スケボーと人生の選球眼

スケボーと人生の選球眼

どうも!稲垣です。

今日は、人生の選球眼ということを書こうかなと思います。

選球眼っていうのは、野球用語。ピッチャーが投げたボールを見分けて、打ちにいって良いかどうかを見分ける能力のことです。

僕のお店では、30代以上の大人のお客さんが多いです。

最近では、スケボーも市民権を得始めていて、幅広い世代が楽しむものになってきています。

とは言っても、30歳を過ぎてスケボーを始めるっていうのは、それなりに勇気がいることだと思うんですよね。

なんでかっていうと、

もしも、スケボーが自分に合わなかったら、楽しめなかったらどうしよう。

という不安があるからです。

最初に言った、人生の選球眼がそうさせるんですね。

30年も生きていると、それなりに人生のバットを振ってきているので、選球眼が養われています。

なので、スケボーというボールを見て、打ちにいって良いかを考えるようになります。

10代、20代という経験が少ない時なら、ブンブンとバットを振り回せるのですが、30代以上となると、空振りは恥ずかしいし、ファールで逃げてる暇もないし、という感じで、できるだけ手堅くヒットを狙いたくなるものです。

スケボーを始める時に迷うっていうのは、人生の選球眼が養われている証拠なので、おそらく、今までに、スケボーのような文化に触れてきていなかったということだと思います。

僕のお店に毎週のように来てスケボーをしているアラフォーのスケーターは、1年くらいで、オーリーができてきたり、最近では、キックフリップやグラインドを練習していたりします。この上達速度を年齢から考えてみると、かなり早いです。

しかも、スケボーの文化にハマっているので、滑ること以外のことでも、スケボーを楽しんでいます。時間もお金も楽しく使っていて、僕自身もサポートをしていてスケボーショップ冥利に尽きます。

で、どうしてこのスケーターが、こんなにスケボーにハマれたのかっていうことを、彼との会話から考えてみると、スケボーというボールを振ったらヒットにできる選球眼の持ち主だったんですね。

スケボーをする前は、音楽が好きで、スケボーカルチャーと深くつながっているアーティストを聴き込んでいたり、長く洋服業界にいるから、ストリートファッションやスケートファッションを普段から着こなしたりしていました。

スケボーこそしていなかったけど、その先にいつかスケボーに繋がる点を描いていて、少しずつ繋げてきたんですね。

なので、彼は、スケボーを始めること自体には、迷いはなかったようです。タイミングや出会いがあって、必然的に、僕のお店に通ってスケボーを楽しんでいるという感じです。

スケボーを始める時に、迷う、不安を感じるという場合、おそらく、あなたは、スケボーというボールにバットを当てられることは難しいかもしれません。今までは見逃していたか、もしくは、別のボールを打ちにいっていたからです。もしかしたら、苦手なボールだったかもしれない。

なのに、なぜか、スケボーというボールを打ちたくなった。

興味本位で打ちにいってみても良いと思います。スケボーなんて失敗しても、3万円弱の失敗です。

気になっていたけど、やっぱりスケボーは自分には合わない

という選球眼を養える良い機会かもしれません。年老いて、体が動かない時に、やっぱりスケボーやってみれば良かったという後悔をなくすのに3万円弱なら安いのかなと思います。

だけど、適当に振っていたのでは、ボールを見極めることはできません。

なので、ボールをよく見て、慎重に、だけど、手を抜かず振ってみることが大切です。

真剣にやることが、人生の選球眼を養うただ一つの方法だと、僕は思っています。

下手くそでもいいから、最初から真剣にやってみる。そうじゃないと、さっきのアラフォーのスケーターのように、点と点を繋ぐことはできないと思うんです。

あなたにとって、スケボーは、もしかしたら、これまでとは違う人生の道に進む、全く新しい点になるかもしれません。

スケボーが最後の点になるかもしれないし、その先にまた新しい点を打つことになるかもしれない。

どちらにしろ、せっかくだから、やるなら真剣にやってみると良いかなと思います。真剣にやらないと、人生の選球眼は養われないし、点と点は、つながっていかないから。

選球眼の話と点を繋ぐ話がごちゃ混ぜになってしまって、あんまり上手なブログじゃなかったけど、今日は、以上です。

なるべく失敗がないように、初めてスケボーを買う時に、僕のお店では、↓こういうサポートをしています。

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