どうも!稲垣です。
あなたは、最近、↓こんな風に感じたりしていないですか?
- スケボーの乗り心地があんまりよくない
- もっと軽い力でトリックをやりたい
だとしたら、今日紹介するトラックは超おすすめなんです。
僕も実際に使ってみて、めちゃくちゃ気に入ってしまったトラックです。どんなトラックなのかを簡単にお伝えすると・・・
- 軽い。でも、軽すぎないのが魅力。
- 壊れにくい。
- 気持ちいいカービング。
というトラックです。
この3つの特徴が、
- どんな風にあなたの滑りに影響するのか
- どんな良いことがあるのか
- デメリットは?
っていうことをお伝えしていきますね。
まずは、今日紹介するトラックは、↓こちらです!
THUNDERトラックのTEAM TITANIUM LIGHT(チームチタニウムライト)です!
ん?サンダートラックのチタニウムライトならすでに知っとるぞ。ていうか持っとるぞ。と思ったあなた。違うんです。よーく見て下さい。TEAM TITANIUM LIGHT、チームチタニウムライトです。名前にチームが付いてます。
今までのチタニウムライトと何が違うかっていうと、ベースプレートの部分が違います。
↑この画像の赤い点線で囲んだ部分をベースプレートっていいます。サンダーのチタニウムライトのベースプレートは、通常のベースプレートよりも薄く、肉抜きして軽量化してあります。↓こんな感じになってます。
そしてハンガー部分。
チタニウムライトのハンガーは、超軽量で耐久性も高いチタニウム製のアクセルシャフトと空洞化して軽量化されたホローキングピンです。
サンダートラックのチタニウムライトは、ベースプレートもハンガーも軽量化されていて、スケボーのトラックの中でもめちゃくちゃ軽いトラックになってます。アクセルシャフトを軽くて耐久性も高いチタニウムにしたことで、超軽量なのに壊れにくいというトラックになっていて、発売以降、すごい人気のトラックです。僕も長い間使ってました。
そんな良いトラックならそのままで良いじゃん。って思うんですけど、スケーターってわがままというか、探究心が半端ないというか、軽すぎるのも困るっていうスケーターがいるんです。
オーリーってテコの原理を使ってやるトリックです。
↑オーリーの時のテコの原理は、こんな感じ。
なんで軽すぎるとトリックが難しくなるかというと、
軽いトラックだと、テールを弾いて持ち上がってきたデッキの重量が軽いので、すごく繊細な力加減が必要になるんです。球技とかでも、ボールが軽くなると逆にやりにくかったりするのと同じですね。小さい力でできるのは良いんだけど、今度は軽すぎて、スケーター側の力加減が難しくなる!
簡単な言葉で表現すると、
軽すぎるトラックを取り付けたスケボーは、デッキが足にくっついてくる力が弱い
っていうことになります。
重たいトラックだと、テールを弾くために強い力が必要だけど、ちゃんと弾いたら、デッキが力強く持ち上がってくれるので、足の裏にびたーっと吸い付く感じがします。
この足の裏に吸い付く感じって、スケボーのトリックにはすごく重要で、これが感じられないとトリックに安定感がなくなります。
チタニウムライトだと軽すぎる。もう少しだけ重たくしたいぞ。と考えたTHUNDERトラックチームのスケーターが思いついたのが、ベースプレートだけ重たくしてみるかってことだったんです。
このベースプレートの部分だけを、元の重たいベースプレートに変えてみた。
そしたら、ちょうどいい重量感が得られて、トリックがやりやすく安定するようになったと、そういうワケです。
しかも、このベースプレートは、チタニウムライトのベースプレートよりも1mm程度厚みがあって、トラックに少しだけ高さが出る。すると、カービング性能も良くなったんです。
チタニウムライトのベースプレートを元々の重たいベースプレートに変えたのが、チームチタニウムライトです!
チタニウムライトをちょうどいい重さとカービング性能に改善するカスタム。「こいつはいいぞ」ってことで、製品化されたのが、THUNDER TEAM TITANIUM LIGHT(サンダー チームチタニウムライト)なのです!
