どうも!稲垣です。
これからスケボーを始める人からよく聞かれる質問が、
「ウィールが違うと何が変わるんですか?」
という質問です。
ウィールには、硬さ、サイズ、形に違いがあって、それぞれに特徴があって、もちろん、ウィールが違えば乗り心地も変わります。
ただ、これからスケボーを始める人だと、あんまり細かい違いは分かりにくいというか、ウィールに初心者用っていうのはないので、一番定番的なタイプを買っておくのが良いです。
僕のお店で初心者の人におすすめしているのは、
- 硬さ:99DU
- サイズ:52mm
- 形:クラシックシェイプ
です。これを基準に、少しずつ自分に合うウィールを探していくのが良いのかなと思います。個人的に一番おすすめなのは、SPITFIRE FORMULA FOUR 99DU CLASSICです。
サイズは、小さいとスピードが出にくくなるけど、安定感が増すし、軽くなって回転系トリックがやりやすいです。大きくなると、スピードが出やすいし路面が悪くても進みやすくなります。
SPITFIREのFORMULA FOURは、すごく良いウレタンを使っていて、すり減りにくく、パンクしにくく、長持ちします。本当にパンクしないので、助かります。熱による変形にも強いので、安定した滑りになってくれますよ。
↓実際にSPITFIREのFORMULA FOURがどれくらい耐久性があるか実験した映像。
そんで、硬さは、最近、99DUよりも硬い、100DUや101DUも人気があります。
↑これは、SPITFIRE FORMULA FOURの101DUです。
僕は、101DUを使ってます。理由は、ちょっとゴツゴツしたアスファルトだと、99DUよりも、101DUの方がスピードを出しやすいからです。
柔らかい99DUの方が悪路では良さそうなイメージですが、101DUのほうが変形しにくく進みやすいです。
ただ、パークやランプのようなツルツルした路面だと、101DUは、スリップしやすかったりします。99DUの方がグリップが効いて粘ってくれますね。
ストリートやランプで滑るなら、99〜101DUで、クルージングでスムーズに滑りたいなら、80DU以下という感じですね。
で、一番判断が難しいのが、ウィールの形ですよね。
この辺はかなり細かい違いなので、ハッキリと体感するためには、相当滑り込んだスケーターじゃないと難しいのかなと思うんですが、基準だけでもお伝えしておきます。
クラシックシェイプっていうのは、↓こういう形です。
丸みを帯びていて、接地面積が少なめですね。
↓これがコニカルシェイプというやつです。
ちょっと角ばっていて、接地面積が広いですね。
コニカルシェイプは、クラシックシェイプに比べて、角が地面に当たって、カーブやターンの時にグリップが効きやすいです。ただ、接地面積が広い分摩擦が大きくなって、スピード性能では、劣ります。
直線的な動きがメインのストリートで滑っている分には、あんまり変わりないかなぁと思うんですけど、ターンを多用するコンクリートボウルやスピードが出やすい広いパークだと、違いが出てきますね。
最近は、内側と外側の形が違う↓こういうシェイプも出てきています。
SPITIFIRE LOCK-Insというウィールです。パークもストリートも両方滑るっていうハイブリッドなスケーターが増えてきているので、その要望に答えた形ですかね。
僕の周りには、クラシックシェイプじゃないと嫌やーっていうスケーターもいたりするし、新しいシェイプをどんどん試しているスケーターもいます。
スケボーって、実はデッキよりも、ウィールやトラックの方が滑り心地やトリックに影響するので、追求していく価値はあると思いますよー。
今日は以上です!