どうも!稲垣です。
最近、お店の前でプチオーリーレッスンみたいなのが始まることが多いです。
ミニランプを滑りにきて、その後、お店の前でオーリーの練習をする。その時に、僕がオーリーについて、あーでもないこーでもないとアドバイスしているうちに、レッスンみたいになっていたりします。
僕は、今、ヒザの治療中なので、実際にやってみせることが難しいので、どうしても、あーでもないこーでもないという感じのアドバイスになってしまうんですが、良いヒントになることもあるみたいです。
そんなプチオーリーレッスンで最近よく言っているのが、
オーリーの動きの順番について
です。
オーリーっていうのは、一言でいうとオーリーなんですけど、↓これだけの動作がつながっているトリックです。
ざっくりと5個の動作があります。
色んな初心者スケーターのオーリーを見ていると、この2番めの「飛ぶ」のところで誤解があったりするのかなと思ってます。
飛ぶ時に、両足ジャンプ?片足ジャンプ?と分からなくなったことありませんか?
実際、僕も意識していなかったので、「え?オーリーって両足ジャンプ?片足ジャンプ?」って感じで分からなくなったことがあります。
正解は、両足ジャンプですね。
ただ、ジャンプというよりは、「下半身を引き上げる」意識ですね。
普通のジャンプだと、上半身も上に移動すると思うんですけど、オーリーの場合は、頭の高さは、立っているときと同じです。
頭の位置を変えずに、下半身だけを引き上げます。縄跳びの二重跳びに近いかなーと思います。
そんで、オーリーは、両足で飛ぶんですけど、厳密には、前足の方が先に動きます。
さらっと書いちゃったんですけど、これ超重要なので、もう1回伝えます。
オーリーの時は、両足ジャンプするんだけど、厳密には、前足が先に動きます。
「何を言うとるんじゃ・・・」という感じだと思うんですけど、ここで自分のオーリーを頭でイメージしてみてください。
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前足が先に動いてます?
もしかしたら、完全に同時だったり、後ろ足(テールの弾き)が先に動いてたりしません?
だとしたら、テールがキレイに弾けない原因は、飛ぶ時の足の動きの順番を間違えている可能性があります。
オーリーの時にデッキが空中に飛ぶ力「上昇力」は、前足では作れません。上昇力は、テールを弾いた時の力を利用します。
↑この画像の左側の時、前足がデッキに乗っていたら、力は弱くなっちゃいますよね?
テールを弾いたときに、前足が一切デッキに乗っかっていないようにしたほうが、テールは強く弾けるはずですよね?
極端にやるなら、先に動かした前足に、あとからデッキのノーズをぶつける感じでやってみても良いと思います。
これは、極端にやってみてコツをつかむ方法なので、実際には、前足とデッキは、触れてるか触れていないかくらいがベストです。
前足の動き出しとテールの弾きは、現象としては同時だけど、実際の意識としては、前足が先に動き出さないと、テールを弾く力が弱くなってしまったり、まったく弾けないということになってしまいます。
「前足はすり上げる」という言葉は、完全なミスリードで、ほとんどの人は、前足とデッキの摩擦でデッキを上に持ち上げると解釈してしまっているんですね。
僕もデッキの高さは、前足のすり上げで作るものだと思って、20年もオーリーしてきました。だけど、これは間違いで、実際には、前足は、デッキにほとんど触れていないくらいで大丈夫です。
テールを蹴っても、全然デッキは浮かばないとか、テールの弾いた音が弱いっていう場合、おそらく、前足が邪魔をしています。
極端でも良いので、まずは前足を先に上げてから、テールを弾く練習をやってみてください。
テールが力強く地面に叩きつけられる感じを覚えたら、少しずつ、前足を上げるタイミングを遅らせていって、前足とデッキが離れていないけど、デッキの上昇を邪魔していないタイミングを見つけるように意識していってみてくださいね。
今日は、以上です!