オーリーは、空振りから始めよう。

どうも!稲垣です。

スケボーを始めたばかりで、オーリーの練習をしている人がよくしている勘違いというか、誤解というのがあると思ったので、今日のブログでは、そのことについて書こうと思います。

スケボーって、ぱっと見、めちゃくちゃダイナミックじゃないですか。

ブワーッと飛んで、グルグル~とデッキが回って、バチーンと着地したりします。

そのイメージからすると、オーリーをする時って、力いっぱい動いたほうが良さそうな感じがします。

だけど、オーリーを始め、スケボーのトリックって、ダイナミックとは対極にある動きだと、僕は思うんですよね。

僕も若い時は、とにかく力いっぱい動いたほうが高くてカッコいいオーリーができると思ってました。

だけど、ダイナミックに力いっぱい動けば動くほど、気持ちいいオーリーができないんですね。

逆に、「いかに力を抜いて正確にやるか?」って意識でやったほうが、キレイで高いオーリーができます。

力を入れると、動きは遅くなる

オーリーって、一瞬で色んな動作をやらなくてはいけないので、スピードがすごく必要です。僕も、オーリーを練習している初心者に、

「もっと速い動きが必要だよ。スピード大事だよ。」

ってアドバイスします。

それを聞いた初心者は、「よっしゃ!」って感じで、速く動こうとするんですけど、逆に動きが遅くなったり、ぎこちなくなったりします。

これは、速く動こうとすることで力が入ってしまうからです。

実は、力をいれると、体の動きは遅くなります。速く動きたいなら、力は抜くべきなんですね。

抜くべきなんですけど、やっぱり力が入ってしまうし、力を抜くと、オーリーの時のテールの弾きが弱くなってしまう気がする。

テールは強く弾いたほうが良いはずだから、やっぱり力を入れよう!って感じで、力いっぱいオーリーをやる。

その結果、重たくて低いオーリーの繰り返しになるという悪循環におちいってしまいます。これを回避するためには・・・

オーリーは、空振りから始める

力でなんとかしようとするオーリーを続けていても、たまに高いオーリーができた気がしたり、実際に高い障害物を飛び越えられたりしますが、それは、間違いなくまぐれです。

スケボーに必要なのは、高さじゃなくて正確さなので、まぐれのオーリーができていても、上達は難しいです。

なので、僕は、テールの弾きは、空振りから始めたほうがいいと思っています。

テールが地面に当たらないくらい力を抜いたオーリーをやって、少しずつテールを地面に当てていく。

自分が一番気持ちよくフワッと飛べる力加減を探るように、少しずつテールを蹴る力を強くしていく練習方法が良いのかなぁと思います。

力を抜いて、テールの弾きを感じよう

僕も完璧にオーリーができているわけじゃないけど、気持ちいいオーリーって、僕たちが思っているよりも、全然力がいらないです。

垂直跳びで思いっきり飛ぶような力は必要ないです。

感覚で言うと、バスケットボールでドリブルする時くらいの力加減です。

実際、キレイにテールを弾けた時は、デッキはバスケットボールみたいに浮かび上がって、足の裏にくっついて見えます。

オーリーの完成には前足の動きが重要だけど、まずは、前足を休ませて、テールを気持ちよく弾く練習から始めてみてください。

今日は以上です!

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