どうも!稲垣です。
最近、僕のもとに届く相談の中で、
「オーリーの次にマスターすると良いトリックは何ですか?」
っていうのが多くなってきました。
オーリーをマスターして次のステップにいく人が増えてきたってことなんですかね。
オーリーは、奥が深いトリックなので、プロスケーターでも「完璧にマスターしたとは言えない」って言ってたりします。なので、やり続けようと思ったらいつまでもやれるトリックです。
かといって、ずっとオーリーしているのもつまらないですよね。せっかくなら次のステップにどんどん進んでいったほうが良いと思います。
これだけ飛べたらオーリーはマスターしたっていう基準はないんですけど、個人的には、30〜40cmくらいをミスなく何度でも飛べるくらいになったら、次のトリックに進んでも良いかなぁと思います。
相談も多くなってきたので、しばらくは、オーリーの次にマスターしたいトリックをお伝えしていきます。
初回の今日は、↓このトリック。
フロントサイド50-50グラインド!
50-50は、フィフティ・フィフティと呼びます。
前のトラックと後ろのトラックの両方を縁石やレールにハメて進んでいくトリックです。
映像では、高さ30cmくらいの縁石を使ってますが、最初は、10cmくらいでも良いと思います。低くてもグラインドは楽しめます。
パークにある縁石なら滑りやすいくてトライしやすいですね。
近くにパークがないっていう場合は、カーブボックスをDIYで作るのもオススメです!
どうして、オーリーをマスターした後に50-50グラインドをオススメするのか?
キックフリップや180でも良いじゃないか、と思うんですけど、僕は絶対に50-50グラインドをオススメします。
なんでかっていうと、
50-50グラインドができると、一気にストリートスケート感が増すからです!
オーリーをマスターするまでって、地味な練習の連続じゃないですか。
なんにもないところでバッタンバッタン飛んだり、空き缶とか三角コーンとかっていう目標に延々と向かっていったり。
「自分はいつになったら、YouTubeやDVDで見たスケーターみたいにカッコ良くなれるんだ・・・」
とスケボーがつまらなく感じたりもします。
だけど、50-50グラインドの練習は、めちゃくちゃ楽しいんですよ。
最初はなかなかトラックで縁石を削る感じが分からないんですけど、少しでも削りながら進もうものなら、
うおぉおおおおおぉおおおぉぉぉ!!!
ってなります。マジです。
こ、こ、これがスケートボードの楽しさなのかぁああぁぁぁぁ!!
って興奮すること間違い無しなんです。大げさに表現してると思いますか?僕は始めて50-50グラインドをメイクした時は、マジでこんな感じでしたよ。1人で練習していてできるようになったんですけど、ガッツポーズとっていたし、声は出さなかったけど、心で雄叫びをあげてました。
明日紹介する予定のボードスライドも、ストリートスケート感が出るんですけど、縁石を削っている感じがある分、50-50グラインドの方が気持ち良いです。
しかも、オーリーと50-50グラインドができたら、パークやストリートの楽しみ方が一気に広がります。
オーリーで障害物を飛び越えてから、縁石に50-50グラインドをするっていうような、ちょっとしたラインも撮影できるようになります。
「どれくらい上達したらストリートに出てスケボーできるんだろう?」
って思っている人は、50-50グラインドを目指してみてください。そこまでいくと、一気にスケートボードの可能性が広がりますよ。
50-50グラインドは、フロントサイドとバックサイドの2種類があります。
という違いです。たまにバックサイドの方が簡単っていうスケーターもいるんですけど、とりあえずフロントサイドの方がやりやすいです。バックサイドは置いておいて、まずはフロントサイドにトライしてみてください。
50-50グラインドは、シンプルで初歩的なトリックだけど、スピード、高さ、姿勢などで自分のスタイルを表現できるカッコイイトリックです。
僕は50-50グラインドが一番好きなグラインドトリックなんですけど、好きになった理由は、Quim Cardona(クイム・カルドナ)っていうスケーターの滑りを見てからですね。
クイム・カルドナは、キレイな滑りをするわけじゃないんだけど、シンプルなトリックをめちゃくちゃかっこ良く見せるスケーターです。
何度見てもカッコイイっす!あ〜スケボーしてぇ!
明日は、オーリーの次にマスターしたいトリック その2として、ボードスライドを紹介します!