どうも!稲垣です。
いつもブログを読んでくれてありがとう!
ここまで俺がしていたオーリーの前足のすり上げに関する勘違いをお伝えしてきたけど、今日は「その3」として、もうひとつの勘違いをお伝えするよ。
今までのオーリーの前足のすり上げに関する勘違いのブログを読んでいないあなたは、まずはそっちからチェックして、今日のブログを読んでみてね。
勘違いその1:https://hi5sk8.net/ollie-forefoot/
勘違いその2:https://hi5sk8.net/ollie-forefoot-2/
で、軽く前回のおさらいをすると、
「オーリーの時、前足は、すり上げていない」。なのに、どうして「すり上げろ」っていう教え方になったのか?
っていう疑問に答えた内容だったよね。
結論から言うと、「すり上げ」っていう教え方に間違いはない。
問題なのは、その言葉を勘違いしてしまうことにある。
「すり上げ」の「上げ」っていうのは、デッキを持ち上げるんじゃなくて、前足を上げるっていう意味。
デッキを上げるのは、後ろ足のテールを弾く動きで行って、前足は真っ直ぐに上げるだけ。
それなのに、俺は、前足の小指側とデッキテープの摩擦を使ってデッキを持ち上げようとして、逆にデッキが上がってくる力を消していた。↓コレが俺がやってた間違い。
前足をデッキに擦りつけているから、デッキに横方向の力が働いて、デッキが持ち上がる力を消してしまっていたんだ。
前足でデッキを持ち上げることはしないっていうのが、前回のオーリーの前足に関する勘違いの内容だったよね。
で、
今日は、「すり上げ」の「すり」の部分。
ここの感覚が分からなくて「オーリーのコツがつかめない!」と悩んでいたあなたにとって、大きなヒントになるから、絶対に最後までチェックしていってね。
前回の、オーリーの前足のすり上げに関する勘違い その2で、前足がデッキに触ってないのにドラム缶を飛び越えるオーリーの動画を紹介したよね。↓これがその動画。https://www.youtube.com/embed/sQDAlF0HQJA?start=012&end=025
よーく見たら分かるけど、前足のすり上げの動作の時に、すってないどころか、デッキに触ってもない!
この動画を見た時に俺は、
「すり」っていう言葉にワナがありそうだな。
って思ったんだ。
読みやすいように「すり」を平仮名で表示しているけど、漢字で書くと、「擦り」になる。
これは、「こすり合わせる」っていう意味の漢字で、やっぱりオーリーの時、前足とデッキは擦り合う状態になるのが正解。
でさ、俺達がオーリーを教えてもらったり、自分で調べたりすると、
「擦り上げろ!」
という風に習う。
「よーし分かった。擦り上げるんだな。」
と決意して、前足の小指側をズリズリとデッキテープに擦りつける。
来る日も、来る日も、とにかく擦り付ける。
その結果は、持ち上がろうとするデッキに余計な力を加えてしまって、逆にデッキが上がらなくなるという悪循環に陥る。
俺は、16年以上、ずーっとデッキに前足を擦りつけてきたよ・・・。
この擦りつけが、オーリーを低く、不安定にしてきたなんて・・・・。
でもね、気づいたんだ。
この「擦り」という動きを、俺達の方からデッキにやっちゃダメなんだ。
デッキ側が、前足に「擦りついて」くるようにするのがコツなんだ。
さらっと書いたけど、これはめちゃくちゃ大事なことだぜ。
スケーター側から擦りつけていくんじゃなくて、デッキ側から擦りついてくるようにする。
これからオーリーの時の正しい前足の動きを伝えていくけど、あえて画像では伝えないから、ひとつひとつを頭の中でイメージしながら読んでみてね。1つ読んだら、目を閉じてイメージするのがオススメ。
(1)後ろ足でテールを弾くと、デッキのノーズ側が持ち上がってくる。
(2)ノーズが持ち上がってくるスピードと全く同じスピードで前足を持ち上げる。
(3)前足にデッキが吸い付くように持ち上がって見える。
(4)ノーズが頂点に達した時、前足はデッキのノーズの先端にある。
