スケーターとして、子供だましはしたくないという話

スケーターとして、子供だましはしたくないという話

どうも!稲垣です。

こないだある人が、こんなことを言っていたんです。

「絵本って、どうして線画で描かれたようなクオリティの低いものが多いんだろうか。大人が見ても面白いものじゃないと、子供は楽しくないんじゃないか?」

と。

これ、ホントにそうだなぁと思うんですよね。

「子供だまし」という言葉があります。

これって、大人が「子供はこれくらいで良いだろう」という手抜きをするときに使う言葉です。

だけど、大体、子供はだまされません。

子供は、ダメなものへの反応が正直です。「細かいことは分からんけど、クオリティ低い!」っていうのをすぐに判断します。大人みたいに「コスパはいい」とかそういう感覚がないので。

 

僕は、「スケーターとして、子供だましはしたくないよなぁ」といつも思っていて、子供用に簡単になっているスケボーとか、オーリーなどの本格的なトリックができないようなスケボーもどきは、絶対に販売したくないし、すすめたくもないです。

たまに、子供が足を前後に振って進んでいくスケボーみたいなのに乗っているのを見かけます。

あれもスケボーだと思っている人も沢山いるんですけど、あれは、完全に子供だましだと思ってます。

だって、大人になってもやってる人見たことないです。もしかしたらいるのかな?僕の周りには、一人もいないです。

子供も、小さい時に少しハマってやるけど、いい歳こいてきたらやめちゃいます。

「僕、これを小学生の時からずーっとやっていて、技術を磨いているんです!」なんていう高校生に出会ったことない。

なんでかっていうと、大人が楽しめるものではないから。スケボーっぽいけどスケボーじゃないから。

大人は、子供はこれくらいの方がいいだろうと勝手に簡単にしたり、いらんものを付け足したりするんですけど、スケボーには、そんなこと必要ないと思います。

大人がやっても最高に楽しいスケボーを、最高に楽しいまま子供に伝えていきたいっすね。

なので、お店に来たキッズスケーターにも、

「プッシュが一番大切!キックフリップは、オーリーがちゃんとできてから!」

とアドバイスしています。ちゃんとトライしたほうが、スケボーは絶対に楽しいからね。

今日は以上です。

 

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