スケボーは、子供の時からやらないと上達しない説!?

スケボーは、子供の時からやらないと上達しない説!?

どうも!稲垣です。

最近、相談される内容で気になるものがあります。それは、

「やっぱりスケボーは、子供からやってた方が上手くなるんですか?」

「自分は、スケボーを始めるのが遅すぎたのでしょうか?」

というもの。

この相談、お店でもメールでもけっこう多いです。

最初にハッキリ言っておくと、そんなの全然関係ないっす。

パークに行くと、自分より小さいキッズスケーターが、自分には絶対にできないようなトリックをバンバン決めているのを見て、

「あ〜、やっぱりスケボーは子供の方が上達早いんだな。」

「自分も、もっと早くスケボーをやっておけば良かった・・・」

と凹んでしまう。

これ、ちょっと厳しい言い方すると、単に自分が上達しない理由を年齢のせいにしているだけじゃないかと思うんですよね。

歳を取らない人はこの世にいないので、「スケボーは、子供の時から始めないと上達しない説」が有効なら、自分にも必ず当てはまる。ちょうどいい言い訳ができるぞ。下手な自分に納得できるぞ。そんな感じがしちゃいます。

人間は、自分が思っていることと現実にギャップがあると、必ずそのギャップを埋める理由を探し出すか、勝手に自分で作り出したりします。↓例えばこんな感じに。

ぶどうが木になっている。食べたい。でも手が届きそうにない。「あのぶどうは酸っぱいから食べなくて良かった」と自分を納得させてあきらめる。

「スケボーは、子供の時からやらないと上達しない説」をどうしても立証したい気持ち、僕にもよく分かるんです。

オーリーって本当に難しいトリックで、できるまでは、1ミリも成長した感覚がなくて、もしかしたら、下手なまま半年や1年過ごすってこともあったりしますからね。

どんなスポーツも1年やったらある程度できるようになるのに、オーリーって何も上達しないまま1年が経つなんてことが普通にあったりします。なので、

こんなに頑張っているのに上達しないわけがない!絶対に自分ではなんとかできない原因があるはずだ!

ということになって、「スケボーは、子供の時からやらないと上達しない説」にたどり着く。

だけど、子供が上達するのと自分が上達しないことは、まったくの無関係です。

キッズスケーターでも、上達しない子も沢山いるし、30代からスケボーを始めてオーリーをマスターする人だっています。

もしかしたら、子供のほうがスケボーが上達しやすい何かがあるのかもしれない。だとしても、自分がオーリーが上達しないこととは、やっぱりまったくの無関係です。

僕はこれまで、オーリーというのは、完全に感覚でやるもの、繰り返し練習している間に少しずつ上達していくものと考えていましたが、それは間違いでした。

オーリーは、コツをつかむまでは、まったくできないです。なので、トライするだけでもかなり厳しくて難しいトリックです。

だけど、オーリーの動作には、全てそれをやる理由があって、誰にでも再現できるトリックです。

半年以上オーリーにトライしているのに、まったく改善も上達もできていないのは、おそらくオーリーというトリックがどういうものか分からないまま、がむしゃらに動き続けているからだと思います。そんな時は、

  1. オーリーっていうのがどういうトリックなのかを理解する
  2. 自分がどこを間違えているかを知る
  3. 修正と改善をする

ということをやっていきたいですね。

最短でオーリーをマスターするために、絶対に知っておきたいことしシリーズ」では、オーリーというトリックをできる限り感覚ではなくて、理屈でお伝えしています。ぜひチェックしてみてください(^^)

あなたのスケートライフが最高に楽しくなるように応援しています!

今日は以上です。

 

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