本では、バーチカルランプがある場所が少ないので、バーチカルスケーターが少ないし、見る機会も少ないです。

僕も、プロのバーチカルの滑りを見るのは初めてで、しかも神様トニー・ホークの滑りということで、かなり楽しみにしていました。

で、実際に行ってきた感想としては、

マジ神でした・・・。

↓これは、僕が撮影した映像です。黒いTシャツがトニー・ホーク。

トニー・ホークと若手のジミー・ウィルキンスのセッション。

50歳とは思えない飛びっぷりです。

スケボーの神様ってつもりで見ているので、普通に見てますけど、そのへんの50歳のおっさんがこれをやってると考えるとあり得ないですよね。

トニー・ホークのデモを見ていて感じたのは、

やっぱりプロはすごい

ということです。

自分でもビックリするくらい普通の感想なんですけど、大勢の観客を前にして、みんなが期待していることをしっかりとやってのけて、最後には、期待以上のことをして沸かせる。

スケートボードでお金を稼ぐプロスケーターっていうのは、ここまでできて初めてプロスケーターなんだなだと実感しました。

日本のプロスケーターのデモを何度か見に行ったことがありますが、「すげぇ上手い!」とは思うんですけど、その場にいる人をひとつにして、感動を与えるまでっていうのは経験したことがありません。

神様って、ハードルの上げ方としては、最高レベルの高さじゃないですか。

〇〇の神様って紹介されて登場して、何をやったら良いの?って感じがしそうじゃないですか。

でも、トニー・ホークは、長年スケボーの神様として紹介されて、必ずその期待に応えて、さらに期待以上のパフォーマンスを披露して、感動を伝えてきているんですよね。

本当にプロってスゴイなぁと感動しました。

そして、今回のLAKAIデモで感じたのが、チャレンジャーとしての姿勢の大切さです。

LAKAIは、数年前までスケートボードシューズブランドのビッグネームでした。

トッププロが沢山在籍して、人気もすごかった。

だけど、NIKEやADIDASといった大企業がスケートボードシューズに参入してからは、ライダーを引き抜かれたり、知名度でも、少しずつ後退しているように感じます。

そんな中で、トニー・ホークというビッグネームを加入させ、↓こんなぶっ飛んだデザインのシューズをリリース!

LAKAI トニー・ホークモデル PROTO
今、売れるスケートボードシューズを出そうと思ったら、こんなデザインのシューズは出せません。

売れることを考えたら、黒のスエードに白のソールというシンプルなシューズを出します。

でも、今のLAKAIが、他のブランドと同じようなシンプルなシューズを出しているようだと、NIKEやADIDASに勝つことはできないんですね。

LAKAIを立ち上げたリック・ハワードとマイク・キャロルは、GIRLというスケートボードブランドも経営しています。

GIRLは、今ではビッグカンパニーとして知られていますが、25年前は、友達のお店の倉庫からスタートした小さなカンパニーでした。

そこから、当時ではあり得ないチャレンジングなやり方で、人気ナンバーワンの地位まで上り詰めます。

今回のLAKAIのデモとトニー・ホークモデルを見て感じたことは、リック・ハワードもマイク・キャロルも、まだまだチャレンジしているなということでした。

一度トップになってその座から落ち始めると、そのままズルズルと下がり続けることがほとんどです。

まだ価値が残っているうちにブランドを売り渡してしまって、近所のスーパーでも売られるようになってしまったビッグブランドが沢山あります。

でも、リック・ハワードもマイク・キャロルもその道を選ばずに、さらにチャレンジすることを選びました。

二人ともトニー・ホークと一緒に来日して、一緒に滑り、ファンと交流していました。

他のメンバーが帰国した後も日本に残り、日本のスケートシーンや市場をチェックしていたそうです。

GIRLやLAKAIも大きくなったな、リック・ハワードもマイク・キャロルも大物だな、金持ちだな、安泰だな。と、周りは勝手に考えるけど、当の2人は、まだまだチャレンジャーだし、本当にスケートボードが好きなんですね。

トニー・ホークのデモを見ている時に、となりにリック・ハワードがやってきて、僕が履いていたLAKAIのシューズを見て、笑顔で話しかけてくれました。自分のブランドを本当に愛しているんですね。

チャレンジすること、トライすることは、スケーターにとって超重要だし、そんなスケーターっていくつになってもカッコいいんだなと実感できた1日でした。

今日は以上です!

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