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どうも!稲垣です。
スケボー楽しんでる?
12月に入って、いきなり寒気が日本中を覆って、各地で雪が降りまくってたけど、あなたの街はどうだった?
俺が住む富山は、けっこうな量が降って、平野部でも30cmくらい積もちゃって、しばらくスケボー出来なかったんだよね。
どうしても滑れない時は、諦めてスケボーDVDをチェックして、イメトレしてるんだけどさ。
スケボーの映像を見てて、ふと思ったんだよね。
「スケボーって、難しいから面白いんだな。」
って。
オーリーの練習をコツコツとやっているあなただったら、きっと分かってくれると思うんだけど、最初の頃って、スケボーって一向に浮いてくる気がしないよね?
基本中の基本のプッシュでさえ、最初はヨチヨチ歩き。生まれたての鹿みたいに、ヒザがガクガクしちゃうよね。
俺の元へも、
「オーリーが出来ません。何かアドバイスを下さい。」
「オーリーは難しいですね。」
っていうメッセージが届く。本当にそうだよね。オーリーは難しい。
「本当は、何かすぐに出来るコツや秘密の練習方法があるんじゃないか?」って疑ってしまうくらいに出来ない時もある。
でも、この難しさこそがスケボーなんじゃないかって考えたらどうかな?
誰が言った言葉かは分からないんだけど、名言をひとつ紹介するね。
楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はドーナツの穴を見る
どう?ドーナツが食べたくなったよね。クリスマス仕様で、ドーナツを10個くらい重ねて食べたりしたら最高だよなー。あなたは、クリーム派?チョコ派?
Bunches and Bits {Karina} via photopin cc
って、ドーナツの話で盛り上がるブログじゃなくて、
「ドーナツを見るか、ドーナツの穴を見るか」、あなたはどっちを見る?
ドーナツという食べ物を見た時に、
「ユニークなお菓子だな。しかも美味しそう。」
と思うか、
「なんで穴が開いてるの?食べられる量が少なくなるじゃん!」
って思うかの違いってことなんだよね。
「俺、ドーナツって、穴の分損した気がするから、嫌い。」
っていうのは、ちょっとつまらないよね。形や味を楽しんだほうが良いもんね。
これをスケボーに置き換えると、
「スケボーってカッコイイ。しかも楽しそうだ。」
と思うか、
「スケボーは難しい。もっと簡単だったら良かったのに。」
って思うか。
スケボーの難しさから逃げて、練習方法やコツばかり探していても、オーリーは出来るようにならない。
まずは、「難しい」ということを前提にして、さらにそれを楽しんだ方が良さそうじゃない?
スケボーに限らずどんな物事も、良い面と悪い面がある。
その悪い面を失くすと、途端にその物事の魅力が失われてしまう。
ゴールの高さが、2メートルのバスケットボール。
無敵のスーパーマリオ。
苦くないコーヒー。
時速50kmのF1レース。
どれも、まあ安全に誰でも楽しめそうだけど、全然面白そうじゃないよね。
スケボーにとっては、「難しい」というのは、なくてはならないモノ。
オーリーが、スケボーを手に入れたその日のうちに、誰にでも出来るモノだったら、世界中の大人がアホみたいに夢中にならないからね。
もしも、あなたが、スケボーの難しさを感じているとしたら、それは、スケボーの魅力に気づいているってこと。スケーターライフを生きている証。
いつでもそれを感じながら、トライしていれば、必ずオーリーも出来るようになるよ。
スケボーが難しくなくなったら、それはけっこうヤバイ。っていう話でした。
あなたのスケーターライフを応援しています!
ケガに気をつけてスケボーを楽しんでね。