最悪から始めて、最高に向かうスケボー。

最悪から始めて、最高に向かうスケボー。

どうも!スケボーショップHi5の稲垣です。

今日は、完全にポジショントークです。

スケボーショップの経営者としての考えなので、

「そりゃ、あんたはそんな風に考えるだろ」

と感じる人もいると思います。

でも、お構いなしに書きます。

スケボーって、お金の使い方としては、良いものだと思うという話です。

 

お金って、不思議な道具だなと思います。

1万円札を食べても美味しくないしお腹いっぱいにはなれないし、下手したら病気になります。だけど、1万円とお寿司を交換することができます。

それ自体には、価値がないけど、みんなが同じように価値があると信じているから価値があるという、幻みたいなものです。

人間は、人生のほとんどの時間をお金を稼ぐことに費やします。

稼いだお金で色んなものを買います。

お金の稼ぎ方と使い方が、その人の考え方だったり、人生そのものだったりすることもあるんじゃないかなと思います。

僕も、これまでにお金を稼いで、そのほとんどを使ってきました。銀行口座の残高以外のお金は、全て使っています。

その中で、自分が後悔したお金の使い方と良いお金の使い方を思い返した時に、スケボーは、良い買い物だったなぁと思っています。どうして、スケボーが、良い買い物だったのかということは、後から書くとして、まずは後悔したお金の使い方を書きます。

僕にとっての、後悔したお金の使い方、悪いお金の使い方というのは、

満足度が時間と共に下がっていく物を買うこと

です。

僕の場合は、若い頃にファッションが大好きで、洋服を買い漁っていた時期がありました。

とにかくアホみたいに買いまくっていたんですが、その時に買って、今も大切にしている洋服は、1枚もありません。もちろん、「あの洋服を買って良かった」と思い返すこともありません。

買った時が最高潮に満足度が高まっていて、時間とともに、まさに秒単位で満足度が下がっていきます。

家や車みたいに、ローンを組んで買ったものが、時間と共に満足度が下がっていくと大変だと思います。

満足度が下がりきっていても、毎月のローンの支払いがあるので、「自分は一体何にお金を払っているのだ・・・」という気持ちになりそうです。

 

以前、世界的に有名な投資家が女性から質問された答えが最高でした。

女性:「私は、若くてキレイなのに、投資家の方達に見向きもされません。投資家は、儲かる会社を見る目はあるのに、女性を見る目がないのでは?」

投資家:「成功している投資家というのは、時間と共に価値が高くなっていくかどうかを重視します。そういう意味でいうと、若さというのは、秒単位で価値が失われていくものです。私は、あなたが時間と共に価値が高くなっていく魅力を身につけられることを願います。」

若さを武器にすることは、自ら秒単位で弱くなっていくことを選ぶことなので、戦略としては最悪だと、この投資家は言っています。老いや時間から逃れられる人は、この世に一人もいません。

ということで、お金の使い方としては、

買った時の満足度が低くても、少しずつ満足度が上がっていくものを買うことが良い

ということだと、僕は思っています。

という点でスケボーを評価してみると、まさにそうなのではないかなと思うんです。

スケボーを買って、初めて乗ってみた時って、難しすぎて、気分的には、「買って損した!」とまで思う人もいるかもしれません。

損したとまでは思わなくても、「イメージしていたものと違う!」「難しすぎる!」と感じる人が多いと思います。

僕も、初心者の頃の自分を思い出すと、こんなに難しいものをよく続けてきたなという感じです。

スケボーって、スタート時点が一番満足度が低いと思ってください。

最近スケボーを買ったけど、なにもできなくて面白くない、という人も安心してください。

かならず、満足度グラフが上を向き始める時がきます。

個人差があると思いますが、僕は、3年目くらいからスケボーの面白さを実感して、今では、中毒者です。

スケボーが手に入れた時が最高に楽しくて、そこから満足度が下がっていくものだとしたら、こんなに大勢の人が楽しむ文化にはならなかったはずです。もっと、お金持ちをターゲットにしたビジネスになっていたはずです。

スケボーって、温故知新の文化というか、最新よりもクラシックを認める傾向にあります。

これは、車や洋服や音楽のビンテージ文化に似ていて、年を経るごとに満足度が高まっていくものの特徴です。

逆に、お金を使った瞬間が最高潮で、秒単位で満足度が下がっていく文化というのは、最新モデルをガンガン売りつけてきます。高級車や高級時計は、その傾向が強いなぁと思います。

スケボーは、初めが一番退屈かもしれません。ファストでインスタントな満足感を得ることができないものなのです。滑るたびに新しい発見や楽しみが見つかって、少しずつ満足度が高まっていくものです。

だからこそ、スケボーを始めるっていうのは、お金の使い方としては、最高なんです。逃れることができない時間を味方にして楽しめます。

コスパや映えなんかよりも、もっと大切な何かを得られる買い物になると思います。

今日は以上です!

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