クソみたいなスポーツ

クソみたいなスポーツ

どうも!稲垣です。

今日のブログのタイトル、少し過激な感じがするかもしれません。

スケートボードはスポーツなのか、スポーツじゃないのか。こういう議論ってみんなしていたりすると思うんですよね。

僕も昔は、「スケボーはスポーツじゃねぇ!」とか思っていた時もありました。

最近は、スケートボードがオリンピック競技になったり、公共のパークが沢山できたり、企業が協賛してパークを作ったりして、スケートボードが社会や大人たちに認められたり、応援されたりしています。

スケートボードを楽しむ環境が整うのはとても良いことだし、多くの人に理解されるのも良いことです。

良いことなんだけど、正直言って、「大人たち、スケボーのことなんも分かってねぇわ」っていう気持ちもあったりするんですよね。オリンピックに決まったからっていきなり、「メダル目指して頑張ってるの?」みたいに聞いてきたり、悪気はないのかもしれないけど、そんなつもりでスケボー始めたわけじゃないし、マジでメダルに興味ない。

暖かい目で見られるのは良いことなんだけど、「急に応援されても・・・」みたいな。「俺達はやってること何も変わってないのになぁ」って思っちゃいます。もちろん、応援されるのは嬉しいです(^^)

これからスケートボードは、もっと一般的に知られるものになっていくと思います。オリンピックがきっかけで採点基準なんかが普通の人にも知られていくと、普通の人でも、スケーターの優劣を判断できるようになるかもしれない。点数で勝ち負けが決まるサッカーや野球のように。

だけど、

デッキに乗って、トリックにトライして、バックサイドだとか、フロントサイドだとか、スイッチだとか、ノーリーだとか、手が上がらないだとか、めっちゃ腰履きだとか、ルーズトラックだとか、ロン毛なのに髪を結ばないだとかっていう、パっと見ただけでは違いに気づかない部分にこだわって滑ってきたスケーター達にしか分からない価値とか面白さが、スケートボードにはある。僕はそんな風に思ってます。

そんなのその辺のおっさんやおばはんには絶対に分からないですよ。スケーターだけが分かる特権は、これからも残っていくと思うし、残っていって欲しいなぁ。

ってことを考えて作ったHi5オリジナルのTシャツが近々発売されます。↓これがそのデザインです。

SPORTS LIKE SHIT Tシャツ

SPORTS Like shit.(スポーツ ライク シット)。クソみたいなスポーツ。

マジメな書体のSPORTSに、手描きのLike Shit.をかぶせてあります。

この言葉をスケートボードに向けるのか、スケートボード以外のスポーツに向けるのか。着る人の考えや気持ち次第で変わる言葉だと思います。

僕の今の気持ちでは、「スケートボードって、スポーツとしてはクソみたいだけど、最高なんだよなぁ」という感じです。

だけど、もしかしたらいつかは、「スケートボード以外のスポーツなんてクソだ」って思うかもしれない。

きっと、スケートボードにトライしないと生まれないスポーツに対する価値基準があるのだと思います。もう二度とそれを知らなかった時には戻れないわけだし・・・。

今回、何型かオリジナルTシャツを作ったのですが、1型くらいスケーターだけが着られるTシャツがあっても良いかなと思って作りました。

オリジナルTシャツは、完全予約生産となっています。

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