そんなの気になるじゃないですか。発売されてからは、「実際どうなん?」って僕も思っていたんですね。だけど、最近は、THUNDERからROYALに乗り換えてけっこう調子良かったので、どうしようかな~どうしようかな~と考えていたんです。
そしたら、THUNDERトラックの代理店の方がお店にいらっしゃって実物を見せて頂く機会があったんです。
実物を見ながら説明を受ける僕。
そして即座に「買います」という僕。
さっきの重量とカービングの説明を受けたら、そりゃあ使いたくなっちゃいますよ。
トラックの重量とカービングの感覚って、ブランドごとに全然違うし、デッキのウィールベース、ウィールの重さでも変わってきます。どっちもトリックの成功に大きく関わってくる大事な要素です。
僕は、ROYALの前は、THUNDERのチタニウムライトを使っていました。同じトラックなのに、重量とカービングの両方が改善されているとなると試さないわけにいかないんですよね。
で、実際に試してみました。
感想としては、シンプルにめちゃくちゃ良いです。
カービングは、マジで良くなってます。回転半径が小さいので、クイックに曲がれます。行きたい方向にクイっと動いてくれる感じ。最初は、「ん?けっこう柔らかい?」って感じだったんですが、すぐに慣れるし、ショービットみたいに前後のトラックの力加減のバランスを必要とするトリックなんかでは、デッキの反応が気持ち良いです。
重量感は、「重たくなった」という実感は全然ないんですが、デッキの持ち上がりが普通のチタニウムライトよりも力強いですね。小さい力でテールを弾いて、前足でしっかりコントロールできる感じです。
だけど、ROYALに比べるとかなり軽いので、同じ感覚でオーリーをやると前足でノーズを蹴飛ばす感じになって、ワンフットオーリーになっちゃいます。ROYALの時の前足の力を10とすると、7くらいでちょうどいい感じでした。
嬉しかったのが、ROYALに替えてから不調だったキックフリップが、軽い力で回るようになりました。これは軽さのおかげですね。足首のスナップだけでクルッと回ります。だけど、重量感もあるから、ちゃんとデッキが空中で足にくっついてきます。やっぱりフリップ系は、軽いトラックのほうが回しやすい!
デメリットとしては、「それでもやっぱりけっこう軽いぞ」ってことですね。
ROYALの時は、ガッツリと自分でデッキをコントロールしてるって感じでしたが、サンダートラックのチームチタニウムライトで同じ感覚でコントロールするとデッキが動きすぎます。
なので、テールを弾いて力を解放するだけですぐにオーリーになる感じ。ひとつひとつの動きをしっかりとやりたいっていう人は、もっと重たいトラックの方が良いかもしれないですね。体の動きをしっかりと意識したい人にはあんまりおすすめしないですね。感覚中心で軽く動きたい人には、超おすすめ。
まとめると、
- オーリーの時に動きを意識してやりたい人には、ちょっと軽すぎるかも。
- 感覚を重視して、軽くトリックをやりたい人におすすめ!
- スケボーが重たく感じてトリックがやりにくいと感じている人は、替えてみる価値あり!
- デッキを太くすると重たくなっちゃうんじゃないかなと不安な人は、デッキを太くすると同時に、トラックもチームチタニウムライトに変えれば、重さは心配無用っす。
- フリップ系のトリックを練習している人で、軽量トラックを試していない人にもおすすめ!
- 筋力や体力が衰えてきたオッサンスケーターは、僕と一緒に使いましょう(^^)
という感じです。
トラックは、滑りやトリックに直結するパーツなので、無理に替えなくても良いと思うけど、
- そろそろトラックを替えようかと考えていた
- サンダーを使ってみたい
- とにかく何かを変えてみたい
- デッキを太くしたら重たくなって調子悪い
- チタニウムライトだと軽すぎる
っていう人は、ぜひ試してみることをおすすめします!
僕は、幅のサイズ148をゲットしました。重さは、1個で312gでした。
使ってたROYALは、幅が5.25っていうサイズで、362gです。チームチタニウムライトの方が幅が5mmも広いのに、50gも軽いです。前後で100gも軽くなります。ワイドでも重たくならないので、安定感と軽さの両方ゲット!
147/ハイ:294g(1個)
148/ハイ:312g(1個)