どうも!稲垣です。
今日も、「最短でオーリーをマスターするために、絶対に知っておきたいこと」の6つからお伝えします!
今日は、4つ目の「スタンスはできるだけ広くしよう」です。
このブログでお伝えしているコツをマスターできたら、あなたのオーリーは劇的に改善します。必ずチェックしてくださいね。
オーリーを大前提から考えてみると、スタンスが広いほうが、オーリーは安定するし、形もキレイになります。
↓この図を見てみてください。
前足が、ノーズの先端にあったほうが、同じ力でも、オーリーが高くなります。支点が高くなるからですね。なので、できる限り、前足は、デッキのノーズまで動かしたいのです。
だけど、スタンスが狭いということは、ノーズの先端までの距離が長くなるということになります。
狭いスタンスからオーリーをしようとすると、前足を長く速く動かす必要があるということなんですね。
なので、スタンスを狭くすると、オーリーが安定しなくなります。
スタンスが狭い初心者の人のオーリーが不安定なのは、スタンスの狭さが原因のひとつです。
ということで、スタンスを広くしたほうが、オーリーは安定します。
だけど、初心者スケーターは、どうしてもスタンスを狭くしてしまいます。なぜ?
お店に来る初心者スケーターにオーリーをしてもらうと、ほとんどの人がスタンスが狭いです。
実は、僕も2年前くらいまでは、まぁまぁ狭いスタンスでした。
よくよく思い返してみると、スケボーが上手い人って、スタンス広めの人が多いんですよね。
僕もこれまでに何度かスタンスを広くしてみようと頑張ってみたんですけど、ついつい狭くなってしまう。
なんでなのかなぁと試行錯誤したり、オーリーのやり方を変えていって分かったことが、
テールを引き弾きしているから
だったんです!これけっこうヤバイ事実ですよね。
前回のブログで、「テールの引き弾きをやめよう」とお伝えしたんですけど、テールを引き弾きしていると、スタンスが狭いほうがテールを弾きやすいんです。
なので、テールの引き弾きは、2重の意味でよくないってことになりますね。もはや蟻地獄。やればやるほどキレイで高いオーリーから遠ざかってしまうのです。
「よっしゃ!分かったぞ。そしたらスタンス広くしてテールを真下に弾けばいいんだな!」
って感じで、やってみると・・・
まったくできないんですよ。
僕もマジで苦しみました。動きがめちゃくちゃ窮屈になって、まったくテールを弾けなくて、結局、すこしずつ引き弾きに戻っていってしまうんです。
上手いスケーターやプロは、どうやって広いスタンスでテールを真下に弾いているんだろう?と、色んな映像を見まくった結果、ものすごいコツを見つけてしまったんです。
↓このオーリーハウツー映像を見てみてください。
1分19秒からのオーリーをよく見てください。よーく見てください。見ました?何か気づきました?
テールを弾く前に、スケボーを少しだけ前方向にズラしているの分かりますか?分かるまで何度も見てみてください。
そしたら、次に↓このオーリーハウツーを見てください。
2分19秒からのオーリーを見てみてください。よーく見る!じーっと見る!
スケボーを少しだけ前方向にズラしていますよね?
あなたはこの動きを意識したことありますか?
僕は、この間まで、やったことも聞いたこともなかったです。
だけど、よく考えてみると、普通にスケボーに乗っている状態から、テールを弾こうとすると、必ず引き弾きになっちゃうんですよね。
最初に、このスケボーを前方向にずらすのをやってみた時は、まったくできませんでした。
体と脳が動きを拒否しているんじゃないかっていうくらいできなかったです。多分、人間にとってかなり不自然な動きなのだと思います。
こんなにできないなら、狭いスタンスでテールを引き弾きしたほうがマシだと思ったこともあったんですが、我慢して練習を続けてみました。
そしたら、少しずつですが、スケボーを前方向にずらして、テールを真下に弾けるようになってきたんですね。
そうすると、↓こういう変化が起きてきました。
と、自分のオーリーに良い変化が沢山起きたんです。
スタンスを広くして、テールを真下に弾くと、劇的にオーリーがキレイになります。
このやり方で高さを出すためには、練習を重ねていく必要があるんですが、スタンスを広くして、テールを真下に弾くだけで、あなたのオーリーも劇的に良くなります。マジです。
さっき紹介した動画を何度もみて、
スケボーを前方向にずらして、テールを後ろ足の真下に持ってくる
という動きをあきらめずに練習してください。
最初は、まったくできないと思うんですが、あきらめずに練習してください。絶対にできるようになるし、できるようになると、本当にオーリーがキレイになります!
お店に来るスケーターにもこのやり方を伝授しているのですが、なかなかマスターするのは大変そうです。
でも、何回かに1回は、キレイにテールを弾くことができたりして、その時は、キレイにフワッとスケボーが浮かんでいます。
力いっぱい飛ぶ間違った高いオーリーをやらずに、確実にテールを真下に弾く感覚をマスターしていってくださいね。応援しています!
次回は、「オーリーが曲がってしまう」というスケボー初心者を悩ます症状の正体が分かったので、そちらをお伝えしますよー。お楽しみに!
今日は以上です。