スケボーは、一人で始めよう。孤独のすすめ。

スケボーは、一人で始めよう。孤独のすすめ。

どうも!稲垣です。

これからスケボーを始める初心者の人から届く質問で多いのが、

「周りに一緒にスケボーをする人がいません。一人で始めても大丈夫なのでしょうか?続けられるでしょうか?上達するでしょうか?」

という質問です。

完全に僕の個人的な考えで結論から言うと、

一人で始めた方が良い!

とさえ思っているほどです。じゃんじゃん一人で始めちゃいましょう。

お店としては、友達10人くらいで来店して、

「僕たち全員でスケボーを始めたいです。コンプリートデッキ10セットください!」

っていう感じだと、売上が伸びてすごく嬉しいんですけど、「友達みんなでスケボーを始めたい」っていう場合、ほとんどの人がスケボーをやめちゃうんですよね。

なんでかっていうと、そういう人たちって、ただ単に「仲間とワイワイやりたい」ためのツールとしてスケボーを選んでいるだけなので、他のことでも良かったりするんですよね。スケボー以外でワイワイできることが見つかったら、そっちの遊びで良い。あと、みんなでやろう!でスケボーを始めたグループの場合、誰かが「スケボーやめるわー」っていうと、みんなでやめちゃうし。

ていうか、ワイワイやりたいだけの理由だったら、スケボーなんて選ばないほうがいいです。難しいし、痛いし、大人に怒られるし。もっと手軽にワイワイできる遊びが、この世に沢山あると聞いています。

逆にスケボーを続けているスケーターって、一人でスケボーを始めて、最初は、近所の空き地でコツコツ練習していたっていう人が多い。コツコツ続けているうちに上達して、他の上手いスケーターと滑るようになって、仲間を増やしていくという感じです。

こういう人って、上手いだけじゃなくて、自分のスタイルを持っていて、カッコいい滑りをするスケーターが多いです。大げさに言うと、どこか少しアーティストだったりします。

スケボーは、アートだ!なんていう言葉を目にしたり耳にしたりしたことありませんか?

僕もスケボーはアートだと思ってます。アートの定義ってなんじゃ?ってことになるんですけど、「孤独にやる」っていうのが、定義の一つじゃないのかなと思っています。

世のアーティストと呼ばれる人たちって、例外なく孤独な時に作品を作り上げていると思うんですよね。歌手、ダンサー、画家、写真家、演出家、監督、脚本家、デザイナーなど、アーティストと呼ばれる人たちは、みんなで作品を作り上げているようで、実は、ほとんどが一人の時間に作品を作っています。カラオケやBBQの時に、友達とワイワイやって作品を作り上げたという人を、僕は聞いたことがありません。

スポーツをアートのレベルにまで美しくするアスリートもいますが、そんなアスリートも、必ず孤独に打ち込んでいる時間があります。チーム練習だけやって一流の選手になった人などいません。

スケボーも同じです。本気でスケボーをやりたい、スケボーを長く続けていきたい、スケボーのアート性が好きだ、と思っている人は、一人でスケボーを始めることをおすすめします。

仲間や家族とワイワイやるスケボーを否定しているわけじゃないんです。僕も仲間とワイワイ滑る時間が好きだし、そういう時に新しいトリックができるようになったりするし、スケートライフにとって、ものすごく大切な要素でもあります。

だけど、そういうスケボーのゴールデンタイムを生み出せるのって、普段は、孤独にスケボーに打ち込んでいるメンバーと滑るからなんです。ただ単に仲間とワイワイやっていたいだけの孤独を嫌うスケーターとワイワイやっていても、なにも生み出されないんです。

素晴らしい物語の主人公って、最初は一人じゃないですか。

たとえ一人でも行こうと決めた主人公の元にしか、最高の仲間は集まらないんです。

逆に、ダサい敵キャラとかって、いっつもクソみたいな仲間や手下とつるんでます。

あなたのスケボーの物語を最高のものにしたいなら、一人でスケボーを始めて、孤独を愛することをおすすめします。きっと最高の仲間に出会えるはずです。

一人で始めるとなると不安や疑問も多いと思うので、そんな時は、僕に相談してくださいねー。

今日は以上です!

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