オーリーがまったくできない時にやるべきことは、これしかない。

どうも!稲垣です。

今日は、「最短でオーリーをマスターするために、絶対に知っておきたいこと」の6つ目をお伝えします。

  1. テールを弾いた力がどんな風に変化していくか
  2. 前足でデッキは持ち上げられない
  3. テールの引き弾きは、今すぐやめよう
  4. スタンスはできるだけ広くしよう
  5. 前足の突き出しは、ヒザから下を使う
  6. コツやアドバイスを聞いても、できる気がしない時には?

オーリーのコツやアドバイスを聞いて実際にやってみても、まったくできる気がしない、体が動かないということってないですか?

コツやアドバイスを頭では理解できるけど、実際にやってみると、その通りにできない。

こういう場合、おそらくオーリーの練習を続けても、できるようにはならないです。

オーリーに限らず、チクタク、マニュアルという基本的なトリックでバランスを崩してしまったり、デッキがどっかに飛んでいってしまったり、すぐに足を下ろしてしまうような場合、やるべきことはひとつしかありません。

プッシュです。

特にマニュアルで完全にバランスを失って転んでしまったり、前のウィールを地面から全く浮かせられない場合は、プッシュの練習が全然足りていないです。

スケボーを始めたら、オーリーをやりたい気持ちは分かるし、別に練習をしても良いんですけど、最初は、練習する時間の大半をプッシュに使うようにしたいところです。

短い直線距離を往復していても、プッシュの練習にはなりません。

1、2回地面を蹴ってスケボーに乗る。というプッシュを繰り返しても、プッシュの練習にはなっていないです。

できれば、数百メートル単位の長距離をプッシュしたいです。

何度も何度も地面を蹴って、どんどん加速していけるようなプッシュを目標に、長距離のプッシュを練習しましょう。

スピードを付けられるようになったら、グニャグニャ曲がってみたり、180度旋回してみたりするのもバランスを養う練習になるし、楽しいです。

最近、僕が止まったままのオーリーばかり練習している人には、こんな風に言っています。

「それって、野球で言ったら、初心者がホームランの打ち方を練習しているようなものだよ。」

野球をやるからにはホームランを打ちたいけど、野球の楽しみは、それだけじゃないし、ホームランの打ち方を習得するためには、基本が必要ですよね?

スケボーも同じで、止まったままのオーリーの練習をしていても、スケボーは上達しません。

それに、オーリーは、コツをつかむまでは、一生できないトリックです。100回練習したからといって、必ず上達するかというと、そうではありません。

人間は、自分がやったことに対して、何かしらの反応やフィードバックがないと、継続していけないし苦痛を感じる生き物です。無意味なことを淡々と続けさせる拷問があるくらいです。

止まったままのオーリーを続けていても、ほとんど得られることはないし、基本ができていないので、コツをつかむこともおそらく永遠にやってきません。結果、スケボーが楽しくなくなってやめてしまいます。

だけど、プッシュやマニュアルというトリックは、やったらやった分だけ積み重ねることができるトリックなんです。練習したら必ず上手くなります。100回練習したら、100回分のスキルアップを感じられるトリックです。

オーリーのやり方、コツ、アドバイスを聞いても、全くできそうにない場合は、まだオーリーにトライするのは早すぎます。

まずは、プッシュで移動するスケボー本来の楽しさを味わってみてください。

スケボーの原点は、サーフィンにあると、僕は思っています。

僕はサーフィンをやったことがないけど、上手いスケーターを見ていると、サーフ感、波乗り感を感じます。まるで街やパークをまるで海のように、スムーズに気持ちよさそうに乗りこなしています。

オーリーというトリックをマスターするためには、土台が必要です。最短でオーリーをマスターしたいならば、まずはプッシュを最短で覚えてしまいましょう。これが一番の近道です。

今日は以上です!

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