スケートスポットを守るという考え方

どうも!稲垣です。

スケボーを始めると、「スケートスポット」という言葉を聞いたり見たりすることが多くなります。

直訳すると、スケボーができる場所という意味になると思うんですけど、きっとあなたの街にもいくつかスケートスポットがあると思います。

スケートスポットというのは、スケートパークとは違います。

スケートパークは、スケートボードを楽しむことを目的に作られたもので、スケートスポットは、元々は、単なる空き地や公園です。

スケートボードのために作られたものではない場所にスケーターが目をつけて、スケートスポットにしていきます。

このスケートスポットは、実は、かなり短命であることが多くて、ほとんどの場合、永遠にスケートスポットであることは難しいのです。

スケボーは、楽しみ方を間違えたりすると一発で迷惑行為になります。なので、スケーターのマナーが悪いと、スケートスポットは、スケボー禁止になってしまいます。

他にも、区画整理や新しい建物を建てるってことになって消えてしまったスケートスポットもたくさんあります。

もしも、地元にのんびりとスケボーを楽しめるスケートスポットがあるとしたら、それは、これまでスケーターが周囲と上手くやってきたということで、素晴らしいことだし、奇跡的なことだと思います。

スケボーは、サーフィンほどローカルを守る要素が強くないと言う人もいるけど、僕は、他の街で滑るときは、かなり気を使います。もしかしたら、地元のルールというものがあって、自分の行動でスポットを潰すことになってしまうこともあるかもしれないから。

初めてのスケートスポットで滑るときは、できれば地元のスケートショップに寄って、色々聞いてからのほうが良いのかなと思います。

世界レベルで有名なスケートスポットというのもあります。

サンフランシスコのピア7やサードアンドアーミー。今はなくなってしまったフィラデルフィアのラブパークなど。

行ってみると、世界のトップスケーターだらけで、並のスキルと精神では、滑ることもできないって聞いたことがあります。

ロンドンのサウスバンクというスケートスポットも世界有数のスケートスポットのひとつです。

一度は、スケートビデオで見たことがあるスポットだと思います。傾斜がついた縁石と調子良さそうなバンクが特徴。雨でも滑れるというのがうらやましい!

これまでに沢山の名トリック、名スケーターを生み出してきたスケーターの聖地的存在のサウスバンクは、一時、取り壊しの危機にありました。

スポット自体が観光地であること、スポットの上にある施設の建て替えなど、いくつもの理由が重なったためです。

ですが、サウスバンクには、今日も沢山のスケーターが滑っています。

先日のGIRLとKODAKのロンドンツアーでもサウスバンクで滑ってましたね。

今でもサウスバンクがスケートスポットとして残っていられるのは、LLSBという団体のおかげです。

LLSB サウスバンク

LLSBは、Long Live South Bankの略で、サウスバンクをこれからもスケートスポットとして残していくために立ち上げられたスケーター達の団体です。

行政や企業からの理解を得るための活動はもちろん、寄付金集め、ブランドやスケーターとのコラボレーションから得られた売上をサウスバンク保全のために使うなど、非営利団体として活動しています。

僕は、今、自分がスケボーを楽しめているのは、これまでにトリックやスタイルを生み出した先人たちのおかげだと考えています。

スケートボードは、ルールブックもマニュアルもないカルチャーです。誰かに無理強いされるわけでも、教育されるわけでもなく伝えられてきたスケートボードというものを、これからも残していきたいなぁと思っています。

そのためにお店としていくつかやるべきことを決めているんですがLLSBのアイテムを取り扱うこともその一つです。スケートカルチャーの端っこにいても、一員であることに変わりはありません。

LLSBのアイテムを購入することで、世界中のトップスケーターが集まり、新しいトリックやスタイルを生み出すサウスバンクの保全につながります。

今回は、ADIDAS SKATEBOARDINGとのコラボジャケットとゴンズことマーク・ゴンザレスの手書きメッセージがプリントされたTシャツが入荷しました。

LLSB x ADIDAS SKAKEBOARDING JACKET LLSB SAFE PLACE ゴンズ Tシャツ

どちらもLLSBからしか発売できないエクスクルーシブで特別なアイテムです。よかったらチェックしてみてください!

LLSBのアイテムをチェックする>>

 

SNSでフォローする