トリックを見て、スケボーを見ず。(木を見て、森を見ず)

トリックを見て、スケボーを見ず。(木を見て、森を見ず)

どうも!稲垣です。

木を見て、森を見ず。っていう言葉があります。

小さなことに気を取られていると、大事なことを見逃すぞっていう戒め的な言葉なんですけど、

スケボーを楽しめないとか、スケボーを始めてもすぐにやめてしまう人って、まさに、木を見て、森を見ずになっちゃってるのかもなぁと思う時があります。

木を見て、森を見ずを、スケボーに言い換えるなら、

トリックを見て、スケボーを見ず

になると思います。

代表的なのが、オーリーにとらわれてしまって、「オーリーができない イコール スケボーは楽しめない」になっちゃうパターン。

まずは、オーリーをマスターしてしまえば、全てが解決する。オーリーさえできれば、ハンドレールもステアーも飛びまくりじゃん。って感じで、ずーっと止まったままのオーリーを練習しているパターン。

このパターンのスケーターは、正直に言うと、スケボーが上手くならないし、カッコ良くならないし、なにより、楽しくなさそう。

僕もオーリーっていうトリックが大好きだし、スケボーをしている限り追求する価値がある大切なトリックだと思うんですけど、オーリーが全てを解決するってことはないんです。

そもそも、オーリーができるようになるためには、プッシュやマニュアルやショービットやターンっていう基本的な動きが超重要だし、止まったままオーリーできても、それに何の価値があるのか?って思うんです。

スケボー初心者が、他のトリックをろくにやらずに、ずーっと止まったままのオーリーの練習をしているのは、野球で言えば、新入部員が、ずーっとティーバッティングでホームランを打つ練習をしているのと変わらないです。

そんなことしている新入部員がいたら、めちゃくちゃ不安だし、「おい、野球というのは、もっと楽しいものだぞ」と教えてあげたくなりますよね。

人生を考える時でも、人って、お金、見た目、地位、名誉、友達の多さ、出身地、学歴っていう、小さいものをどれだけゲットできるかっていうゲームを始めちゃって、「得ても得ても、全然楽しくない!幸せじゃない!」っていうことになったりしていると思うんですよ。

そういう勲章をいくら集めても、人生ってあんまり楽しくなくて、ぼんやりとしていて形はハッキリしていないし、手に入れられるのかどうかも分からない大きなことを感じられた方が良いのかなと思ったりします。

それじゃあ、大きい意味でのスケボーってなんじゃ?ってことになってくると思うんですけど、これは、もう人それぞれだし、時代によって変わるだろうし、それを語るのは、ちょっと野暮というか、そんな気もします。

ただ、あんまりオーリーばっかりに気を取られずに、スケボーに乗って、色んなところに行ってみたほうが良いよっていうのが、今の僕ができるアドバイスです。

今日は以上です!

GIRLデッキ20%オフキャンペーンは、今日で終了です。ぜひこの機会に!

GIRLデッキ一覧ページへ>>

SNSでフォローする