どうも!稲垣です。
スケボーを始めたばかりのスケーターや、僕のお店でスケボーを購入して頂いたスケーターに必ず力説していることがあります。それは、
1にプッシュ!
2にプッシュ!
プッシュをマスターしないと、スケボーをやめることになっちゃうよ。
ということです。
もしかしたら、「またプッシュの話か」と思っている人もいるかもしれないんですけど、本当にプッシュは大切なトリックなんです。
僕の20年の経験では、プッシュをマスターしていない人は、スケボーをやめていく率が高いし、続けていたとしても、あまり上達していない人が多いです。
逆に、プッシュをいち早くマスターしたスケーターは、ぐんぐん上達していくんですよね。
いや、確かにプッシュって退屈な感じするし、「プッシュもトリックなん?」と疑う人もいたりします。
だけど!本当に!マジで!お願いだから!プッシュに向き合って練習したほうがいいっす。
それに、プッシュをマスターするだけで、スケボーがめちゃくちゃ楽しいんですよ。浮いてるのか浮いてないのか分からん止まったままのオーリーなんかより5000倍楽しいのが、プッシュなんです。
それじゃあ、そんなに大切なトリックであるプッシュ。どんな風に練習すると上達が早いのかって言いますと、
一番効果的なのは、長距離をプッシュすることです。
家の前の数十メートル、パークの数百メートルを直線で往復していても、プッシュはあんまり上達しないです。
できれば、キロメートル単位でプッシュするのがおすすめです。
僕がスケボーを始めた時代って、今みたいにパークがなかったので、スケボーをやるってなると、移動手段にするっていうのが、目的の第一位でした。
なので、プッシュなんてろくにできないヨチヨチの時から、みんないきなり街に出てプッシュしてました。僕の場合は、車で15分くらいかかる勤務先まで、スケボーで通ってました。
そのおかげで、プッシュのマスターは、比較的早かったと思います。ひと月かからないで、全速力のプッシュができるようになってたし、ランニングプッシュもすぐにマスターできました。↓ランニングプッシュ
僕のスキルでも、20年以上スケボーを楽しめたのは、早い時期にプッシュをマスターできたのが大きいと思うんですよね。
大したトリックができなくても、スケボーさえ持っていたら、どこでも楽しいって感じになっちゃったので。
かといって、いきなり通勤や通学をプッシュにするっていうのは、ほとんどの人にとっては、ハードルが高いです。
なので、おすすめの方法としては、広いパークに行って、直線じゃなくて、ぐるぐると曲がったりしながらプッシュする。止まらずに、10分とか延々とプッシュするっていうのが良いです。
そんな大きなパークないし、行っても自由にできないっていう場合は、スケボーしても怒られない公園とかで、ぐるぐるとプッシュする。ここでも直線じゃなくて、できれば、曲がったりしたいです。
そんな公園ない!っていう時は、直線になっちゃうけど、車が通らない川の土手とかを延々プッシュするっていうのも良いと思います。
川も土手もない!車が通る!っていう場合は、そうですね、近所の車が通らない広い場所、近所迷惑にならない広い場所を見つけて、長い距離をプッシュする方法を考えて練習しましょう。
滑る場所を見つけるっていうのも、スケーターにとって、すごく大切な行動です。根気強くあきらめないで、滑れそうな場所を探していきましょう!
お店で色んなスケーターに「プッシュだ!プッシュだ!」と連呼していたら、プッシュでお店まで来るようになったスケーターがいたりして、そういう子たちは、やっぱり上達が早いし、スケボーの楽しさにハマっていく感じがします。
プッシュを短期間でマスターしたいなら、長時間、長距離のプッシュです。
チクタクもショービットもオーリーも後回し。まずはプッシュしましょー!
今日は以上です。
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