これが、オーリーの時の前足のすり上げの理想的な動きだ。イメージ出来たかな?イメージできるまで、なんども頭の中で繰り返しやってみよう。
イメージがしにくい時は、映像をドンドン見よう。俺がいつもイメージに使っているオーリーの動画をいくつか紹介しておくから、良かったら見てみてね。
ここで、俺がよくやってしまう失敗もお伝えするね。
前足の持ち上げのスピードが、ノーズが持ち上がってくるスピードより遅いと、デッキが持ち上がる力を消してしまって、オーリーに高さが出ない。
俺の場合は、この失敗のパターンが多かった。
デッキが持ち上がってこないから、さらに前足の小指側をデッキに擦りつけてデッキを持ち上げようとする。そして、さらにオーリーが低く、不安定になっていくという悪循環。
逆に、前足の持ち上げのスピードが、デッキが持ち上がってくるスピードより速かったら、前足がデッキを飛び越えてしまう。
そして、デッキで股を串刺しにされるという男子にとって、最恐最悪な事故が起きる。
もしくは、デッキがコントロールを失って、右や左にブレてしまって、オーリーが曲がってしまうことになる。
前足の動きとデッキの動きのタイミングが合わないと、オーリーは失敗してしまうってことだね。
大事なのは、
デッキテープが軽く前足の小指側にくっついていて、しかも、スムーズに動くくらいの摩擦感。
これがオーリーの前足の動きの最大のコツ。
さっきのドラム缶超えのオーリーでは、前足はデッキから離れていたから、実はあまり良いお手本ではない。
でも、テールを真っ直ぐに弾いて、自分もキレイに真上に飛べていれば、前足とデッキが離れていても、オーリーはメイクできるってことだね。
前足の「擦り」についてお伝えしたけど、イメージできたかな?
俺がしていた勘違いは、自分からデッキ側に前足を擦りつけてしまっていた。
ってことだったよね。これは間違いで、
正しくは、デッキ側から前足に擦りついてくるようにする。
っていうこと。あなたも俺と同じ勘違いをしていたなら、今日から、頭の中のイメージを書き換えてみてね。
そして、↓この2つがオーリーの前足の超重要なコツ。
- 前足を上げるスピードは、持ち上がってくるデッキと同じにする。
- デッキテープが軽く前足の小指側にくっついていて、しかも、スムーズに動くくらいの摩擦感を意識する。
このコツを意識してオーリーをすると、マジでオーリーの感覚が変わる。
具体的に何が変わるかというと、
前足の突き出しが格段にやりやすくなる。
オーリーの時、デッキを地面と平行にするために必要な、「前足の突き出し」。
あなたはこれができなくて悩んでいたりしない?
俺も完璧にマスターできていないけど、「前足のすり上げ」に関する勘違いを修正したら、少しずつできるようになってきたよ。
ただ、「前足の突き出し」に関しては、言葉では言い表せないコツもあることが分かった。
次回は、オーリーの時の「前足の突き出し」の言葉では言い表せないコツについてお伝えするので、お楽しみに!
↑このスケボーには、オーリーが高くなる秘密があります。
オーリーをマスターするためには、練習の積み重ねが一番大切。
ということを分かっているのに、オーリーができないと悩んでいるあなたをサポートするスケートボードを作りました。一見普通のスケボーだけど、実は・・・
今日のブログはここまで。
もしもあなたもスケボーで困っていることや分からないことがあったら、どんどん質問を送ってください。
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あとは、質問する前に自分で考えて行動してみること。トライすることこそがスケーターライフそのものだからね。
トライして上手くできたっていうメッセージも大歓迎なので、ぜひ俺に教えてくれ。
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最後まで読んでくれてありがとうございます!
あなたのスケーターライフを応援しています。
一緒にスケボーを楽しんでいきましょう!
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